【高校野球】「選手の皆さんにお願いがあります」慶応山田主将、選手宣誓で異例の呼びかけ/神奈川
慶応義塾高等学校の山田望意(のい)主将(3年)が堂々と選手宣誓を行い、「選手の皆さんにお願いがあります」と異例の呼びかけをしました。宣誓の後、大きな拍手が約30秒にわたって続きました。 ◇ ◇ ◇以下は選手宣誓の全文です。宣誓、七夕の日に願います。今年の神奈川大会が最高の大会となりますように。最高の大会は数多くの素晴らしい試合によって作り上げられます。素晴らしい試合では選手全員の素晴らしい表情が見られます。私の考える素晴らしい表情とは、真剣勝負の顔、ナイスプレーで喜ぶ顔、そして大好きな野球を全力で楽しむ顔です。しかし、これらの表情は自分一人で作ることはできません。チームメートや支えてくれる家族、指導者、関係者の方々はもちろん、同じく野球を愛する相手がいて成り立つものです。ここで、選手の皆さんにお願いがあります。今大会中、お互いのチームの好プレーに対して、拍手や歓声を送り、称え合いましょう。試合中にお互いを認め合い、試合後に、このチームと戦えて良かったと思えるような素晴らしい試合が続く、そんな最高の大会にしましょう。私たち選手一同は、感謝の気持ちを忘れず、素晴らしい表情で、常に挑戦し続けることを誓います。令和7年7月7日、選手代表、慶応義塾高等学校野球部主将、山田望意