Year: 2025

【ヤクルト】新星・中村優斗、プロ入りの驚き!高校では想定外の道、5回無失点で初勝利達成

ヤクルトの期待の新人、中村優斗投手(22歳、愛知工大出身)が5回を投げ7安打を抑え、見事プロ入り初勝利を掴みました。5回2アウト満塁の緊迫した場面では、自信を持ってサインに頷き、127キロのスライダーで広島のファビアン選手をファウルフライに仕留めました。三者凡退こそなかったものの、しっかりと粘りを見せました。「当初、プロ野球は考えていなかったが、今1勝を手にし、不思議な気持ちです。でも、もっと勝っていきたいですね」と語りました。 彼にとっての転機は1年前の春でした。「あの瞬間が私の変わり目でした」と話します。大学在学中に侍ジャパンの強化試合メンバーに選ばれ、オリックスの山下舜平大選手とのキャッチボールで驚きを感じました。球の伸びや軌道、音のすべてが別次元だったのです。「どんな感覚なのか」「どんなトレーニングをしているのか」、疑問が次々と湧き出し、彼はそれに答えを求め続けました。 その結果、ボックスジャンプなどの瞬発力を鍛えるトレーニングを取り入れ、最高速は157キロから160キロに向上しました。プロの舞台に立ってからも、コンディション不良に悩む中、栄養学やトレーニングについての勉強を続けました。 高校時代はプロを目指さず、公務員を志望していました。しかし、高校3年の時に145キロを記録し、野球を続けることを決意。今、その選択が実を結びました。今回の試合後には登録を一度抹消し、次の登板に備えます。苦戦するチームに光をもたらした中村選手の活躍に期待が高まります。【上田悠太】 ◆中村優斗(なかむら・ゆうと)2003年2月8日生まれ、長崎県出身。諫早農業高校卒業後、愛知工業大学に進学。大学リーグ戦に1年生の春から出場し、通算51試合で16勝18敗。大学3年春から3季連続で奪三振王を獲得。24年のドラフト1位でヤクルト入団。25年6月22日にオリックス戦でプロデビュー。身長176センチ、体重86キロ。右投げ左打ち。今季の推定年俸は1,600万円。 ▽ヤクルトの高津監督は中村選手について「5回まできっちりと投げ抜き、変化球もしっかりと腕を振って投げていた。勝利を導く姿を見て立派だと思った」と評価しました。

【読売ジャイアンツ】緊急スタメンの門脇誠が脱水症状で途中交代

読売ジャイアンツの内野手、門脇誠(24歳)は、脱水症状による足の痙攣で試合の途中、5回の守備時に交代を余儀なくされました。体調不良により今季初めてスタメンから外れた吉川尚輝内野手(30歳)の代役として二塁を守りましたが、「急なことでした。準備はしていましたが、試合中はいつも以上に汗をかいていました。それに2打席とも塁に出て走ったことが影響したと思います。準備不足を痛感しています」と振り返りました。明日以降については「変わらずしっかりとした準備を続けるしかないと思っています」とコメント。指揮官の阿部監督は「こういった屋外の球場では特にこの暑さも影響します。そういった点も考慮する必要がありますね」と試合後に述べました。

【DeNA】プロ初勝利に挑む小園健太、今季初先発で5回3失点、勝ち投手の権利を手に降板

今季初先発を務めたDeNAの小園健太投手(22)は、5回3安打3失点の粘り強い投球を見せ、プロ初勝利の権利を持ちながらマウンドを降りました。1回の最初の打者、中日上林を二ゴロ、続く田中を中飛に仕留め、わずか5球で2アウトを取るテンポの良さを見せました。しかし、その後は岡林に四球を与え、4番細川には2球で追い込んだものの、3球目の直球を左前に運ばれました。2アウト一、二塁の危機に直面し、前夜の試合でホームランを放ったボスラーには、3球目の133キロのスプリットチェンジアップを右中間席へ運ばれ、先制の3ランを許すことになりました。一瞬、呆然とした表情を見せた小園でしたが、すぐに切り替え、続く板山を二ゴロに打ち取り、1回表の投球を終えました。その裏、打線が同点に追いつくと、2回以降は気迫あふれる投球で打者を凡退に仕留めました。3回には、1アウトから岡林に二塁打を許しましたが、続く4番細川と、1打席目に3ランを打たれた5番ボスラーをスライダーで連続三振に仕留め、豪快なガッツポーズで気持ちを爆発させました。打線は4回、井上が2試合連続のソロホームランで勝ち越しに成功しました。5回の裏には2アウトから四球を与えたものの、岡林を遊飛に仕留め、勝ち投手の権利を守り抜きました。そして、5回の打席で代打が送られ、マウンドを降りました。

