Year: 2025

【WEリーグ】「4冠目指す」23年W杯代表MF猶本光、三菱重工浦和から日テレ東京Vに移籍

サッカー女子WEリーグにおいて24-25年シーズンで優勝した日テレ東京Vは、30日にMF猶本光(31)が三菱重工浦和から完全移籍で加入することを発表しました。 猶本はクラブを通じて、「日本の女子サッカー界をリードする名門クラブの一員となることができて嬉しく思います。WEリーグ、AWCL、皇后杯、リーグカップの“4冠”を目指すこのクラブで、チームの勝利に貢献するために全力を尽くします」とコメントしています。 猶本は2012年に福岡J・アンクラスから浦和レディースに加入し、2014年にはなでしこリーグでベストイレブンを受賞しました。22-22年のWEリーグでもベストイレブンに選ばれています。なでしこリーグ通算151試合で14得点、WEリーグ通算50試合で15得点を記録しています。また、なでしこジャパンとして23年FIFA女子ワールドカップ(W杯)にも出場しました。 三菱重工浦和は27日、猶本に加え、東アジアE-1選手権に出場する女子日本代表の石川璃音(21)と遠藤優(27)、そして栗島朱里(30)、竹内愛未(19)が移籍の準備のためチームを離れることを発表しました。石川、遠藤、栗島は海外クラブへの移籍が予定されており、竹内も海外移籍の可能性があるとされています。

【クラブW杯】「世界最高のチーム」パリSG、メッシら先発のマイアミに4発快勝、順当8強

FIFAクラブワールドカップの決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)において、ヨーロッパ王者のパリ・サンジェルマン(フランス)がアルゼンチン代表フォワードのメッシが先発したマイアミ(米国)に4-0で快勝し、ベスト8に駒を進めました。試合は前半に4点を奪って決着。準々決勝ではバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)との対戦が待っています。メッシがかつて在籍していたパリSGを指揮するのはルイス・エンリケ監督で、彼は10年前にバルセロナ(スペイン)をクラブW杯優勝へと導いた経験があります。当時のバルセロナには、今回マイアミで先発したメッシ、フォワードのスアレス、中盤のブスケツ、ディフェンダーのアルバが所属しており、現マイアミ監督のマスケラーノも選手でした。この注目の対決には6万5574人のファンが観戦し、戦前の予想通りパリSGが序盤から圧倒しました。試合開始6分には、左サイドからのミッドフィールダー・ビティーニャのフリーキックをミッドフィールダー・ジョアン・ネベスが頭でゴールに押し込み、リードを奪いました。39分には高い位置でボールを奪取し、再びジョアン・ネベスが押し込んで得点しました。44分にはフォワード・ドゥエの右からのクロスが相手のオウンゴールを誘い、その直後にはディフェンダー・ハキミが攻め上がって4点目を奪いました。後半からマイアミはメッシを中心に反撃しましたが、得点することはできませんでした。パリSGはエースのフォワード・デンベレがケガから復帰し、途中出場して約30分間プレー。後半は無得点に終わりましたが、優勝候補としての地位を確立しました。ルイス・エンリケ監督は「試合の立ち上がりが良く、うまくコントロールすることができた。後半はチャンスが減ったものの、全体的に多くのチャンスを創出できた。全選手の動きに満足している」とコメント。2得点のジョアン・ネベスは「1試合で2ゴールを決めたのは初めてなので、とても嬉しいが、それ以上に勝利できたことが何より」と喜び、「相手が誰であっても自分たちのプレーを貫く。自信を持っている」と語りました。マイアミのマスケラーノ監督はパリSGについて「おそらく世界最高のチームで、素晴らしい監督も持っている。我々は最後まで粘り強く戦った。そんな選手たちを誇りに思う」と述べました。

