Year: 2025

宮城野親方、協会と部屋再開の認識違いが限界に 照ノ富士親方が「師匠」となるという不安も

歴代最多45度の優勝を誇る元横綱白鵬の宮城野親方(40)が、日本相撲協会を退職する意向であることが30日、協会関係者の話で明らかになりました。弟子の暴力問題が原因で自らの部屋が閉鎖され、昨年4月から伊勢ケ浜部屋に所属しています。関係者によれば、1年が過ぎた現時点でも宮城野部屋の処遇について協会理事会で正式な議論が行われておらず、部屋再開へ向けた見通しが立たないことが主な理由とされています。6月2日の臨時理事会で宮城野部屋の扱いについて協議される予定です。退職が正式に決まった場合、9日に宮城野親方が東京都内で記者会見を開く方向で調整が進められています。 ◇    ◇不祥事で昨年4月に部屋が一時閉鎖された宮城野親方(元横綱白鵬)は、部屋の再開を1年後と考えていました。さらに「相撲部屋は特別なもので、急に再開が決まってもすぐには準備ができない。早めに通知してほしい」とも漏らしていました。しかし、本人の期待とは異なり、日本相撲協会上層部の認識は異なりました。理事会や幹部の会合で宮城野親方の現状報告はあっても、部屋再開の話題は取り上げられなかったといいます。閉鎖期間がもう1年続くという情報もあり、「だから議題にならないのか」と納得する理事もいました。閉鎖当初から「あと1年」と考えていた宮城野親方の我慢は限界に達しました。一方、協会側は「特に期限は設けていない」との見解を示し、双方の認識の溝は埋まりませんでした。さらに伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)が7月上旬に定年を迎え、後継者は照ノ富士親方(元横綱)が既定路線になっており、以前から折り合いが悪かったモンゴル出身の後輩が「師匠」となることへの不安も大きかったようです。現役時代の華々しい実績に加え、相撲の普及やファンサービスにも積極的だった宮城野親方。その存在が大きすぎるため、退職が現実となれば衝撃的です。ここに至るまで、本人とどれだけの話し合いが行われたのか。八角理事長(元横綱北勝海)をはじめとする協会幹部の説明責任が求められます。

【データ】巨人のマルティネス、51試合目で最速20セーブ達成 楽天・松井裕樹の54試合を上回る

巨人が快勝し、今季最多となる「6」の貯金を築きました。6回には1点ビハインドで1死三塁の場面から、28歳のトレイ・キャベッジ外野手が左越えの適時二塁打を放ち同点に追いつくと、さらに2死二塁から27歳の若林楽人外野手が左中間を破る適時三塁打で逆転に成功しました。そして、28歳のライデル・マルティネス投手が9回を抑え、両リーグ最速で20セーブを達成しました。   ◇   ◇   ◇▼マルティネス投手が両リーグ最速で20セーブに到達しました。今季51試合目での達成は、2017年の楽天・松井裕樹選手が54試合で達成した記録を上回り、史上最速となります。この20セーブは中日時代の2020年から続けており、これで6年連続の記録となりました。連続20セーブの最長記録は、2004年から2014年にわたる岩瀬仁紀(中日)の11年間ですが、外国人投手としては2005年から2010年のクルーン(横浜、巨人)に並ぶ6年間が最長タイです。▼マルティネス投手は今季24試合でまだ失点を許していません。開幕からの連続試合無失点記録は、2021年の平良海馬(西武)が持つ39試合ですが、巨人では2012年に山口鉄也が記録した球団最長の24試合に並びました。

NPB、中日川越の幻2ランに関し「審判団の判断を全力で支持」ファウル判定の結論

日本野球機構(NPB)は30日、中日ドラゴンズに対してファウル判定に関する説明を行いました。中村勝彦事務局長は報道陣に対し、「今回のケースは特別なものではなく、通常のリーグ運営の一部であり、各リーグの統括と共に対応しています」と述べました。そして、「審判団は誠心誠意に判断し、NPBとしても今回のファウル判定を支持する立場です」との認識を示しました。リプレー検証の見直しや改善に関して、今後については「人々の意見を完全に制止することはできません。これからは理事会や実行委員会で(12球団から)提案があれば議論を進めていく形になると思います」と述べました。

