ロバーツ監督、大敗で極端な“割り切り”2番手サウワーを限界111球まで引っ張る「本当に感謝」

0
202506110001015-w500_0

【サンディエゴ(米カリフォルニア州)10日(日本時間11日)=斎藤庸裕】ドジャースのエース、大谷翔平投手(30)がライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板し、二刀流復帰に向けてさらに一歩前進しました。パドレスとの対戦前に、3イニングを想定して44球を投じ、11人の打者に対して6奪三振、1四球を記録。最速96マイル(約154.5キロ)を計測し、多様な球種を駆使しました。マイナーリーグの打者相手でも、13球の空振りを奪い、安打を許さない完全な投球を見せつけました。投手陣が苦しい状況下で、「大谷待望論」が一段と盛り上がっています。

   ◇   ◇   ◇

ロバーツ監督は、極端な“割り切り采配”で試合を早々に諦める決断をしました。パドレスとのライバル対決3連戦の2試合目は、ブルペンゲームとして臨んだ試合で、ローテーションの谷間だったため、救援陣が先発しました。2回からは中継ぎ2番手の右腕サウワーが登板。3回から相手打線に捕まり、被安打13、9失点で、6回2死まで交代せず、球数は111球に達しました。メジャーに再昇格したばかりの26歳右腕を限界まで引っ張る形となりました。

ロバーツ監督は、この3連戦で勝ち越すために、思い切った配置転換を行いました。試合後、「序盤でリードされ、救援陣の状況を考慮して無理な起用は賢明ではないと思った。マット(サウアー)には本当に感謝している。彼はこれまでで最も多くのイニングを投げ、シリーズを勝ち越すためのチャンスをつくってくれた」とコメントしました。登板過多の救援陣を休ませる一方で、6回2死、中盤で内野手のキケ・ヘルナンデスを登板させました。「気持ちのいいものではないが、ルール上も問題なく、シリーズを勝ち越すためにこの判断を下した」と説明しました。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *