【西武】長谷川信哉、オンラインカジノ使用についてお立ち台で謝罪「ご迷惑とご心配をおかけしました」

4位の西武が首位の日本ハムに逆転勝利を収めました。
1点ビハインドで迎えた8回、2アウト1、2塁から5番の長谷川信哉外野手(23)が右中間へ逆転三塁打を放ちました。殊勲のヒーローとなった長谷川選手は表彰台に上がると、真剣な表情で「まずは皆さまにご迷惑とご心配をおかけしましたことを、おわびします。」と述べ、オンラインカジノの使用で賭博をした疑いで書類送検されたことについて謝罪しました。ホームのファンの拍手に包まれ、深々と頭を下げました。
この試合では、先発の隅田知一郎投手(25)が3回表の初球を日本ハムの万波選手にバックスクリーンまで運ばれ、先制点を奪われました。日本ハムの先発・山崎投手に苦しめられていた西武打線でしたが、山崎投手が降板した7回にようやく満塁から代打の外崎修汰内野手(31)の適時打で同点に追いつきました。そして、8回表には隅田投手が今度は先頭打者の水谷選手に浮いたチェンジアップを左翼席中段にまで運ばれ、一時は勝ち越しを許しましたが、打線がその後挽回しました。
長谷川選手は試合後に「この暑い中、隅田投手がチームのために腕を振ってくれていたので、なんとか逆転して勝利投手にしたいというチーム全員の思いがありました。勝利投手にできて良かったです」と述べ、「上位のチームを倒さないと優勝は見えてきません。どんなに強いピッチャーが来ても、しっかり打ち込んで守り勝つ野球をしたい」と将来を見据えたコメントをしました。
▼昨年の西武は49勝91敗3分け、勝率.350で最下位。シーズンで90敗以上は昨年西武が24度目ですが、その翌年に勝ち越したのは64年の阪急と18年のヤクルトのみです。阪急は63年の57勝92敗1分けで6位から、64年には79勝65敗6分けで勝率.549の2位に。ヤクルトは17年の45勝96敗2分けの6位から18年には75勝66敗2分けで勝率.532の2位に。90敗した翌年の優勝はまだどのチームもありません。