Year: 2025

菊池雄星、古巣ブルージェイズ相手に6回1失点の好投

エンゼルスの菊池雄星投手(33)は、かつての古巣であるブルージェイズ戦に先発登板し、6回1失点という素晴らしい投球でチームのサヨナラ勝利に大きく貢献しました。最速156キロの速球を軸として、安定したパフォーマンスを見せ、クオリティー・スタート(QS=6回以上、自責点3以内)を達成しました。「先週から良いボールの数が増えていて、今年に入ってから一番良いボールが投げられたと思います」と、手応えを語りました。相手打者の動きを冷静に観察しつつ、要所では変化球をうまく混ぜました。初回から「右打者がライト方向を狙ってスイングしているように感じた」と分析し、内角へのスライダーとチェンジアップで巧みに攻めました。「バランスの良い投球ができた結果、球速がアップしていることは良いときのバロメーターですし、その中で変化球も効果的に使えました」と語りました。個人の勝敗は付きませんでしたが、今季初勝利は次回以降に持ち越されました。チームは1カ月ぶりに連勝を記録。「自分の役割を果たすことで、チームが勝つチャンスは確実に増えると思います。今日のように試合をつくっていけば、必ず良い方向に向かうと感じています。チームにとっても今は踏ん張りどころだから、この2試合で勝てたのは大きな収穫ですし、まだ5月ということで諦めずに戦っていきます」と力強く述べました。(アナハイム=久保賢吾)

【全文】巨人、声明を発表 「自首したいと…」オコエ瑠偉と増田大輝が書類送検

違法なオンラインカジノで賭博をしたとして、警視庁は賭博容疑で、巨人のオコエ瑠偉外野手(27)と増田大輝内野手(31)を書類送検しました。この情報は8日に捜査関係者から明らかにされました。捜査関係者によると、今年に入り球団から警察に相談があり、任意で捜査が行われていました。両選手とも容疑を認めており、自主的な申告があったため、起訴を求める意見はつけられていません。書類送検された容疑は、オコエが2022年7月と2023年5月、増田が2024年10月から11月にかけて、オンラインカジノサイトに国内から接続し賭博を行った疑いです。2人はバカラ賭博などを行い、オコエは約700万円賭けて450万円ほどの損失、増田は約300万円賭けて230万円ほどの損失があったとみられます。野球を含むスポーツを対象とした賭博は確認されませんでした。巨人は8日、名前を伏せた上で、所属の2人が違法なオンラインカジノを利用したことを認め、「自ら自首したいと申し出、スマートフォンの履歴や銀行口座の利用記録の提供にも積極的に応じました」とし、「検察庁の判断に基づき、適切に対処してまいります」とのコメントを発表しました。2人は違法性を認識せず興味本位で利用していたことを深く後悔しているとしています。オンラインカジノは事業者がギャンブルの合法国でライセンスを取得していても、日本国内からアクセスして金を賭けると賭博罪に問われる可能性があります。プロ野球界のオンラインカジノ問題を巡っては、日本野球機構(NPB)の内部組織である日本プロフェッショナル野球組織が3月に東京都内で会見を開き、オンラインカジノ利用の8球団計16人に対し、総額1020万円の制裁金を科すと発表していました。 2月に過去のオンラインカジノ利用が発覚したオリックスの山岡投手は、賭博容疑で書類送検されたものの、不起訴処分となりました。活動自粛期間を経て、5日に出場選手登録され、翌6日の日本ハム戦(京セラドーム大阪)で復帰登板を果たしました。   ◇   ◇   ◇読売巨人軍当球団所属の2名について、警視庁が東京地方検察庁に書類を送付した件に関する当球団のコメントは以下の通りです。記2名は本年2月20日、当球団がオンラインカジノの利用者は自主的に申告するよう呼びかけた直後に名乗り出て、自ら自首を申し出、スマートフォンの履歴や銀行口座の利用記録の提供にも積極的に応じました。2名は「開幕前に自らの過ちを正しておきたかった」と述べ、オンラインカジノの違法性を認識せず興味本位で利用していたことを深く後悔し、12球団で申し合わせた制裁金の上限いっぱいの支払いも異議なく受け入れています。当球団としては、今後の検察庁の判断に基づき、適切に対処してまいります。

