Year: 2025

【阪神】高寺望夢が連続試合でスタメン入り、ヒット継続「嬉しいとは…」プロ通算5本目で初の単打

阪神タイガースの内野手、高寺望夢選手(22歳)が、2試合連続でスターティングメンバーとして活躍しました。今回は「6番・左翼手」で先発し、4回の2打席目で三塁線への詰まった打球が内野安打となり、2試合続けてのヒット記録となりました。プロ通算では5本目の安打で、初めての単打獲得でもあります。この試合では、3打数で1安打、1つの四球を記録しました。外野守備も順調にこなしました。13日のDeNA戦では、「6番・遊撃手」でプロ初の本塁打を放ち、同点のソロホームランを打ちました。「守備の準備はしていたので、本番でも問題なくできました。嬉しいとはあまり言えませんが、ヒットはヒットです。もっと冷静にプレーできるようになりたい」と謙虚に振り返りました。

【広島】小園海斗が祖父に捧げるプロ初満塁弾! 巨人に3タテ食らわせ16日から首位阪神と対決

小園海斗内野手(24)が自身初のグランドスラムで広島を3連勝に導き、祖父への最高の贈り物とした。試合は0-1で迎えた6回1死満塁の場面で、小園は巨人の山崎投手の高めの球を捉え、右翼席に運んだ。これがチームの今季初得点であり、逆転の満塁弾となった。これにより、広島は今季2度目の本拠地での巨人相手の3連勝を達成。前回の東京ドームでの3連敗を見事に返した形となった。16日からは首位阪神と0.5ゲーム差で敵地での3連戦に挑む。   ◇   ◇   ◇山崎投手の浮いた球に即座に反応した小園の一打は、右翼席まで伸びた。前進守備の右翼手を軽々越えたその打球は、ファンの大歓声に包まれ、赤い波が揺れる中、小園は右手を天に突き上げながらダイヤモンドを一周した。「どんな形でも1点は入れないとという気持ちだった。何とか食らいつこうと思った」と振り返った小園。ホームイン後はチームメートとハイタッチし、喜びを爆発させた。5月4日の中日戦で「グラウンドで弱い姿が見受けられる」と新井監督に指摘され、その後連続試合出場がストップ。そこから「弱い自分」との決別を図り、13日の巨人戦からは積極的に初球を打ちにいく姿勢を見せた。3試合で14打席中12打席でファーストストライクを狙った。13日に祖父が他界。祖父は幼いころから野球の魅力を教えてくれ、甲子園にも連れて行ってくれた特別な存在だった。「一昨日、1人でたくさん泣いた」と話す小園は、祖父の笑顔を胸に戦い続けた。プロ初の満塁弾でシーズン2号とし、昨季に並ぶ快挙を達成。新井監督は「追い込まれた中で、高めの変化球をしっかり捉えたのはさすが。まだまだ期待している」と小園の成長を称えた。チームは前回敵地での3連敗を、今回は本拠地での3連勝で返した。16日からは0.5ゲーム差の首位阪神と3連戦を控え、小園は祖父の告別式に参列する予定。祖父の思いを胸に、新たな決意を抱いて、甲子園へと向かう。▼広島小園がプロ初の満塁本塁打。広島の選手が本拠地の巨人戦で逆転満塁本塁打を放ったのは、1980年7月8日の山本浩二、2002年8月4日の西山秀二に次いで3度目。▼広島がマツダスタジアムでの巨人戦でシーズン6連勝したのは、2018年開幕から9連勝して以来7年ぶり。

【巨人】阿部慎之助監督「僕の全て采配ミスですよ」今季初4連敗で貯金消滅 鬼門マツダ6戦6敗

巨人は逆転負けで今シーズン初の4連敗となり、最大で「5」あった貯金がなくなりました。先発の山崎伊織投手(26)は、1本のホームランに泣かされました。5回までは無失点の投球を続けていましたが、6回1死満塁の場面で広島の小園に満塁ホームランを許し、6回7安打4失点で悔しい降板となりました。これが今季初の黒星です。打線も再三のチャンスをモノにできませんでした。5回、2死満塁から4番のキャベッジが押し出し四球を選び、4試合ぶりに先制点を挙げましたが、続く6回の無死満塁の好機では得点を奪えず、流れを広島に渡してしまいました。阿部慎之助監督(46)は「必死にみんなやっているから、僕の全て采配ミスですよ」と選手たちをかばいました。特に5回、6回の攻撃については「スクイズを出せなかった僕の責任です」と振り返りました。これでチームは今季マツダスタジアムで6連敗となり、“鬼門”での戦いが続いています。

