** ドジャース投手陣が決死の8投手の継投で勝利 前日111球9失点のサウアーの奮闘が実を結ぶ **

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ドジャースの投手陣は、必死の8人継投でパドレスの強力打線を抑え込みました。
先発のベン・カスペリアス投手(26)は今シーズン2度目の先発。初回に1点を失いましたが、4回を3安打、2四球、1失点に抑え試合を作りました。2番手のルー・トリビノ投手(33)はテンポ良く3者凡退で投げきりました。
6回にテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)の3ランホームランで4-1とリードを広げました。しかし、その後の投手陣はピンチの連続に立ち向かうことになりました。
6回に登板したジャック・ドライヤー投手(26)が1点を失うと、7回からマイケル・コペック投手(29)がマウンドへ。右肩故障から復帰2戦目のコペックは制球に苦しみ、3四球を与えて1死満塁のピンチで降板します。
この大ピンチで登場したのが6番手のアンソニー・バンダ投手(31)。昨季まで3年連続首位打者だったルイス・アラエス内野手(28)をフライに打ち取り、3番のマニー・マチャド内野手(32)には3ボールと攻めました。4球目のストレートは際どい外角高めでしたが、マチャドのスイングを誘い遊ゴロに仕留めました。
8回はタナー・スコット投手(30)が3者凡退に抑え、9回にはアレックス・ベシア投手(29)が3者連続三振で試合を締めくくり、8人の投手陣による継投で勝利を収めました。
前日の試合(10日、現地11日)では、投手陣の継投で試合を作る「ブルペンデー」を敢行。しかし、2番手のマット・サウアー投手(26)が失点を重ねたため、デーブ・ロバーツ監督(53)は投手陣の負担を減らすため、サウアーに111球を投じさせました。また、野手のキケ・ヘルナンデス内野手(33)を6回途中から登板させました。
結果としてサウアーは4回2/3で9失点。ロバーツ監督は「序盤でのリードを許したが、救援陣の状況を見て無理に使うのは賢明でないと判断した。マットには本当に感謝している。彼は多くのイニングを投げてくれ、明日シリーズを勝ち越せるチャンスを作ってくれた」とコメントしました。
ロバーツ監督の言葉通り、サウアーの熱投がこの日の勝利に繋がりました。