【広島】新井監督「謝罪していたつもり。腹に据えかねるものあった」阪神との“死球騒動”に言及

広島東洋カープの新井貴浩監督(48)は、試合後に阪神タイガースとの間で起こった“死球騒動”についてコメントしました。
この騒動は4月20日に行われた甲子園での試合で発生しました。広島の岡本駿投手(22)が阪神の坂本誠志郎捕手(31)に対して頭部に死球を与え、藤川監督が怒りを露わにしてベンチから飛び出す一幕がありました。この激しい場面により、両チームの選手たちが入り乱れ、瞬時に緊迫した雰囲気となりました。審判団は試合を警告試合とする判断を下し、岡本投手は危険球により退場処分を受けました。
今回の3連戦では、試合前のメンバー表交換時における両監督の表情にも注目が集まりました。試合後、新井監督は誠実な姿勢でこの件について語りました。
「前回の件に関しまして、我々としては謝罪する意図がありました。しかし、あのような態度で向き合われた際、自分自身もチームを背負う立場として、また年長者として、自らの感情を抑えきれないものがありました。新人投手による外角の変化球が思わぬところで抜けてしまったこともあり、それについてもまた謝罪を行っていました」と述べました。
さらに、新井監督は「いつまでもこの件に囚われるつもりはありません。私の取った行動に対し、不快に思われたファンの皆様や心配してくださった方々には大変申し訳ないと思っています。これで終わりにしたいです」と締めくくりました。
16日に行われた第1戦の試合前には、岡本投手が石原貴規捕手(27)と共に練習中の坂本捕手を訪れ、謝罪の意思を示しました。坂本捕手はその謝罪を笑顔で受け入れていました。