井岡一翔、世界戦3日前に特別なTikTokライブを開催「この1年それしか考えず」、マルティネスと再戦へ

日本人プロボクシングのレジェンドである元世界4階級制覇王者、現在はWBA世界スーパーフライ級6位の井岡一翔(36歳、志成ジム所属)が、試合3日前の2月8日に特別なTikTokライブを実施しました。 彼は11日に東京の大田区総合体育館で、同級の王者フェルナンド・マルティネス(33歳、アルゼンチン出身)との再戦に臨みます。この日10時過ぎから始まったライブには、妻の恵美さんと共に出演しました。 井岡選手は昨年7月のタイトル統一戦でマルティネス選手に敗れており、それ以来の試合です。実は昨年大晦日に再戦が決定していましたが、王者がインフルエンザに感染したため試合直前で中止となりました。今回は再スタートの試合です。井岡選手は「まずは敗北の流れを断ち切り、リベンジを果たしたい。この1年ずっとそれだけを考えてきた」と決意を顕にしました。 仮に勝利すれば、彼は長谷川穗積の国内最年長王座奪取記録(35歳9カ月)を更新し、36歳1カ月という新記録を達成します。今のところ「引退は考えていない」と言い切る井岡選手は、妻の恵美さんから「45歳まで続けてほしい。あと10年は頑張って」と言われると、微笑みながら「それは無理だろう」と答えました。視聴者から「妊娠が判明し応援に行けませんが、子どもには一翔の名をつけます」とのコメントに対して彼は好反応を示しました。 約1時間にわたって、ファンからの質問に応じた井岡選手は、「応援している人々の思いを背負って戦いたい」と語りつつ、「5月11日は全力で臨みます。再びチャンピオンの姿をお見せします」と意気込みを語りました。

【巨人】赤星優志が奮起 主軸の岡本選手の離脱に「ピッチャーとして試合を…」 9日ヤクルト戦で先発予定** **

** 巨人の赤星優志投手(25歳)は、9日に神宮で行われるヤクルト戦で先発します。8日には川崎市のジャイアンツ球場でランニングや立ち投げを行い調整を進めました。赤星投手は「周りのことに気を取られず、自分自身のプレーに集中して、結果を出したい」と強い意欲を見せました。 今季のヤクルト戦ではすでに2戦2勝と好成績を収めており、「相性が良いので、意識して大胆に攻める部分と、丁寧に行く部分をしっかりと使い分けたい」と3勝目に自信をのぞかせました。 今季は好調を維持しています。ここまでの成績は2勝3敗ですが、防御率は優秀な2.18です。前回登板した3日のDeNA戦(横浜)でもシーズン最長の7回を投げ、5安打無失点と見事なピッチングを披露しました。今回の登板は中5日で行われますが、「調整は特に変わらず、いつも通り1週間の準備をしました」とコメントしました。 6日に行われた阪神戦で主軸の岡本和真内野手(28歳)が左肘の靱帯を損傷し、長期の離脱が決まりました。「打線の中心選手がいない今、ピッチャーとして試合を作り、これまで以上に気合を入れていきたい」と、投手陣全員で奮起することを誓いました。

【卓球】丹羽孝希が米国へ、ニューヨーク入り オンラインカジノ利用で日本で資格停止6カ月

米プロ卓球リーグ「メジャーリーグ・テーブルテニス(MLTT)」は8日までにロースターを発表し、男子団体で16年リオデジャネイロ五輪(オリンピック)銀、21年東京五輪銅メダルの丹羽孝希(30)がニューヨーク・スライスに在籍することとなった。ホームページのチームの選手一覧にも、米国、イラン、中国、韓国の選手とともに名を連ねた。MLTTは9月に開幕、全10チームが参加する。丹羽は23年、オンラインカジノサイトにアクセスした上でスポーツの勝敗を予想する賭博をしたとして25年1月下旬に書類送検された。千葉簡裁から罰金10万円の略式命令を受け、4月には日本卓球協会が資格停止6カ月の処分を発表していた。

【ビーチサッカー】日本、準々決勝で敗れる ポルトガルに6-7の接戦 W杯セーシェル大会

ビーチサッカーのワールドカップ(W杯)セーシェル大会は8日、ビクトリアで行われました。日本代表は、準々決勝でポルトガルと対戦し、6-7と僅差で敗れました。

【球宴】プラクティスユニフォームが公開 今年の開催球場2球団のイメージカラーを基調に採用

ファナティクス・ジャパンは8日、2025年のマイナビオールスターゲーム(7月23日=京セラドーム大阪、同24日=横浜)の試合前練習やホームランダービーにおいて、監督や選手が着用するプラクティスユニフォームのデザインを発表しました。今年の開催球場である京セラドーム大阪と横浜を本拠地とする2球団のイメージカラーが基調となり、両リーグのカラーである「グリーン」と「ブルー」がワンポイントとして用いられています。胸には「パシフィック」「セントラル」のリーグ名が掲げられており、左胸には各球団のカラーに合わせた6つの星が並ぶデザインになっています。

