【ソフトバンク】モイネロが圧巻の奪三振ショー 8回18奪三振も延長での敗戦に
ソフトバンクのリバン・モイネロ投手(29)は、ヤクルトを相手に「日本生命セ・パ交流戦」で一味違う奪三振ショーを展開しました。8回を3安打無失点に抑え、球団記録を更新する1試合18奪三振を達成しました。しかし、その快投も実らず、チームは延長戦でサヨナラ負けを喫しました。これで連勝は3でストップし、交流戦初の黒星となりました。 ◇ ◇ ◇モイネロ投手は試合が進むにつれてますます力を発揮し、対戦相手のバットに球を当てることすら許しませんでした。8回を投げ切り、3安打無失点、球団記録である18奪三振を達成しました。試合後には記録について「知らなかった。誰かがいつか記録を破ると思う。それよりも自分が健康でいいピッチングをすることが重要」とコメントしました。序盤から圧倒的な投球を見せ、3回までのアウトは全て空振り三振でした。この日最速の154キロのストレートを軸に、カーブやチェンジアップを組み合わせました。試合が進むにつれ、内外角を巧みに攻め、積極的なスイングをする相手打線を抑え込みました。モイネロ投手は明るい性格で、豪快な一面もあります。練習場にはスピーカーを担いで入り、大音量で音楽をかけながらリラックスすることもあります。またある日、ベルトを忘れたため、プライベート用の「ルイ・ヴィトン」のベルトを使用してブルペン投球を行い、周囲を驚かせました。この日は神宮球場でファンを魅了するパフォーマンスを披露しました。しかし、9回にオスナ投手が同点2ランを許し、延長10回には松本裕投手が武岡選手にサヨナラ弾を打たれました。小久保監督は「今日は勝ち切るべきだった。打線が得点できる場面でできなかったのが悔しい」と試合を振り返りました。この敗戦により、チームには悔しさが残る結果となりました。【佐藤究】