大栄翔、5連勝で大関昇進に期待–「立ち合いが鍵」

大栄翔(31歳、追手風部屋)が王鵬を一気に突き出し、見事に5連勝を達成しました。この絶好のスタートは内容の充実とも相まって、自信を深める結果となっています。「内容も良くなっているので、これからは一日一番集中していきたいです」と大栄翔は意気込みを語りました。今場所では、横綱昇進を狙う大の里に注目が集まっていますが、関脇として11勝、9勝と好成績を重ねてきた大栄翔にも、大関昇進の可能性があります。「立ち合いが大事だと思うので、先に攻められたら」と、さらなる活躍を誓いました。

【ロッテ】2年目の右腕、木村優人がプロ初セーブを記録「いつも通り」10代での記録は球団35年ぶり4人目

ロッテの高校卒2年目、右腕投手の木村優人(19)がプロ初のセーブをあげました。3点リードの9回に登板。「9回だからといって無駄に力を入れず、いつも通り投げました」と振り返り、2人のランナーは出しましたが、失点はゼロに抑えました。「結果的にセーブがついて、本当に良い経験ができたので、次の登板でも気を緩めず、しっかりと1人1人のバッターに向き合いたい」とさらに意気込みを示しました。▼19歳11カ月の木村によるプロ初セーブ。10代でセーブを記録したのは2019年の平良(西武)以来で、ロッテでは1974年に4セーブを記録した三井、1988年の伊良部、1990年の前田に次いで、35年ぶり4人目となります。また、捕手は19歳8カ月の寺地でした。10代のバッテリーでセーブを上げたのは、1985年の渡辺久-仲田(西武)以来、40年ぶり2組目となります。彼らは5月17日、18日の阪急戦2試合で記録を達成し、渡辺久は19歳9カ月、仲田は19歳3カ月でした。

【DeNA】審判の見事な判定 勝利を決めた二盗成功、外側からの観察

審判の隠れた見事な判定がありました。DeNAの8回の攻撃での出来事です。2死一塁の場面で、代走の石上泰輝選手(23)が相手の警戒をかいくぐり、見事に二塁への盗塁を成功させました。阪神はリクエストを行いましたが、判定は覆りませんでした。この回、DeNAは待望の先制点を奪取しました。その際、二塁審の川口亘太氏(53)はダイヤモンドの外側に位置し、外野側からタッチの瞬間をしっかりと確認していました。日本では約20年前から、二塁ベースの判定は通常ダイヤモンドの内側から行われてきました。しかし、近年では守備位置がベースの前に出ることが増え、そのため追いタッチの形になることが多くなっています。内側からでは視界が制限されるため、メジャーリーグやNPBでは一部の審判が外側からの判定を行うケースも見られるようになりました。

【バスケットボール】宮崎早織、来シーズン限りで引退「今は再び大好きです」東京五輪銀メダル恩師への思い

日本の女子バスケットボール代表として21年の東京オリンピックで銀メダルを獲得し、24年のパリオリンピックでも主力選手として活躍した宮崎早織さん(29歳=ENEOS所属)が、25~26年シーズンをもって現役を引退することを15日に発表しました。東京都内で行われた記者会見で、宮崎さんは「28年のオリンピックを目指すのは難しいと感じています。何かを嫌になったわけではなく、体力と元気があるうちに潔く辞めたいと思いました。ファンの皆さんにどう恩返しできるかを考えると、早めに伝えて、1年間一緒にいい思い出を作ることができたらと思いました」と決断に至った思いを明かしました。埼玉県出身の宮崎さんは、2014年にENEOSに入団し、キャプテンとしてチームの顔として活躍してきました。この数年間は「パリまで頑張る」と決意していたものの、その後は「目標が見つからなくなり、次のステップに進むべきだと感じました」と心理的な難しさもあったようです。日本代表として東京オリンピックでは銀メダルを獲得し、輝かしい成績を収めた一員となりましたが、当時のトム・ホーバス監督(58歳)には厳しい指導を受けることが多かったと振り返ります。「東京五輪では怒られすぎて嫌いでしたが、今は再び大好きです」と笑って話しました。現在は芸能事務所GATEに所属しており、引退後もバスケットボールとの関わりを維持しつつ、テレビでの活動も視野に入れています。記者会見では笑顔と涙を見せながら、「優勝して引退したいという思いが強いです」と意気込みを語り、最後にファンへの感謝の気持ちを伝えました。 「この1年間を通して、ファンの皆さまにたくさん恩返しをし、感謝を伝えたいです。SNSでも多くのメッセージをいただいています。すべてには返信できていませんが、しっかりと読ませていただいています。『学校に行きたくないけど頑張っています』『病気で苦しんでいます』といったメッセージも全て目を通しています。そういった方々の力になれるよう、変わらずに笑い楽しんでいる姿を見ていただければ嬉しいです。」限られた時間を大切にし、前を向く宮崎さんの思いが伝わる会見でした。【松本航】◆宮崎早織(みやざき・さおり)は1995年生まれの埼玉県出身。父は野球、母はハンドボール経験者で、5人きょうだいの次女として生まれました。姉の優子さんもバスケットボール選手、兄の泰右さんはプロサッカー選手、妹の安奈さんはボートレーサーとして活躍するスポーツ一家です。高校では聖カタリナ学園で全国高校総体準優勝、14年にENEOSに入団。21年の東京五輪で銀メダルを獲得し、アジア杯で優勝しベスト5に選ばれました。24年パリ五輪の代表選手でもあります。コート上ではのニックネーム「ユラ」で親しまれ、1月には同じENEOSで野球部に所属していた榎本和輝さんとの結婚を発表しました。身長167センチ、体重56キロ。

