【ラグビー】大量20人退団の相模原が最終節黒星 南ア代表アレンゼ、40歳安江祥光が語る

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三菱重工相模原ダイナボアーズ(相模原)は、9~10位が確定しました。

最終節では浦安D-Rocksに敗れ、6勝12敗、勝ち点26で9位となりました。10位のトヨタヴェルブリッツとの勝ち点差は2で、一足先に全日程を終えました。

この日、今季限りで20人の選手が退団することが発表されました。ゲーム主将のフランカー吉田杏(29)は「(試合前に)退団する選手のためにも『絶対に勝って、いい送り出しをしたい』とメッセージを送りました。しかし、残念な結果です。この悔しさを忘れずに、成長して、来季につなげたいと思います」と語りました。

退団する20人の中には、南アフリカ代表WTBカートリー・アレンゼ(28)も含まれています。同国のブルズからサバティカルで加入し、今回契約満了での退団となります。この日は故障のため欠場しましたが、試合後の取材エリアに現れました。

ある日、練習が休みの日にクラブハウスを訪れた際、立正大出身のSH中森隆太(24)が1人で黙々とキックを練習する姿を見かけたそうです。W杯優勝を経験する世界的なスターであるアレンゼは「長くプレーしていると、時にそうしたことを忘れがちになるが、若手の成長と日々の努力を見て、ラグビーの本質を再認識しました。若い選手たちから多くを学びました」と、日本での1季限りのプレーでの気づきを語りました。

9シーズンにわたり在籍したフッカー安江祥光(40)もチームを去ります。シーズン前から今季が最終年だと告げられていました。現役続行を希望し、ディビジョンを問わずオファーを待っています。長いキャリアを経たベテランである安江は「このチームの人間は素晴らしいです。とてもハードワークをし、努力を惜しみません。勉強にも取り組みます。全てにおいて真剣に取り組む文化があり、ダイナボアーズのDNAでもあります。この文化が好きで、今後も大切にしていくことが2027年の優勝への近道だと思います」と語りました。【松本航】

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