カブス3Aの前田健太、再び不調で2回途中9失点、防御率24.30に

カブス傘下3Aチームであるアイオワの投手、前田健太選手(37)は、またしても厳しい試合となりました。メッツの傘下3Aであるシラキュースとの試合で先発し、1イニング0/3で7安打9失点、3四球2三振という結果に終わりました。カブスとマイナー契約後、これで3試合連続での防御率は24.30となっています。
初回に前田投手は、1番打者のギルバートに対して四球を与え、その後の打者には89.4マイル(約143.9キロ)の初球フォーシームを二塁打にされ、わずか5球で失点となりました。3番のマウリシオを空振り三振に取り、元オリックスの4番メネセスを三ゴロで抑えて2アウトを取ったものの、続く5人に連続安打を浴び、初回だけで6点を失いました。
前田は2回もマウンドに上がりましたが、連続で2人に四球を与え、続いてメネセスに左前ヒットを許し、無死満塁で降板となりました。後を受けたリリーフ投手がランナー3人を返し、結果的に前田投手には9失点が記録されました。投球数47球中27球がストライクで、最速は91.2マイル(約146.8キロ)でした。
前田選手はこれまで、ドジャース、ツインズを経て23年オフにタイガースに加入。今季はリリーフとして開幕しましたが、7試合で防御率7.88と苦戦し、7日に自由契約となりました。その後、16日にカブスとマイナー契約を結びましたが、2回4失点、前回の試合では4回途中5失点と制球に苦しんでいます。メジャーでの通算成績は226試合(先発172試合)で68勝56敗、10ホールド6セーブ、防御率4.20です。