【ヤクルト】引き分けで自力優勝の危機逃れ 高津監督「よく踏ん張った」

自力優勝消滅の危機に立たされたヤクルトですが、試合が引き分けに終わり、その危機を回避しました。延長12回に及ぶ4時間8分の熱戦は2ー2の同点で幕を下ろしました。高津臣吾監督(56)は試合後、「序盤の野手の奮闘と、週のスタートから活躍した6人のリリーフ陣、勝利には届きませんでしたが、負けることなくここまで来られたことは大きい。良いゲームだったと思います」と選手たちを称えました。
試合の始まりから良い流れをつかみました。1回2死三塁の場面で、オスナが左前に先制のタイムリーヒットを放ちました。「初回からチャンスがすぐに来たことで、慌てずに打つことができました」と振り返りました。さらに、2試合連続の完封負けを打破し、チームとしては19イニングぶりの得点を記録しました。また、1回2死一塁の状況で、山田が1カ月ぶりに5番に起用され、右越えのタイムリーツーベースで続きました。
先発の吉村は7回を投げ、7安打2失点と粘りのピッチングを見せました。4回と6回にソロホームランを浴びましたが、ランナーを出してからはしっかりと耐えました。8回以降は星、荘司、大西、矢崎、木沢、石山と継投し、広島に追加点を許しませんでした。
今年23年以降、マツダスタジアムでは3勝23敗3分けと鬼門のこのスタジアムで、よく耐え抜きました。