大谷翔平、豪雨の中で見事な走塁を披露 左前打から快進撃

ドジャースの大谷翔平選手(30歳)が、「1番DH」としてロッキーズ戦に先発出場しました。彼の3打席目では、今季2勝7敗の若手右腕チェース・ドーランダー投手(23歳)から見事な左前打を放ちました。
試合は0-0の6回無死一塁、初球は外角低めで。大谷はこのツーシームを左前にうまく打ち返し、チャンスを広げました。
2死二、三塁の場面で突然の豪雨が襲い、マンシー選手が打ち上げたファウルボールが一塁付近へ。しかし、激しい雨で守備陣はボールを見失い、捕球できず、グラウンドにポトリと落下。これにより二塁走者だった大谷とラッシングが生還しました。直後に試合は一時中断されました。
1回の第1打席では、カウント2-2からのカーブでタイミングを外され、高々と上がった遊撃へのフライに終わりました。
続く3回2死一塁で迎えた第2打席では、フルカウントからの低めのカーブを巧みに見送り、四球での出塁を果たしました。
標高約1600メートルのクアーズフィールドは「打者天国」として知られ、空気抵抗が少なくボールがよく飛びます。大谷はこの球場で通算5本塁打を記録しています。
エンゼルス時代には、ここで日米通算200本塁打目を達成し、前日25日(日本時間26日)には、日本人では松井秀喜さん、福留孝介さんに次ぐ3人目の日米通算300号を打ち上げる快挙を成し遂げました。
現在の打率は2割8分9厘、ナショナルリーグ単独トップの27本塁打、51打点、11盗塁を誇ります。OPS(出塁率+長打率)も1.014を記録しています。