北の富士、曙、若乃花、貴乃花を経て…元横綱白鵬、宮城野親方が相撲協会を退職する可能性が高まる

歴代最多の45回優勝記録を持つ元横綱白鵬の宮城野親方(40)が、日本相撲協会を退職する可能性が高まっています。白鵬は、所属している伊勢ケ浜部屋の師匠である伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)に退職届を託し、それを30日に協会に提出することが明らかになりました。すでに後援者や親しい関係者たちには退職の意向を伝えており、多くの関係者が「退職の意思は固い」と語っています。退職届は、6月2日に予定される臨時理事会で受理される見込みです。受理されれば、宮城野部屋の再興はもちろん「親方」としての立場も失うことになります。 主な元横綱だった親方の退職事例◆北の富士 1970年初場所後に昇進し、10度の優勝を果たしましたが、1974年名古屋場所を最後に引退。九重親方として千代の富士や北勝海を育てましたが、高砂一門理事候補から外れたため、1999年初場所後に退職。その後、NHKの解説者を長らく務めました。◆曙 1993年初場所後に横綱に昇進し、11度の優勝を果たしましたが、2001年初場所後に引退。曙親方として東関部屋で指導にあたりましたが、2003年11月5日に退職。その翌日には格闘技K-1参戦を発表し、同年大みそかのボブ・サップ戦などで話題を集めました。◆若乃花 1998年夏場所後に横綱昇進し、5度の優勝を果たしましたが、2000年春場所を最後に引退。藤島親方として二子山部屋で後進を指導していましたが、引退相撲が終わった後の2000年12月に退職。その後はスポーツキャスターとして活躍し、アメリカンフットボールにも挑戦しました。◆貴乃花 1994年九州場所後に横綱に昇進し、22度の優勝を誇りましたが、2003年初場所を最後に引退。二子山部屋を継承し、2004年6月に貴乃花部屋に名前を改め、後進を指導しました。2016年1月には理事長選にも立候補しましたが、2018年に元横綱日馬富士による貴ノ岩への暴行事件をめぐり、協会と対立。弟子が相撲を取れなくなることを避けるため、同年9月25日に退職届を提出しました。

【解説】トレード背景 オリックスはなぜ、中日岩崎翔を金銭で獲得したのか

オリックスは30日、中日から岩崎翔投手(35)を金銭トレードで獲得したと発表した。背番号は40に決まり、6月1日にほっともっと神戸で入団会見を行う。岩崎は07年高校生ドラフト1巡目でソフトバンクに入団。17年には72試合に登板して46ホールドポイントを挙げ、最優秀中継ぎ賞を獲得した。22年にFA移籍した又吉の人的補償で22年から中日に加入。同年トミー・ジョン手術を受けたが昨年6月に復帰し、今季は4試合に登板して防御率2・08をマークしていた。オリックスはリーグ2位ながら救援防御率4・54はリーグワースト。宇田川、小木田、吉田ら5投手がトミー・ジョン手術を受けて長期離脱を余儀なくされるなど、リリーフ陣の補強が急務になっていた。白羽の矢を立てたのが、通算325試合登板で実績、経験とも豊富な17年目右腕だった。一方の中日は、守護神マルティネスが巨人に移籍したが、新ストッパーの松山が好調で、中継ぎ陣も清水、勝野、マルテ、藤嶋、橋本、梅野らが安定感を誇る。経験豊富な祖父江も2軍で控えるなど、救援陣が充実しており、金銭での放出に支障はなかった。打撃陣が低調で野手を補強する可能性もふまえ、支配下枠を1減の67人に減らせるメリットもあったとみられる。岩崎は3年ぶりのパ・リーグ復帰。中日球団を通じ「ドラゴンズでは来て早々に(右肘の)けがをしてしまい、約2年半チームに貢献できず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。新天地での活躍が恩返しになると思いますので、これからも応援よろしくお願いします」とコメントした。◆岩崎翔(いわさき・しょう)1989年(平元)10月21日生まれ、千葉県出身。市船橋3年夏の甲子園に出場し、07年高校生ドラフト1巡目でソフトバンク入団。11年5月13日の西武戦で初勝利。17年最優秀中継ぎ投手。21年オフに中日移籍したが22年9月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、23年から育成契約。昨年6月に支配下復帰し、球団日本人最速の158キロを計測。今季は4月1日の巨人戦で移籍初勝利を挙げるなど、通算325試合登板(うち先発58)で31勝33敗111ホールドポイント、防御率3・56。189センチ、90キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸は2800万円。【関連記事】オリックスニュース一覧

