【フィギュア】来季引退予定の坂本花織、コーチ転向計画「団体も個人も、銀以上を」26年五輪が目標

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フィギュアスケート選手の坂本花織(25=シスメックス)は、来季で現役を引退する意向を発表しました。彼女は26年ミラノ・コルティナ五輪シーズンを最後にし、引退後はコーチへの転向を目指しています。これまで彼女は北京五輪で団体銀メダル、個人銅メダルを獲得しており、次の五輪でも個人と団体の両方で銀メダル以上を狙っています。

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坂本選手は、ラストシーズンに挑む覚悟を決めています。神戸市で新たに開業した「シスメックス神戸アイスキャンパス」でのオープニングセレモニーにて、その技を披露しました。「ずっとあこがれていた地元での練習環境が整った。次は自分自身の努力で成果を上げるのみ」と語り、26年の五輪を競技人生の集大成と位置づけています。

「私の競技人生は残り1年。30年の五輪を目指すのは無理だと判断しました。中途半端に2~3年続けるよりも、ここで一区切りをつけたかった」と語っています。神戸で生まれ育ち、長年中野園子コーチ(72)の指導を受けてきた彼女は、18年平昌大会から連続で五輪に出場し、国内および国際的なフィギュア界に貢献してきました。

来季の新ショートプログラムは、ブノワ・リショー氏(37)による振り付けの「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」です。フリープログラムは、自らが選んだ「愛の讃歌」をマリーフランス・デュブレイユさん(50)と共に作り上げます。

「SPはさらなる一歩を踏み出すためのものであり、フリーは引退シーズンのために選んだ曲です。」

引退後はコーチとして後進を育成することを目指しています。「団体も個人も銀(メダル)以上を目指し、結果を出して注目を集めたいと思います」と語る彼女の思いは強いです。

限られた競技人生に悔いはありません。【松本航】

○…神戸で唯一の通年型リンクは、阪神・淡路大震災からの復興シンボル「HAT神戸」に位置しています。坂本選手は「多くの子供たちが気軽に訪れ、スケートに興味を持ってくれることを願っています」と話しました。この日、三原舞依、壷井達也、三宅咲綺らと共に演技を披露しました。三原選手は「感謝の気持ちを胸に、ここでの練習に励みたい」と笑顔で語り、壷井選手は「スケート一本で挑戦していきたい」と五輪を目指しています。

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