【阪神】勝利への流れをつかんだサインプレー 大山悠輔「大きかった」過去の経験を生かす

阪神の守備陣の周到な準備が勝敗を分けた。先発の伊藤将司投手(29)は初回、2アウトながら一、二塁のピンチを迎えていた。前の森下翔太外野手(24)がソロホームランで先制した直後で、ここは何としても抑えて流れをつかみたかった。 打者の増田珠外野手(26)に対してカウントは2-2。5球目を投げる前に、一塁手の大山悠輔内野手(30)は一塁ランナーのホセ・オスナ(32)の背後からベースに走り込んだ。 けん制技術に優れた伊藤投手が絶妙なタイミングで一塁に投げた。判定はセーフだったが、大山は即座にベンチにリクエストを要請。結果、アウトに覆った。この好判断について大山は「そうですね、大きかったと思います」と試合を振り返った。 チームとして用意されたサインプレーが功を奏したようだ。2アウトのため、一塁走者は長打が出れば一気に本塁を狙う心理にある。それを読み切ってのプレーだった。 過去の苦い経験が生かされた。12日の西武戦(ベルーナドーム)では、3点を追う状況で8回1アウト満塁、一塁ランナーの佐藤輝明内野手(26)が同様のピックオフプレーでアウトになった。 阪神は交流戦終了後の4日間を使って、2度にわたり室内練習場を閉め切って連係プレーの確認を行っていた。藤川球児監督(44)は詳細については触れなかったが、ピックオフプレーの確認も含まれていた可能性がある。 この1つのプレーにより伊藤将投手は、3回以降無安打で2安打完封勝利を収め、快勝で6月を締めくくった。

大谷翔平、6月を7本塁打で締めくくる 昨年同月には届かずも昨季をしのぐペース

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手(30)が、彼の得意とする6月を7本塁打で締めました。6月の最初の一発は、2日(日本時間3日)のメッツ戦での23号でした。その後、11試合にわたり46打席で本塁打が出ず、14日(同15日)に本拠地で行われたジャイアンツ戦の第1打席で24号の先頭打者アーチを放ち、同試合の第4打席で25号ソロ本塁打を記録しました。16日(同17日)のパドレス戦では、663日ぶりに打者と投手両方で出場する「二刀流」が復活しました。「投手大谷」としても再び光を放ち、20日(同21日)に行われたナショナルズ戦では、26号2ランを含む5打点を叩き出しました。二刀流復帰後は4本塁打を追加しました。昨年の6月の12本塁打や、今季5月の15本塁打には届かなかったものの、昨季6月終了時の26本塁打を上回る29本塁打を記録しました。6月の打撃成績は、打率2割7分6厘、7本塁打、17打点、盗塁0、出塁率+長打率(OPS)は.967でした。

【阪神】ドラフト2位の今朝丸裕喜が2軍中日戦でプロ最長の7回1失点&最多11奪三振 平田2軍監督から称賛の声

阪神タイガースのドラフト2位で入団した右腕の今朝丸裕喜投手(19歳)は、ウエスタン・リーグの中日戦(SGL)で、7回を4安打1失点にまとめ、自らの通算3勝目を挙げました。これにより3連勝達成です。特に7回無死一、二塁の局面で、3度の打点王に輝いた4番打者の中田選手を三振に抑えるなど、圧倒的なピッチングを見せました。この試合ではプロ最多となる11奪三振も記録。「今日は打たれてもいいと思って、ストライクを先に取ることを意識して挑めた。真っ直ぐで押せたので変化球もよく効いた」と語りました。平田2軍監督も「花丸、二重丸、そして今朝丸だな」と大いに称賛しました。また、阪神の原口選手も(7回に代打で勝ち越しの適時打を放ち、4試合連続安打を記録)、「追い込まれても良いスイングができ、ヒットを打てたのは本当に良かった。暖かくなってきて、自分にとって得意な季節なので、その効果だと思います」とコメントしました。

ジャッジが二本のホームランで大谷を追い越す 本塁打ランキングでメジャー2位に

ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)がドジャースの大谷翔平投手(30)を追い抜く29号と30号のホームランを放ちました。ジャッジは試合で3番指名打者としてスタメン出場し、5-0の2死二塁の場面で右腕セベリーノの内角スイーパーをとらえ、29号の2ランホームランを打ちました。このホームランは大谷と並ぶ記録で、打球速度は110.2マイル(約177キロ)、飛距離は402フィート(約123メートル)、角度は36度でした。さらに、10-5で迎えた7回1死一塁の場面で、フルカウントから右腕ファーガソンの内角直球を左中間のブルペンに運びました。この30号ホームランは大谷を追い越す一撃で、打球速度は107マイル(約172キロ)、飛距離は426フィート(約130メートル)、角度は26度でした。この結果、ジャッジはマリナーズのカル・ローリー捕手(28)の32本塁打に次ぐ、メジャー単独2位に浮上しました。1試合で圧倒的な2本のホームランを放ち、ライバルの大谷を追い越しました。この日は4打数2安打2本塁打4打点を記録し、打率は3割5分6厘、30本塁打、67打点、6盗塁、OPS(出塁率+長打率)は1.180となりました。

