元横綱白鵬の宮城野親方が故郷モンゴルから帰国「9日にすべて話します」退職届受理日に会見予定

大相撲で歴代最多45回の優勝を達成し、日本相撲協会からの退職が決定した元横綱白鵬、現宮城野親方(40歳)が6日、成田空港に帰国しました。退職届が受理される9日には会見が予定されています。
集まった報道陣に対し、宮城野親方は「9日の会見で全てお話ししますので、よろしくお願いします」と言い、質問を制しました。しかし、3日に89歳で肺炎により逝去された巨人軍の終身名誉監督、長嶋茂雄さんの話題になると、「本当に相撲をよく観に来ていただきました。私もジャイアンツファンでしたから」と哀悼の意を表しました。
宮城野親方は夏場所後に故郷であるモンゴルに帰省し、レスリングのオリンピック銀メダリストである故ムンフバト氏の記念銅像除幕式などに参加していました。帰省中の2日、日本相撲協会の臨時理事会が開かれ、退職届の受理が決まり、退職が正式に決まったことが報告されました。
昨年2月、旧宮城野部屋での師匠としての指導中に、元前頭北青鵬による暴力問題が発覚しました。監督責任を追及され、2階級降格などの処分を受け、部屋は閉鎖されました。昨年4月に伊勢ケ浜部屋に移籍しましたが、部屋再興の見通しが立たず、退職を決意していました。