【巨人】阿部監督、逆転の機運を打ち消した“無謀な走塁”に苦言「攻撃的だけでは済まされない」

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反撃ムードを消してしまう“無謀な走塁”が痛恨の結果となりました。巨人は首位の阪神との初戦を1点差で惜しくも敗北。6回には坂本選手の適時打で1点差まで追い上げました。しかし、7回に代打キャベッジ選手が阪神の桐敷投手から右前打を放ったものの、二塁を狙った走塁でタッチアウト。次の打者が1番の丸選手で、1点差の状況で無死一塁の状況は極めて有利でした。このような重要な局面でのチャンスが一瞬にして消えてしまいました。

ベンチでは阿部監督が失望に顔を伏せ、反省と改善を促しました。「ただ攻撃的であるだけでは済まされないということです。野球を理解していないということと、攻撃的であること…まあ紙一重かもしれませんが、それだけで済ませるわけにはいかない」と指摘。試合の流れが変わる重要なプレーだっただけに、「状況判断ができていないと見られる」とも続けました。

キャベッジ選手自身も深く反省。「点差をもっと考慮して走塁すべきだった」と述べ、「一塁を回った時点でライトの森下選手にまだボールが届いていなかったので行けるかと思ったが、もう少し考える必要があったと感じます」と語りました。

首位の阪神とのゲーム差は4.5に広がりました。才木投手には昨季の7月30日から6連敗を喫し、同年の8月31日から続く31イニング無得点となりましたが、5回までに5安打を放ち、あと一歩まで迫ったことは次への収穫です。阿部監督は「(あと1本は)永遠のテーマですが、タイガースに1勝でもすれば流れが来ると信じているので、明日も頑張ります」と意気込みを示しました。【為田聡史】

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