大谷翔平、死球の後も一塁で笑顔を見せる 監督退場で緊張が高まる中、アラエスと和やかに談笑

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手(30)は、サンディエゴ・パドレスとの試合の2打席目で右太ももに死球を受けました。
3回1死で1点ビハインドの状況、中堅右腕ランディ・バスケス投手(26)の2球目、94マイル(約151キロ)の速球が大谷に直撃しました。
当たった直後、大谷は驚いたように声を上げましたが、一塁ベースに向かう際には頷きながら歩き、一塁上ではパドレスのアラエス選手と笑顔で談笑し、周囲の心配を和らげる姿を見せました。
その後、2死から3番フリーマンの右前打で二塁へ進み、大事に至らなかったことを示しました。
同じ回にパドレスのタティス選手も死球を受け、球場内の空気は一段と張り詰めました。試合の審判団は話し合いを行い、両チームに警告が発せられました。その直後、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)は声を荒げつつベンチを出て、審判団に抗議を行ったところ、退場処分となりました。
大谷は、前日の16日には「1番投手」として登板し、663日ぶりの勝利を飾りました。打撃でも2安打2打点を挙げ、チームに貢献しました。
今季は試合前の時点で打率3割、ナショナルリーグ単独トップの25本塁打、43打点、11盗塁を記録。OPS(出塁率+長打率)は1.039という成績です。