Year: 2025

【高校野球】「選手の皆さんにお願いがあります」慶応山田主将、選手宣誓で異例の呼びかけ/神奈川

慶応義塾高等学校の山田望意(のい)主将(3年)が堂々と選手宣誓を行い、「選手の皆さんにお願いがあります」と異例の呼びかけをしました。宣誓の後、大きな拍手が約30秒にわたって続きました。   ◇   ◇   ◇以下は選手宣誓の全文です。宣誓、七夕の日に願います。今年の神奈川大会が最高の大会となりますように。最高の大会は数多くの素晴らしい試合によって作り上げられます。素晴らしい試合では選手全員の素晴らしい表情が見られます。私の考える素晴らしい表情とは、真剣勝負の顔、ナイスプレーで喜ぶ顔、そして大好きな野球を全力で楽しむ顔です。しかし、これらの表情は自分一人で作ることはできません。チームメートや支えてくれる家族、指導者、関係者の方々はもちろん、同じく野球を愛する相手がいて成り立つものです。ここで、選手の皆さんにお願いがあります。今大会中、お互いのチームの好プレーに対して、拍手や歓声を送り、称え合いましょう。試合中にお互いを認め合い、試合後に、このチームと戦えて良かったと思えるような素晴らしい試合が続く、そんな最高の大会にしましょう。私たち選手一同は、感謝の気持ちを忘れず、素晴らしい表情で、常に挑戦し続けることを誓います。令和7年7月7日、選手代表、慶応義塾高等学校野球部主将、山田望意

ダルビッシュ有、今季初先発に向けての「球数制限」登板 日本時間8日に予定、75球および4~5回が基準

サンディエゴ・パドレスは6日、ダルビッシュ有投手(38)が日本時間8日に本拠地ペトコ・パークで行われるアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦で今季初めて先発することを公表しました。監督のシルト氏は「フィジカルコンディションが最も重要です」と語りつつ、球数制限がある試合になることを示唆しました。目安として75球、4~5イニングの予定です。ダルビッシュは右ひじの炎症のため、開幕時から故障者リストに入っていましたが、今回の初先発で勝利し、日米通算204勝目を挙げれば、黒田博樹氏の記録を超えることになります。

元RIZINファイター浅倉カンナ結婚発表「夢だったお嫁さん」「一生愛す!笑」お相手はDJ

元女子格闘家で24年9月29日のRIZINで現役引退した浅倉カンナ(27)が7日、インスタグラムを更新。「突然のご報告となりますが 結婚しました!!」と発表した。「誠実で優しくてクール(少しかっこつけ)な夫です」としてDJ、プロデューサーのNORIIと紹介。「ありのままの自分でいれて 一緒にいると自然と笑顔になれる そんな彼の隣にいられることを心から幸せに思います」とつづり、花束を手に記念撮影した写真などを大量に投稿した。「これからも2人で支え合って笑い合って歩んでいきます 温かく見守っていただけると嬉しいです 今後ともよろしくお願いいたします ずっと夢だったお嫁さん 叶えてくれてありがとう。一生愛す!笑 浅倉カンナ」浅倉は最後の試合で伊澤星花に判定(0-3)で敗れ、翌日にSNSで「引退しました。大好きな格闘技をやめるという決断は簡単ではなかったけど大好きだからこそ中途半端ではいれなかった。こんなに全力で好きなことをやれたことをほんとに嬉しく思います」などと報告していた。通算28戦20勝(7フィニッシュ)8敗だった。

【球宴】中日松葉貴大が13年目で初「家族旅行の予約キャンセル。ナガシマスパーランドに…」

中日松葉貴大投手(34)がプロ13年目で初めて球宴に選ばれた。NPBは7日、「マイナビオールスターゲーム2025」の監督選抜選手を発表した。「プロ野球選手でいる間に1度は選ばれたいなと思っていたので、とてもうれしい。基本的にテレビで見るものだと思っていたので、自分が出る側になってワクワクというか早くその日を迎えたい」と喜んだ。今季は開幕から先発ローテーションを守り抜き、15試合登板、チームトップの99回2/3を投げ、7勝の働きが認められた。「毎年、ドラゴンズに来てからは家族で旅行に行くのがオールスター休みという感覚だった。予約キャンセルになっちゃいました。ナガシマスパーランドに行く予定でした」と今年の旅行は中止となった。第1戦はオリックス時代の本拠地京セラドーム大阪。「移籍後まだ1度も登板していないので、投げる機会があれば感慨深いものはあると思う」と話し「家族にも来てほしい」と笑った。球宴での目標は「理想は3球で3アウトを目標に、多くなったとしても9球で終われるようにしたい」と、打たせて取る投球の神髄を見せる。【関連記事】中日ニュース一覧