オンラインカジノ問題でNPBの調査、8球団16名が関与 オリックス山岡は不起訴、今週末に登板** **

** 違法なオンラインカジノでの賭博行為に関連し、警視庁は巨人のオコエ瑠偉選手(27歳)と増田大輝選手(31歳)を賭博容疑で書類送検したと、8日の調査により判明しました。捜査は、球団から警視庁への相談を受けて今年開始され、両選手は容疑を認め、自主的に申告したため起訴意見は付けられませんでした。   ◇   ◇   ◇<プロ野球界におけるオンラインカジノ問題の経緯>▼2月17日 オリックス球団は、NPBからのオンラインカジノ利用に関する調査依頼を受け取る。▼翌18日 球団本部長の小浜氏が山岡選手と面談し、過去に海外ライセンスのポーカーゲームトーナメントに参加した事実を確認。▼20日 オリックスはチーム全体に対して、全員聞き取り調査を実施。山岡選手以外に関与はなしと結論付ける。NPBの顧問弁護士が山岡選手をヒアリングし、利用したオンラインカジノはスポーツ賭博には該当しないことを確認。▼21日 山岡選手はキャンプ地の宮崎から帰阪し、大阪府警に相談。オリックスは緊急会見を行い、山岡選手に当面の活動自粛と自宅謹慎を指示。NPBは過去のオンラインカジノ利用者に自主申告を促し、12球団に徹底調査を指示。 ▼27日 NPBの中村事務局長が、12球団の調査結果を受け、新たに7球団から計14名の利用が発表されました。利用者の氏名は公表されず、「野球賭博」には該当しないと説明。▼3月5日 ソフトバンク関係者が、福岡県警から任意で事情聴取を受けていることが判明。▼12日 オリックスが、山岡選手の活動再開を13日から許可すると発表。▼24日 NPBが新たに1名の利用を確認し、計8球団から16名が関与。▼4月10日 ソフトバンク関係者が不起訴処分。▼23日 オリックス山岡選手も不起訴処分。▼5月5日 オリックス山岡選手が1軍選手登録を完了。▼翌6日 オリックス山岡選手、日本ハム戦で復帰し初登板。▼8日 巨人のオコエ選手と増田選手の書類送検が明らかに。