ドジャース完勝で6カード連続のカード勝ち越し 24歳左腕がスーパー救援、大谷翔平はノーヒット

ロサンゼルス・ドジャースはカンザスシティ・ロイヤルズに完勝し、6カード連続で勝ち越しを決めました。打線では、0-1とビハインドの展開から、フレディ・フリーマン選手(35歳)に代わって出場したキケ・ヘルナンデス選手(33歳)が逆転となる8号2ランを放ちました。さらに6回にウィル・スミス捕手(30歳)が10号ソロホームラン、7回にはマックス・マンシー内野手(34歳)とミゲル・ロハス内野手(35歳)が適時打を放ち、リードを広げました。 投手陣はブルペンを中心に継投策を選択。先発したルー・トリビノ投手(33歳)が1失点を許しましたが、その後、ジャスティン・ロブレスキ投手(24歳)が素晴らしい働きを見せ、6回を投げ3安打1四球無失点、6奪三振と見事に抑えました。カービー・イエーツ投手(38歳)らも後を引き継ぎ、勝利を守り切りました。 一方、28日(現地29日)にはピッチャーとして2回無失点に抑えた大谷翔平選手(30歳)は、この日は打撃でノーヒットに終わり、左飛、中飛、空振り三振、遊ゴロ併殺と振るいませんでした。

【ソフトバンク】助かった!ポランコに三塁コーチが「肉体的援助」でアウト 同点ピンチしのぐ

ソフトバンクは珍しい方法で同点のピンチを切り抜けました。試合の焦点は2-0で迎えた7回でした。2番手投手の津森が無死一、二塁のピンチを招くと、ソトに右中間へ2塁打を打たれてしまいました。二塁走者の西川がホームに返りましたが、一塁走者だったポランコが本塁に向かう途中で三塁コーチと接触したのです。ポランコは三塁へ戻りましたが、アウトと判定されました。三塁塁審は「三塁コーチによる肉体的援助がありました。アウトとします」とアナウンスしました。1死二塁として試合は再開され、代打角中が左翼フライに倒れました。もし無死二、三塁だった場合、犠牲フライで得点されていた可能性もあります。結果的には2死二塁から小川を空振り三振に仕留め、1点の失点に抑えることができました。

ロバーツ監督、離脱中の佐々木朗希にコメント「とても良い状態にある」 遠征には同行せずロサンゼルスで調整を続ける

右肩のインピンジメントによりチームから離脱しているドジャースの佐々木朗希投手(23)について、デーブ・ロバーツ監督(53)は試合前に「とても良い状態にある。球速も増している」と述べました。現段階でキャッチボールを再開しており、徐々に回復の兆しを見せていますが、具体的なリハビリ日程はまだ明らかにされていません。5月中旬に負傷者リスト(IL)入りした佐々木は、遠征には加わらず、ロサンゼルスに残って調整を続けています。

【サンクルー大賞】カランダガン、アヴァンチュールを制しG1初勝利!ゴリアットは無念の最下位5着

カランダガン(4歳のセン馬、F・グラファール厩舎、父はグレンイーグルス)が堂々たる走りでG1初優勝を飾りました。ミカエル・バルザローナ騎手が手綱を取り、勝ちタイムは2分28秒28でした。昨年の英インターナショナルS、英チャンピオンS、そして今年のドバイシーマCとコロネーションCで、惜しくもG1・2着が続いていた流れに見事終止符を打った瞬間でした。レースは5頭が出走し、道中はジュンコ、ゴリアット、アヴァンチュール、カランダガン、イレジンが縦一列で進む展開に。直線に入り、残り300メートル付近でゴリアットが力尽きると、アヴァンチュールとカランダガンの一騎打ちに。しかし、カランダガンが最後の力を振り絞り、アヴァンチュールを大きく引き離しました。このレースはフランスの上半期の古馬最強を決める重要な一戦。今年はセン馬4頭に牝馬1頭という編成で、牡馬は出走していませんでした。3馬身半差で2着となったアヴァンチュールは、昨年の凱旋門賞で2着に入った実力派の唯一の牝馬でした。3着は逃げ切りを図ったジュンコ、4着はイレジンに。期待されていたゴリアットは失速し、残念ながら最下位の5着でゴールインとなりました。