「打点王」鈴木誠也のオールスター選出漏れに疑問の声 球団からの選出ルールや不運も影響か 後日選出される可能性も/解説

MLBオールスターのロースターが7月6日(日本時間7日)、スポーツ専門局ESPNの番組内で発表されました。ドジャースからは初選出となる山本由伸投手(26)、エンゼルスからは2度目の出場となる菊池雄星投手(34)が選ばれました。日本人選手としては、ファン投票でリーグトップだった大谷翔平投手(31)と併せ、史上最多の3名が選出されることに。しかし、メジャートップの77打点を稼いでいるカブスの鈴木誠也外野手(30)が選ばれず、日米両国で話題を呼んでいます。   ◇  ◇ 現在「RBI(打点)マシン」として知られる鈴木が選出されなかったのは、不運としか言いようがありません。 カブスからはすでに中堅のクローアームストロング選手と右翼のタッカー選手がファン投票で選出されており、スタメン出場が決定済み。DH枠では、大谷翔平に次いで27本塁打のフィリーズのシュワバー選手が選ばれたため、鈴木の初選出は見送られました。 人気球団ドジャースからは5人が選出されるなど、多数の選出は珍しくありません。さらには、ドジャースのカーショー選手が史上20人目の3000奪三振を達成したことから、コミッショナーのマンフレッド氏による「レジェンド枠」で選出されました。一方、すべての球団から最低1人を選出するというルールがあるため、鈴木はギリギリのところで漏れたようです。 地元のシカゴだけでなく、アメリカ全体でも「鈴木選出漏れ」に疑問を呈する声が少なくありません。 球宴前に25本塁打、75打点を達成したのは、カ軍では01年のサミー・ソーサ以来です。メジャー最多打点を誇る鈴木の評価は変わらず、その日の「カブス-カージナルス戦」を中継したESPNでも、球宴前日に行われるホームランダービーへの出場を期待する声が上がりました。 MLBでは、ほとんどの選手が所属球団と契約し、オールスター選出時には平均5万ドル(約725万円)の特別ボーナスを受け取ることになっています。選出の意義は金銭面以上に「名誉」に重きを置いており、選手のプロフィールにはオールスター出場回数が記録されるなど、「真夏の祭典」の重みは今も変わりません。 今後、選出された選手が登板日程や故障などで辞退する可能性もあるため、鈴木が追加で選出される余地は十分にあります。オールスター出場は名実ともに「全国区」への認知を示す証明です。今回の選出漏れが話題になったこと自体が、鈴木の存在感を示すものと言えるでしょう。【MLB担当・四竈衛】

【楽天】浅村栄斗選手、13年ぶりに2軍へ再調整 連続20打席無安打での降格

楽天イーグルスの浅村栄斗内野手(34歳)は、7日に再び調整を行うため、選手登録を抹消されました。この2軍降格は、西武ライオンズ時代の2012年5月21日以来、実に13年ぶりとなります。 今シーズン、浅村選手は4月に通算300本塁打、5月には平成生まれとして初の通算2000安打を達成して、数々の節目を乗り越えてきました。しかし、72試合を終えての成績は打率2割4分、5本塁打、24打点と精彩を欠いています。 特に6月27日から再開したリーグ戦以降、20打席連続無安打が続いています。前日の6日に行われた北海道日本ハムファイターズ戦(エスコンフィールド)では、1回の1死二塁で空振り三振、4回の2死二塁で右飛と、4打数無安打でスタメン起用の選手中唯一の無安打となりました。 なお、東京オリンピックやクライマックスシリーズの一斉抹消を除けば、最後に抹消されたのは西武時代の2014年6月5日、左膝痛によるものでした。そして、再調整での抹消は2012年の5月21日以来のこととなりました。

【西武】ベテラン中村剛也が出場選手登録を抹消 6月以降の代打起用でも成果が見られず

西武ライオンズの内野手、中村剛也選手(41)が7日に出場選手登録から外れました。再度の登録は17日以降となります。現役で最多となるプロ通算481本塁打を誇る中村選手は、プロ入り24年目の今季、ここまで44試合に出場し、打率.240、3本塁打、10打点を記録。シーズンの最初の頃は高い打率と出塁率を維持していました。しかし、6月以降は試合終盤の重要な場面で代打としての出場が増えたものの、結果として19打席で1安打と8三振にとどまっていました。若手選手が台頭してきたことにより、1軍の得点力がやや低下している状況です。中村選手はファームで打撃の調子を取り戻し、夏の本格的な戦いに備える予定です。また、西武では同じくプロ24年目となる栗山巧外野手(41)も現在、2軍の試合にスタメンで出場し、コンディションを整えています。