谷繁元信氏、巨人の初回先制点における巧みな駆け引きを解説「阪神捕手の坂本が考えすぎ」

日刊スポーツの評論家、谷繁元信氏(54歳)は、プロ野球試合の初回での先制点について行われた「駆け引き」を詳しく解説しました。谷繁氏はテレビ中継の解説を担当しており、1回表に巨人の4番として初めて起用された増田陸選手(25歳)が、先制の2点タイムリー二塁打を放った場面を取り上げました。この場面では1死一、二塁で阪神の先発投手である伊原選手が7球目の内角カットボールを投じ、増田選手が左翼線に打ち返しました。しかし谷繁氏が注目したのは、その前の6球目です。6球目の外角ツーシームを増田選手がファウルにした際、増田選手がバッティングフォームで開いてしまったと指摘しました。普通、バッターはそれを見て修正したがるものですが、増田選手は7球目でもフォームを変えませんでした。それについて谷繁氏は「だから打たれたんです。これは坂本捕手が考えすぎた結果ですよね。普通に考えれば、外にボールを落としておけば問題なかった。しかし、坂本選手は相手が修正してくると考えて駆け引きをしましたが、結果的にはそれが裏目に出ました」と述べました。

【日本ハム】首位から3位へ…今シーズン3度目の3連敗でオリックスとソフトバンクに先を越される

日本ハムは4月25日以来、今シーズン3度目の3連敗を喫し、首位から3位に後退しました。先発の金村尚真投手(24歳)は4回3失点と厳しい状況を乗り切れず、打線もソフトバンクの先発松本晴投手を攻略することができませんでした。結果、3回に敵失で1点を取るのが精一杯で、14三振を喫するなど元気がありませんでした。4月29日からのみずほペイペイドームでの3連戦ではソフトバンクに3連勝していたものの、東京ドームでのこのカードでは逆に3タテを食らってしまいました。その結果、5月11日から守ってきた単独首位の座を失いました。この日試合がなかったオリックスには勝率で5厘差をつけられ首位を明け渡し、ソフトバンクにも勝率で2厘差を許し2位に上昇され、日本ハムは4月28日以来の3位に順位を落としました。◆パ・リーグ上位3チームの6月3日時点の順位は以下の通り。首位オリックス 40勝29敗3分け 勝率5割8分0厘2位ソフトバンク 41勝30敗3分け 勝率5割7分7厘3位日本ハム 42勝31敗2分け 勝率5割7分5厘※上位3チームのゲーム差はありません

【球宴】選手間投票で中日上林、巨人吉川、DeNAオースティンが新たに選出/セ投票結果一覧

日本野球機構(NPB)は3日に、「マイナビオールスターゲーム2025」(23日=京セラドーム大阪、24日=横浜)の選手間投票の結果を発表しました。巨人と阪神からは、それぞれ3名が選出され、新たに巨人の山崎伊織、巨人の吉川尚輝、DeNAのオースティン、そして中日の上林誠知が選ばれました。セ・リーグの選出選手は以下に示されています。   ◇   ◇   ◇【投手】巨人 山崎伊織 156票【捕手】◎巨人 甲斐拓也 302票【一塁手】DeNA オースティン 235票【二塁手】巨人 吉川尚輝 284票【三塁手】◎阪神 佐藤輝明 388票【遊撃手】◎広島 矢野雅哉 329票【外野手】◎阪神 森下翔太 388票◎阪神 近本光司 313票中日 上林誠知 250票 ◎はファン投票でも選出された選手

【巨人】阿部慎之助監督に厳重注意と制裁金10万円 2日、球審に抗議とみなされ退場を宣告

日本野球機構(NPB)は3日、2日に行われた阪神-巨人の試合(甲子園)で退場処分を受けた巨人の阿部慎之助監督(46)に対し、厳重注意と制裁金10万円を課したと発表しました。試合は0-0の8回、2アウト1、2塁の場面。阪神の大山選手が放った打球がショートに直撃し、ボールはイレギュラーで二塁側へ転がりました。二塁走者の森下選手が三塁を回って本塁に突入し、一度はアウトと判定されたものの、阪神の藤川監督がリクエストを行い、リプレー検証の結果セーフに覆りました。阿部監督は投手交代の際に、球審にリクエスト結果についての説明を求めたことが抗議と見なされ、退場を宣告されました。試合後、阿部監督は「見た限りではアウトだと思った。抗議してはいけなかったが、思わずしてしまったことは申し訳ないと思う。退場によって最後まで指揮を取れなかったことは監督としてよくないことであり、選手たちにも申し訳ないと感じています」と述べました。 榊原定征コミッショナー名義での発表によれば、状況は次の通りです。8回裏2死走者1、2塁、阪神大山選手の遊ゴロを読売の泉口遊撃手がはじき、カバーに入った吉川二塁手が本塁へ送球、山本球審はアウトを宣告しました。この判定に対して阪神藤川監督がリクエストを行使し、映像検証の結果、判定がセーフに変更されました。直後、投手交代を告げるために出た阿部監督は、山本球審に判定に対する異議を申し立てました。その後、吉本責任審判員がリクエストに対する異議申し立ては認められず退場する旨を伝えましたが、阿部監督が応じず退場を宣告されました。