【楽天】浅村栄斗、平成生まれ初の通算2000安打に残り2本 ロッテ戦の7回に左前適時打

楽天浅村栄斗内野手(34)が、平成生まれ初の通算2000安打まで残り2本とした。「楽天スーパーナイター」と銘打たれた東京ドーム開催のロッテ戦に「7番DH」でスタメン出場。5点を追う7回2死一、二塁、八木の4球目、142キロ直球を左前適時打とした。14日のロッテ戦では3安打の固め打ちで、今季3度目の猛打賞を記録した。前日の試合後には「2000本で終わりじゃないので、あんまり2000本、2000本と思わず、1本でも多く打てるように」と話していた。【プロ野球スコア速報】はこちら>>

【阪神】森下翔太、ジャクソンの151キロ死球に激怒 バットを投げ捨て、険しい表情に

阪神タイガースの森下翔太選手(24)は、死球を受けた際に感情を露わにしました。試合の4回表、打席に立つ森下選手は、カウントが1-1の時、アンドレ・ジャクソン投手(29)の投じた151キロの球が内角高めに入りました。その球は右肘の下をかすったものの、大きな怪我にはつながらず、森下選手は怒りを隠せないままバットを勢いよく三塁ベンチ方向へ投げ捨て、一塁に歩いて行きました。

【日本ハム】宮西尚生、驚異の新記録!880試合連続救援登板で岩瀬仁紀を超える快挙 見事な無失点

日本ハムの宮西尚生投手(39歳)がプロ野球における880試合連続救援登板という新しい記録を達成しました。この日は0-0の7回、2アウト3塁の場面で玉井選手に代わり3番手として登板。オリックスの西川選手を二ゴロに打ち取り、無失点でピンチを切り抜けました。ベンチに戻ると、新庄剛志監督(53歳)から「みや、みや!」と声をかけられ、花束を受け取りました。スタジアムの大型ビジョンには記録達成を祝う画像が映し出され、オリックスファンからも称賛の拍手が送られました。宮西投手は10日の楽天戦(エスコンフィールド)で今季10試合目の登板を果たし、元中日の岩瀬仁紀投手(50歳)が持つ連続試合リリーフ登板の記録に並んでいました。岩瀬選手の記録はプロ2年目の最後の試合で1度だけ先発登板をしていますが、宮西投手は一度も先発することなく、デビュー以来すべて救援登板で記録を更新しました。試合後、宮西投手は「岩瀬さんが偉大すぎて、並んだという感覚が全くありません(笑)。本当にここまで18年間、がむしゃらにやってきて、気づいたらここまで来ていました。監督やコーチ、トレーナーの皆さん、裏方の方々のサポート、そして先輩方のフォローがあってこその達成です。このチームでなければ達成できなかったと思います。様々な出会いに感謝です」と話しました。宮西尚生(みやにし・なおき)、1985年6月2日兵庫県生まれ。市尼崎高校、関学大を経て2007年に大学・社会人ドラフト3巡目で日本ハムに入団。ルーキーイヤーからセットアッパーとして活躍し、21年まで14年連続で50試合以上の登板を記録しました。2024年8月4日、ソフトバンク戦でプロ野球史上初の400ホールドを達成。2016年、2018年、2019年には最優秀中継ぎ投手に選ばれています。2017年はWBC日本代表としても活躍。身長180センチ、体重81キロ、左投げ左打ち。今季の推定年俸は6500万円です。