【FC東京】16歳でプロ契約を果たした北原槙「ただのスタートライン」、16位苦戦中のクラブに希望の光

J1リーグで16位と苦戦を強いられているFC東京は7日、都内にてクラブ史上最年少記録となる16歳0日でプロ契約を結んだMF北原槙の記者会見を行いました。この日、16歳の誕生日を迎えた北原選手は、日本代表である久保建英選手の16歳4カ月を超えるクラブ史上最年少でのプロ契約を達成しました。「小さい頃からの夢だったプロサッカー選手になることが、16の誕生日と同時に実現できてとても嬉しいです。まだ人としても選手としても未熟ですが、努力を惜しまずにFC東京の勝利のため全力を尽くしますので、応援をよろしくお願いします」とコメントしました。背番号はこれまでの53番から77番に変更されています。この最年少記録について彼は、「記録にはあまり固執していません。でも嬉しいことです。このプロ契約はただのスタートだと考え、誤解せずに向上心を持って進んでいきたい」と語りました。既にリーグ戦では7試合に出場し、237分プレーしましたが、5月10日のヴィセル神戸戦以来、出番はありません。北原選手は、今年3月の第4節鹿島アントラーズ戦でリーグデビューを果たし、15歳7カ月22日のJ1最年少出場記録を打ち立てました。2017年にJACPA東京FCでサッカーを始め、中学からはFC東京U-15むさしでプレー。中学3年の今年1月にはトップチームのキャンプに参加し、その能力が高く評価され、2月に第2種登録選手となっていました。3月のJ1デビュー後、リーグ戦で先発したり、ルヴァン杯や天皇杯にも出場するなど活躍。昨年にはU-15日本代表に選ばれ、今年もU-17日本代表に飛び級で選出されています。なお、チームは今季、松橋力蔵監督をアルビレックスから迎えて新たなスタイルを模索していますが、第23節を終えた時点で7勝5分け11敗と苦戦し、16位で残留争いの渦中にいます。

【日本ハム】栗山CBO、七夕の日に2軍の北海道移転を表明「天の川がつながるように感じます」

7月7日、日本ハムは北海道・北広島市の1軍本拠地、エスコンフィールドで記者会見を行い、現在千葉県鎌ケ谷市にある2軍本拠地を北海道の札幌圏に移転させる意向を表明しました。移転の目標年は2030年です。すでに札幌圏の江別市、北広島市、札幌市、恵庭市、千歳市、苫小牧市の6市と協議が始まっているとのことです。 正式な決定は今後される予定ですが、会見ではすでに完成予想図も公開されました。会見に出席した栗山英樹CBO(64歳)は、「どこにもない世界一の施設を作るようお願いしています。でも、それ以上にこれを見たときに大変感動しました。北海道らしく木材が多く使われていて、子どもたちがこの場所を見て、スポーツをしたい、ここに住んでみたいと思うことがとても重要だと感じました。もちろん、私たちの野球の現場は勝つためにあるので、そういった要望もありますが、非常に感動しました」と話しました。 今回の「移転意向表明」は令和7年7月7日に行われました。チームの未来に思いを馳せる栗山CBOは「正直、エスコンが最初に作られると聞いたのは監督時代でしたが、こんな球場になるかもしれないと聞いたとき、子どもの頃のようなワクワク感を思い出しました。その地域に行って、地域の人々が喜び、子どもたちが見守られ、街がさらに発展する姿を想像してしまいます。今日は七夕の日なので、天の川がつながるように感じますね」とコメントしました。

【日本ハム】栗山CBO「どうしてもつくりたい」2軍本拠地を札幌圏に移転意向 協議開始

日本ハムは7日、北海道・北広島にある1軍の本拠地、エスコンフィールドで記者会見を開き、千葉・鎌ケ谷にある2軍の本拠地を北海道に移転する意向を表明しました。30年の開業を目指し、すでに札幌圏の江別市、北広島市、札幌市、恵庭市、千歳市、苫小牧市の6つの市と協議を始めています。 会見に立った栗山英樹CBO(64歳)はコメントし、「非常に私たちにとって大きな意味を持つ発表です。ファイターズは長年、育成とスカウティングに力を入れてきました。本当の意味で育成を促進できる拠点を、この北海道に設けたいと思い、この発表に至りました。皆さんがどう感じるかは分かりませんが、監督時代に札幌ドームや鎌ケ谷の皆さんには大変感謝しています。彼らと比較するわけではないですが、世界に誇れる人材を育成することが北海道の皆さんを最も喜ばせることだと信じています。そのためにも、この拠点を北海道にどうしても設けたい」と説明しました。 球団の小林開発本部副本部長は「栗山CBOからあったように、育成の拠点を北海道に移す意向を持っています。ただし、これは移転を表明したものではなく、あくまで意向です」と前置きし、「チームのさらなる強化が最大の目的です。ファイターズ以外の球団は1軍本拠地とファームの施設が同じ都道府県内、もしくは近接エリアにあります。我々もこの球場(エスコンフィールド)の近くに拠点を設けることで、チームの意思決定を迅速化することを目指しており、新千歳空港やエスコンフィールド北海道へのアクセスを重視した札幌圏への移転を目指します」と述べました。 現2軍の本拠地「ファイターズ鎌ケ谷スタジアム」は97年3月に開場し、今年で29年目を迎えました。天然芝の球場に加え、「勇翔寮」と呼ばれる選手寮や室内練習場を備えた育成拠点ですが、老朽化しており、近年は施設の改修を重ねています。 また、開業当時に東京ドームを本拠地とした1軍も04年に北海道へ移転し、エスコンフィールドの近くに2軍本拠地を移転すれば、シーズン中の選手の入れ替えがスムーズになり、「親子ゲーム」も容易に行えるという利点があります。