【アクシデント】広島の矢野とファビアン、阪神森下のフライを追って衝突! 観客席から悲鳴が響く

広島で思わぬアクシデントが発生しました。試合が1-1の同点だった5回、2アウト一、三塁の状況でのことです。 森下の放った打球はショートとレフトの間に高く上がりました。これを背走して捕ろうとしたショートの矢野雅哉選手(26)と、前進してボールを取りに行ったレフトのサンドロ・ファビアン選手(27)が激突。結果として、ボールは矢野選手のグラブからこぼれ落ちました(記録上はショートの失策となりました)。その間に走者2人がホームへ戻り、スコアは1-3でリードされる展開に。 ファビアン選手はその場にしゃがみ込み、担架が用意されるまでの事態となりました。観客席からは驚きの声が上がりました。

【阪神】村上頌樹、通常四球を与える 申告敬遠以外では6試合ぶり、45イニングぶり 広島の小園海斗に粘られた

阪神の村上頌樹投手(26歳)が、申告敬遠以外では久々に四球を与えました。3回2アウトの状況で、広島カープの小園海斗内野手(24歳)が粘りを見せ、カウント3-2からの9球目が低めに外れました。この四球は、申告敬遠を除くと4月18日の広島戦での2回以来、実に6試合ぶりで45イニングぶりとなります。前回の登板では、5月23日の中日戦にて6回に申告敬遠を決断し、それまで続いていた連続無四死球記録が40イニングでストップしていました。

元横綱白鵬の宮城野親方、退職がほぼ確実に 赤光の伊勢ケ浜親方に退職届を託す 2日にも受理の見通し** **

** 45回という歴代最多の優勝記録を持つ元横綱白鵬の宮城野親方(40歳)が、日本相撲協会を退職することがほぼ確実となりました。30日現在、彼は伊勢ケ浜部屋の師匠である伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)に退職届を手渡し、日本相撲協会への提出を任せたことが明らかになりました。すでに後援者や親しい関係者に退職の挨拶を済ませ、関係者の多くが「退職の意思は固い」と語っています。退職届は臨時理事会が行われる6月2日にも受理される見込みです。受理されれば、宮城野部屋の再建のみならず、「親方」としての役割も失うことになります。 複数の親方によれば、彼はすでに3月の春場所の時点で「やめる」と話していたそうです。この退職届の存在は、八角理事長(元横綱北勝海)をはじめ協会執行部も把握しており、29日の定例理事会とは別に臨時理事会で協議することが決定しています。親しい親方たちは一様に「退職の意思は固い」と述べています。 昨年起こった元前頭北青鵬による暴力事件の監督責任を問われた宮城野親方は、2階級降格などの処分を受け、事実上宮城野部屋は閉鎖され、昨年4月に師弟ともに伊勢ケ浜部屋に転籍しました。それ以降、彼は伊勢ケ浜部屋に通いながら、後進の育成に努めていました。 しかし、部屋付き親方としての期間は無期限で、部屋再興の具体的な要求事項も明示されていません。ある親方は「弟子の勧誘が禁じられ、理事選挙への出馬も10年間できない規定があるため、部屋を再興できるのかもわからず、希望を失ってしまっていた」と述べています。 さらに、伊勢ケ浜親方が今月の夏場所を最後に定年を迎えるというタイミングで、弟子の照ノ富士親方(元横綱)が部屋を引き継ぐ予定もあります。この件も6月2日の臨時理事会で話し合われ、承認される見通しです。関係者は「宮城野親方と照ノ富士親方は、表向きには普通に話していても、互いに不快感を抱いている」と述べています。宮城野親方は4月、この1年を振り返り「想像以上に勉強になった。この1年が10年、5年のような」と伊勢ケ浜親方の指導力に感謝していましたが、同じモンゴル出身の後輩横綱で、親方歴の短い照ノ富士親方が継承する部屋に留まることには違和感を覚えていたということです。 部屋再興の見通しが立たず、伊勢ケ浜部屋に居場所がないという感覚が重なり、退職を決意したようです。しかし、別の親方は「夏場所14日目に本人が『やめるのをやめた』と言っていた」との証言もあり、多少の迷いがあったかもしれません。それでも、「意思は固い」という声が多数を占めています。このままでは、希代の大横綱が道半ばで協会を去る可能性が高いです。 ◆宮城野翔(みやぎの・しょう)は本名白鵬翔、元横綱白鵬です。 1985年3月11日、モンゴルのウランバートル生まれで、2000年10月に来日、2001年の春場所で初土俵を踏みました。2006年の夏場所で大関に昇進し初優勝。2007年名古屋場所で第69代横綱に昇進しました。2010年には横綱双葉山に次ぐ史上2位の63連勝を達成。優勝45回、通算1187勝など史上1位の記録を樹立。横綱在位は最長の84場所。2019年9月に日本国籍を取得し、2021年9月に現役引退、2022年7月から部屋を継承しましたが、弟子の不祥事により、2024年4月から力士たちとともに伊勢ケ浜部屋に所属しています。父ジジド・ムンフバト氏(故人)はメキシコ五輪レスリング銀メダリストです。

