【阪神】森下翔太「最初のタッチは外れていた」“神の手”で勝利を引き寄せる

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驚愕の結末が訪れました! 阪神が「神タッチ」を決め、今シーズン4度目の4連勝で首位を堅持しました。甲子園での「伝統の一戦」でした。両チームが無得点で迎えた8回2死1・2塁の場面で、森下翔太外野手(24)が技術を駆使してホームタッチに成功しました。大山悠輔内野手(30)の遊撃正面へのゴロがイレギュラーして内野安打となり、その間にボールが弾かれると一気にホームベースを狙いました。捕手の甲斐によるタッチを巧みに避け、決定的な得点を得ました。チームは2カード連続で勝ち越し、宿敵である巨人とのゲーム差を5.5に広げました。

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まさに執念の瞬間でした。これこそ神の手と言えるでしょう。森下は野球選手としての本能で、五角形のホームベースを求めました。最初の重要な1点は、劇的な走塁によって生まれました。「一瞬の出来事で…必死でした。最初は触れていなかったので、諦めずにもう一度試みました。何とかホームベースに触りたい、それだけでした」。背番号1は興奮でいっぱいでした。

0-0の8回2死1・2塁で、大山選手の遊撃への打球がイレギュラーしました。泉口選手の体に当たり二塁方向へ。二塁走者の森下選手は即座に本塁突入を決断しました。タイミングは完全にアウトでした。

しかし、彼の粘り強さが光りました。甲斐選手のタッチを大きく右に回避しました。左手は届かなかったが、一度タッチを回避してから再びホームベースに突進しました。ミットが伸びてきましたが、タッチの瞬間に左手を素早く引っ込めました。「とっさの判断でした」。ミットを空振りさせ、その勢いで体を捻り、一塁方向から右腕を伸ばしてホームベースに触れました。判定がセーフに覆りました。

一度はアウトの判定が下りましたが、藤川監督がリクエストしました。長いリプレー検証の結果、セーフと判断されました。興奮を抑えきれない森下選手は声を張り上げて喜びを表現しました。大竹投手も顔をほころばせ、ベンチの選手たちも歓喜に沸きました。

「自分はノーヒットで(8回は)四球を選びました。輝選手がチャンスを作ってくれたので、それをしっかり活かせてよかったです。1点で勝負だと思っていたので、後半出てくるジャイアンツの投手陣はかなりの強者ばかりです。点を取るのが難しい状況なので、本当に良い結果でした」

重要な1点、大きな勝利です。大竹投手は完封ペースで8回まで進めましたが、最後に見事に報いることができました。

今シーズン4度目の4連勝。2位広島とは4ゲーム差のままですが、巨人には5.5ゲーム差をつけました。打点ランキングを走る森下選手はお立ち台で誓いました。「本当にピッチャー陣に助けられています。明日は野手で勝ちたいと思います」。彼の走塁は、ファンに大きな声援を送らせた瞬間でした。【柏原誠】

▽阪神の田中内野守備走塁コーチ(三塁ベースで腕を回し、森下の決定的な走塁を導く)「森下がよく走ってくれました」

○…BS朝日の中継で解説を務めた阪神の岡田彰布オーナー付顧問(67)が、8回の判定に関する審判団の動きに苦言を呈しました。阪神森下選手の本塁アウトの判定がセーフに覆った後、巨人阿部監督が抗議し退場となりました。岡田顧問は「審判も状況をマイクで説明すればいいのにね。説明があれば監督も退場しなかったでしょう。こういうときは説明が必要です。アウトやセーフの場面ではありませんから」と指摘し、場内で詳細な説明があれば、事態は変わっていた可能性があると強調しました。

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