【ロッテ】新入団選手立松由宇、落球や三振で苦いデビュー…吉井監督「次へのステップに」

ロッテは好機を生かすことができず、今季6度目の無得点試合を記録しました。5回には池田来翔内野手(25)が左翼フェンスに直撃する二塁打を放ち、犠打と高部の死球で1死一、三塁という絶好のチャンスを迎えました。しかし、2番の藤岡裕大内野手(31)の打球が二塁手へのライナーとなりダブルプレーに。三走の池田は三塁に戻りきれず得点に繋がらなかったのです。これに対し吉井理人監督(60)は、「あそこはゴロゴーの場面だった。判断が求められるプレーではあるが、こうしたところをしっかりしないとチームは強くなれない」と語りました。
5回裏には、先発のオースティン・ボス投手(32)が1死二、三塁のピンチを迎えました。西武モンテルの打球が一塁側のファウルゾーンへ上がりアウトになるかと思われたものの、雨の影響で視界が悪く、プロ初先発のルーキー立松由宇内野手(26)が落球してしまいました。この後、ボスの暴投で先制点を許しましたが、ボスは雨の中で7回を投げ切り、5安打1失点と粘り強い投球を見せました。しかし、味方の援護がなく3勝目とはなりませんでした。
立松選手は2失策と3三振という結果で、ほろ苦いスタメンデビューとなりました。「エラーの後、さらに緊張してしまった。打撃も後手に回って、自分らしいスイングができなかった」と振り返ります。吉井監督は「キャンプからキャッチャーばかりやっていて、ファーストの守備は少ないので、無理をさせてしまった。今日はノーカウントとし、次へのステップにしてほしい。失敗は我々の責任で、彼はこの経験から何かを学んで次に進んでほしい」と、立松選手をかばいました。