【DeNA】611日ぶりの勝利でバウアーが「アイラブヨコハマ~」 中4日で129球8回10Kの熱投

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DeNAのトレバー・バウアー投手(34)が611日ぶりの勝利に喜びを爆発させました。中4日で広島との6回戦に先発し、8回を2安打1失点で抑える快投を見せました。150キロを超えるストレートとナックルカーブで打者を翻弄し、10奪三振を記録しました。129球を投げたのは日本での自己最多で、23年8月25日の中日戦(バンテリンドーム)以来の勝利を手にし、チームを今季初の同一カード3連勝に導きました。

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試合終盤、バウアーが意地を見せました。1点リードの8回1死三塁の場面で、広島の田村をナックルカーブの3連投で空振り三振に仕留めました。続けて羽月もナックルカーブで空振り三振を奪い、「最大のピンチを無事に切り抜けて本当に嬉しい」と語りました。

7回を投げ終わり113球だったバウアーは、その裏の打席に向かい、会場からは歓声が上がりました。三浦大輔監督(51)は「120~130球は投げられると思っていた。試合展開も考慮した総合的な判断です」と続投を指示しました。その期待に応え、バウアーは8回を1失点に抑え、熱投でチームを3連勝に導きました。

22日の阪神戦で7回4失点から中4日でのマウンドでしたが、「過去10年間、中4日で投げてきた。睡眠や栄養、リカバリーをしっかり分析している」と自信を見せていました。試合前の言葉通り、調子は上向きで、初回に先制点を許すも、その後は球のキレやスピードが増していきました。「ナックルカーブを信じて投げたら調子が上がってきた」と振り返りました。

松尾とのバッテリーも良好で、試合中のイニング間には通訳を介さずに意思疎通を図ったといいます。8回のナックルカーブ連投は息の合ったプレーでした。「首を振ることなく、松尾は配球やブロッキング全て素晴らしかった」と感謝の言葉を述べました。

今季4戦目での初勝利に、ヒーローインタビューでは「アイラブヨコハマ~」と声を上げました。先日、自身のYouTubeチャンネルの登録者が100万人を超え、「非常に光栄で、動画が少しでも役に立てば嬉しい」と語り、さらなる目標である優勝や沢村賞をファンと共に目指す決意を示しました。【鳥谷越直子】

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