リバプールのポルトガル代表FWジョタ交通事故死、結婚10日余りの悲劇 遠藤航らとリーグ制覇

リバプールのポルトガル代表FWディオゴ・ジョタ(28)が3日、スペイン北西部のサモラ県で交通事故に遭い死去した。弟のアンドレ・シルバも一緒だった。英BBCなど欧州メディアが一斉に報じている。現地報道によると3日午前0時30分頃、愛車のランボルギーニで走行中、他の車を追い越そうとした際にタイヤがパンクし、路上から外れてその後の衝突によって炎上したという。6月22日に結婚式を挙げたばかりで、SNSに幸せそうな写真を投稿していた。3人の子供もいる。ジョタは日本代表MF遠藤航の同僚。リバプールで24-25年シーズンのリーグ優勝に貢献し、6月のネーションズリーグではポルトガル代表としてスペインを破り、優勝を果たしていた。

【球宴】選手間投票で初選出の楽天ドラ1宗山塁「せっかくなのでホームラン」私服は「今から準備」

楽天ドラフト1位の宗山塁内野手(22)が、初の球宴で本塁打を狙うと宣言しました。7月3日、マイナビオールスターゲーム2025(23日に京セラドーム大阪、24日に横浜で開催)の選手間投票結果が発表されました。ファン投票では遊撃部門2位で惜しくも選ばれませんでしたが、選手間投票で初選出。「シーズンの中で一つ目指していたところなので、1年目からそういう機会をいただけるのはありがたいですし、いい経験にしたい」と意気込みを語りました。 昨秋のドラフト会議では5球団が競合した注目の選手である宗山は、1年目から遊撃のレギュラーに定着しました。今季、67試合に出場し、打率は2割5分、本塁打2本、打点18と活躍しています。決して長打力のあるバッターではないものの、「狙ってなかなか自分は打つタイプじゃないというのもあるんですけど、せっかくなのでホームランを打てればいい」と語り、年に2回のお祭りだからこそ大きな目標を掲げました。 24日の試合前には、出場全選手が私服で登場するスペシャルステージイベントがあります。「私服、全然持ってないんで。確か去年、ショーみたいなのをやってたなっていうのをさっき思い出したんで、ちょっと今から準備しようと思う」とコメントしました。 昨年の球宴では、チームメートの辰己涼介外野手(28)が上下真っ赤な衣装で派手に登場しました。宗山は「面白いことやれって言われたんですけど、ちょっと辰己さんにはかなわないので、今回は普通かな」と自然体で臨むことを予告しました。

【球宴】巨人山崎伊織が選手間投票で2年連続選出 甲斐拓也はセでは初、吉川尚輝は初選出

巨人の3選手が3日、「マイナビオールスターゲーム2025」(7月23日=京セラドーム大阪、同24日=横浜スタジアム)に選手間投票で選出された。山崎伊織投手(26)は2年連続の舞台。今季は開幕から36イニング連続無失点のセ・リーグ記録を樹立するなど、投手陣の軸として活躍を続ける。「普段敵のチームの方と一緒に試合をしますし、すごい選手たちが来ると思うので、いろんなことを吸収したい」と抱負を語った。昨年は登板時の写真が、同い年で当時育成の巨人山崎友輔投手に間違えられる出来事があった。「ビジョンの写真が僕じゃなかったので。まあ、今年も自分でなくてもいいかなと思いますけど」とうそぶきながら、しっかりと投球でも存在感をみせる。捕手部門でも選出された甲斐拓也捕手(32)は「普段交流のない選手と交流できる時間だと思いますし、シンプルに野球を楽しめる試合になるかなと思う」と胸を躍らせた。ソフトバンク時代に3度のオールスター出場経験があるが、セ・リーグの選手として出場するのは初めてになる。吉川尚輝内野手(30)は初の舞台に「伊織とかに聞いて楽しみ方とか聞きたいと思います」とまずは情報収集から。昨季ゴールデングラブ賞受賞の守備、さらに今季は4番も任される好調な打撃でのプレーも期待される。「ファンの人たちに楽しんでもらえるようなプレーが出来るように頑張りたいなと思います」と心待ちにした。甲斐はファン投票で選出されており、山崎、吉川は新たに出場が決まった。