ドジャースの大谷翔平投手(30歳)は、8試合ぶりに今シーズン第26号のホームランを放ちました。
本拠地ドジャースタジアムで行われたナショナルズ戦に「1番・投手」としてスタメン出場し、8回の第5打席で左中間に2ランホームランを打ちました。当初は二塁打と判定されましたが、本塁打のリプレイレビューによって柵越えが確認されました。これで日米通算299号とし、日本人としては3人目となる通算300号達成に王手をかけました。
投打の二刀流による好調なリズムが見られました。自らの登板試合でホームランを記録したのは、エンゼルス時代の2023年8月23日のレッズ戦以来、約2年ぶりです。ドジャース移籍後ではこれが初で、通算13本目となります。
ホームランは、6月14日のジャイアンツ戦での1試合2本塁打以来となります。大谷にとって6月は例年好調な月ですが、今年はその6月に入ってから21試合でわずか4本ホームランという結果に終わっています。5月には球団月間最多タイで自身のメジャー月間最多タイでもある15本のホームランを記録しただけに、再び量産体制に持ち込みたいところです。
これでチームの79試合目で26本塁打をマークし、年間では53.3本ペースとなりました。昨シーズンの自己最多54本塁打で本塁打王を獲得した際には、チーム84試合目(6月29日)に26号を記録しており、今季は5試合早い到達です。6月以降も昨年のようなパフォーマンスを見せれば、日本人初、そしてドジャース球団初の60本塁打の大台も視野に入ってきます。
これで日米通算299号となりました。日米でホームランを記録した選手としては、松井秀喜、福留孝介に次ぐ日本人3人目の日米通算300号達成に王手をかける形となります。
ナショナルズ戦でのホームランは、通算3本目。ドジャースタジアムでは通算45本目の記録となりました。投手として復活し、本格的な投打二刀流が再び注目されています。打撃でも勢いをつけています。
◆大谷の年度別本塁打
2018年=22本
2019年=18本
2020年=7本
2021年=46本
2022年=34本
2023年=★44本
2024年=★54本
【★は本塁打王。23年まではエンゼルス在籍】