【クラブW杯】誇り高き戦い、浦和レッズが決勝点を許し1次リーグ敗退 – インテルに1-2で惜敗

FIFAクラブワールドカップ(W杯)に出場した日本代表の浦和レッズは、欧州チャンピオンズリーグ準優勝のインテル・ミラノ(イタリア)と対戦し、1-2で敗れました。この結果、2連敗で1次リーグを突破できませんでした。
試合開始早々、前半の11分にはMF金子拓郎(27)のドリブル突破から、MF渡辺凌磨(28)が右足で先制のゴールを奪いました。番狂わせの期待が高まる中、試合は進みましたが、後半の33分にアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスの見事なスーパーゴールで同点に追いつかれました。さらに試合終了間際の47分には、アルゼンチン代表MFバレンティン・カルボーニに決勝ゴールを決められました。
浦和は見事なパフォーマンスを見せましたが、勝ち点は1分1敗で1。次の試合は25日(日本時間26日午前10時)にメキシコのモンテレイと対戦します。
スコルジャ監督は、1-3で敗れた初戦のリバープレート戦と同じスターティングメンバーを起用しました。GKは西川、DFラインは左から長沼、ホイブラーテン、ボザ、石原。ボランチはグスタフソンと安居。2列目は左から渡辺、マテウス・サビオ、金子、フォワードは松尾でした。
インテルはアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスを前線に、FWエスポジト、MFディマルコ、バレッラが支えました。試合は序盤からボールの主導権をインテルが握り、浦和陣地に攻め込みました。しかし、浦和は臆することなく戦いを挑み、チャンスを待ちました。
前半11分、スローインから金子がドリブルでディフェンスを突破し、ゴール前に効果的なパスを送りました。これを渡辺が右足で相手のディフェンスをかわし、ゴール右隅に決め、浦和は本大会での先制点を挙げました。
インテルの攻撃をどれだけ受け止めても、浦和は集中力を切らすことなくしっかりとディフェンスを組み立てました。前半だけで9本のシュートを受けましたが、浦和は連携を保ちつつ対応し、前半を1点リードで折り返しました。
後半も守備的に戦いながら、渡辺のボールカットから反撃を試みました。重要な場面では全員が精力的に動き、組織的な戦いを見せましたが、後半33分には再び1-1と同点に持ち込まれます。インテルのラウタロ・マルティネスが見事なシュートを放ち、追いつかれました。
試合はその後、拮抗した状態が続きましたが、後半47分にインテルのカルボーニが押し込んで勝ち越し、試合を決定づけました。
試合終了間際、浦和は最後の攻勢に出ましたが、ゴールへ近づくことができず、世界的な強豪クラブに惜敗しました。