【球宴】阿部慎之助監督「宗山君、麦谷君も魅力」小久保裕紀監督「甲斐に会って…」/会見全文

日本野球機構(NPB)は8日、東京都内でマイナビオールスターゲーム2025(7月23日=京セラドーム大阪、7月24日=横浜)の要項発表記者会見を行いました。この会見には、就任1年目の2024年にリーグを制覇した巨人の阿部慎之助監督(46)とソフトバンクの小久保裕紀監督(53)が登壇しました。以下は阿部監督、小久保監督の会見全文です。-オールスターとはどんな場所阿部監督 本当にすばらしい選手が集まるこの舞台は、選手にとって最高のものではないかと感じます。小久保監督 選手として出場する立場から見ると、ベテラン、ルーキーのどちらが出るかや、他の球団の選手たちとの交流も含め、1年目と10回目とでは全く異なる経験となるので、選手にとっても非常にプラスになることが多いですね。-思い出に残っているシーンは阿部監督 昔、大道さんのまねをしておちゃらけた試合があったので、それが思い出に残っていますね。-MVPを2度獲得した思い出ではなく阿部監督 はい、それも光栄なことですが。-ベンチでの表情もファンは楽しみにしている小久保監督 今はあまりないかもしれませんが、我々の時代、約30年前くらいには、ベンチの端っこに座ったものです。ただ今は、ルーキーも真ん中に座る選手もいるので、そういったところも含めて良い場になればと思います。-今回初のセ・リーグ監督として指揮を執る阿部監督 非常に光栄なことですし、いつも対戦している素晴らしい選手たちと一緒にできることを楽しみにしています。-小久保監督はコーチとして昨年ベンチ入り小久保監督 昨年出させてもらった際には、打順やスタメンの選び方に驚きました。今年はより責任を感じて、預かった選手をケガさせないよう務めたいと思います。-今年のサプライズは小久保監督 チーム状態のことで頭がいっぱいなので、まだ考えていませんが、じっくり考えます。 -監督としてオールスターで初めて対戦、意識する部分は阿部監督 勝敗も大事ですが、何より野球ファンの皆様に楽しんでもらえる試合を提供したいと思っています。小久保監督 阿部監督とは現役時代もジャイアンツで一緒にやってきたので、お互い良い対戦になるよう持っていければと思います。-現在のベスト5成績一覧ボードが登場。気になる選手阿部監督 タイガースにボコボコにされた森下君や佐藤輝君が気になりますね。中心選手になると思います。-味方になればこれ以上心強い選手はいない阿部監督 楽しみにしていますし、打順などを決めるのが楽しみです。-セ・リーグの投手部門については阿部監督 出ている投手は素晴らしい選手ばかりです。どう起用するか、相談して決めます。-パ・リーグで気になる選手小久保監督 西武の西川選手が8盗塁で注目しています。楽天の宗山もルーキーと思えない落ち着きを持ち、注目しています。-パ・リーグ投手部門については小久保監督 西武の隅田と今井、オリックスの宮城は手強い投手です。自分のチームとして戦うのが楽しみです。-阿部監督へ、対戦するパ・リーグの気になる選手阿部監督 西武の西川君、ルーキーの宗山君、オリックスの麦谷君に注目しています。-投手陣については阿部監督 どう攻略するか楽しみにしています。-選手が決まっていない段階だが、見てみたいセ・パの対戦は阿部監督 防御率トップの隅田君とセ・リーグで調子が良い森下君の対戦を見てみたいですね。-小久保監督へ、対戦するセ・リーグの気になる選手小久保監督 以前のフレッシュオールスターに出場した森下が印象的です。彼の成長を非常に楽しみにしています。-投手陣は小久保監督 甲斐拓也がジャイアンツに移籍し、驚くべき成績を残しているので、会って話したいです。-阿部監督、近くで見ていていかがでしょうか阿部監督 彼のメンタルが成績に影響を与えていると思います。-今年は小久保パ・リーグ対セ・リーグ甲斐が見られるかもしれない小久保監督 それも楽しみの一つです。元チームメイトが相手にいるので、どう投げるか楽しみです。 -オールスターならではの戦い方阿部監督 真剣勝負やストレートだけの対決など、見応えのある素晴らしい舞台だと思っています。小久保監督 ピッチャーは短いイニングで力を出し切ることができるので、ルーキーにはスターへのステップにしてほしいです。-自分のチームからこの選手に出場してほしい阿部監督 若林にはオールスターに出場し、レギュラーを勝ち取ってほしいです。小久保監督 チームの中にはオールスターにふさわしい選手が育っています。彼らが出場することを楽しみにしています。-野球ファンへどんな姿を見せたいか阿部監督 プロ野球の素晴らしさを皆さんに感じてもらいたいし、感動を与えたいです。小久保監督 子どもたちやファンに素晴らしいパフォーマンスを見せてほしいです。

【阪神】門別啓人、今季初めて選手登録抹消 7日の巨人戦で4回KO 9戦無失点の漆原大晟も抹消

阪神タイガースの若手投手、門別啓人選手(20歳)が、今季初めて選手登録を抹消されました。7日に行われた東京ドームでの巨人戦で先発を務めましたが、初回に若林選手に2ランホームランを打たれました。4回には2アウトから連打を許し、4点を失ってしまい降板しました。藤川球児監督(44歳)は試合後のコメントで、「初回に本塁打を許し、その後も慎重になり過ぎた。まだ若さが見えるところがあります。経験不足は否めず、克服すべき課題がたくさんあります。若いのでこれからが楽しみですが、まずは状態も考慮し判断しました」と話し、2軍へ降格することを示唆していました。 プロ入り3年目の門別選手は、今季初めて開幕ローテーションに入り、4月6日の東京ドームでの巨人戦でプロ初勝利を挙げました。今季は6試合に登板し、1勝2敗、防御率4.73という成績を残しています。門別選手とともに、開幕から9試合連続無失点のリリーフとして活躍していた漆原大晟投手(28歳)も出場選手登録を抹消されたことが発表されました。