横綱大の里が奉納土俵入り 雨にも負けずABEMAで生中継「感動して涙が出た」の声

第75代横綱である大の里(24歳、二所ノ関部屋)の横綱推挙状授与式と奉納土俵入りが、10月30日に東京の明治神宮で行われました。開始予定の午後3時の7時間前には、すでに朝8時から並ぶ人々の様子がSNSで話題になっていましたが、雨天により奉納は社殿内で執り行われ、一般に公開されることはありませんでした。観覧は関係者のみに限られましたが、新横綱は元大関の高安(35歳、田子ノ浦部屋)を太刀持ちに、そして竜電(34歳、高田川部屋)を露払いに起用し、堂々たる雲竜型の土俵入りを披露しました。観覧者からは「いいぞ」「横綱~」という応援の声が飛び交いました。この様子はABEMAで生中継されており、平日の昼間という時間にもかかわらず、「ABEMAで大の里の土俵入りが始まった」という投稿を皮切りに、「なんか感動して涙が出た」「二所ノ関親方も自分の土俵入りを思い出しているかもしれない」という声がSNSで多数寄せられました。

ドジャース奥様会、テーラーと日系美人妻の心温まる写真を共有 エンゼルスでの新しい旅立ちへ

ドジャースの奥様会が29日(日本時間30日)にインスタグラムで更新を行い、エンゼルスに移籍したクリス・テーラー選手(34)の妻であるメアリーさんが、移籍後初めて投稿した写真と共に新しい旅立ちを祝福しました。 メアリーさんはドジャース時代を振り返る20枚の写真を投稿しました。その中には、ワールドシリーズ優勝時のパレードや、夫とのユニホーム姿での2ショット、家族や夫婦、奥様仲間との写真が含まれています。「ドジャースと共に過ごした9シーズン、クリスを誇りに思います。フィールド内外での素晴らしい瞬間を決して忘れません。そして、私にとって生涯の友達となったドジャーガールの皆さんにも感謝します」とチームやファン、奥様会に心から感謝の意を伝えました。 メアリーさんはハワイ出身で、祖母が日本人の日系アメリカ人です。彼女は南カリフォルニア大学大学院を卒業し、弁護士資格を持つ実力派。3月に東京ドームで行われたカブスとの開幕シリーズでは、その美貌から井川遥に似ていると話題になりました。 クリス・テーラー選手は内外野の複数ポジションをこなせるユーティリティープレイヤーとして、2016年のシーズン途中からドジャースに貢献してきました。しかし、今季は若手選手の活躍により出場機会が減少し、18日にドジャースを退団することとなりました。エンゼルス移籍後は、初日から「8番中堅」としてスタメン出場し、チームの新たな勢力として期待されています。テーラー選手も同日にインスタグラムを通じて、これまでのチームへの感謝の気持ちを綴っています。