【特別記事】ノーノーを逃した「教授」北山亘基、睡眠を探究中、枕を使わず「立った姿勢に近い寝方」実践

<日本生命セ・パ交流戦:巨人1-4日本ハム>◇19日◇東京ドーム
日本ハムの北山亘基投手(26)は、交流戦の巨人戦で9回1死までノーヒットノーランを続けていたが、惜しくもソロ本塁打を打たれ、その機会を逃した。ドラフト8位で入団し、新庄剛志監督のもとで開幕投手を務めた北山は、象徴的な存在として期待されている。ノーヒットノーランは逃したものの、9回1安打1失点で見事な投球を見せ、チームに5勝目をもたらし、その成長ぶりを示した。
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豊富な知識と探究心を持つ北山は「教授」という愛称で親しまれている。今季は特に睡眠に注目しているとのこと。「しっかり眠ることで、心と体が元気になり、練習の質も向上することを実感している」。彼は運動量や心拍変動を測定する機器を利用し、必要な睡眠時間を分析。「時には『10時間ぐらい寝てください』と助言をもらうことも」とのこと。
また、最近は寝る前にブルーライトをカットする眼鏡を装着。「これも入眠に影響するようだ」。枕は使わず、「立った姿勢に近い寝方を目指し、必要であれば首にバスタオルを巻いて支える程度」。全てはマウンドで最高のパフォーマンスを発揮するために、逆算して行う準備の一環だ。この日はあと2死で大記録を逃したが、探索を続ける「教授」なら、やがて大きな成果として残せるだろう。【日本ハム担当=木下大輔】