【卓球】早田ひな「殻を破った」中国選手を下し、張本美和らとともにベスト8入り 2大会連続メダルへあと1勝

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前回の大会で銅メダルを獲得した早田ひな選手(日本生命)が、中国の選手を破り、張本美和選手(木下グループ)や大藤沙月選手(ミキハウス)と共にベスト8に進出しました。

難敵との試合を通じて、早田選手は2大会連続のメダル獲得にあと1勝と迫りました。パリ五輪で傷めた左腕に不安を抱えたまま迎えた今大会。「オリンピックや世界選手権は特別な感情が湧き上がる。自信のなかった自分を克服し、殻を破ることができた」と彼女は喜びを表しました。

対戦相手の石洵瑶選手は中国勢の中で世界ランクが早田選手より下ですが、油断できない相手でした。1ゲームを先に取った後、2ゲームを失い戦術の変更を余儀なくされました。緊迫した状況で放った巻き込みサーブは、手首を大きくひねる技術を駆使したものでした。負傷後はほとんど練習できていなかったものの、「やるしかない」と決意しました。これが試合の流れを引き戻しました。

体の中央に来た球を反射的にバックハンドで打ち返し、パリ五輪での負傷が頭をよぎる場面もありました。この動作に対する恐怖心を乗り越え、「相手が力を引き出してくれた。試合を重ねるごとによくなっている」と、手応えを語りました。

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