Year: 2025

【天皇杯】東洋大がJ1柏をジャイキリ「うれしいしかない」来季柏内定のDF山之内佑成が先制弾

天皇杯初出場の東洋大がJ1で今季4位につける柏レイソルに延長の末に2-0で勝った。大学生チームがJ1に勝ったのは前回大会2回戦で、筑波大が当時J1首位のFC町田ゼルビアにPK戦の末に勝利して以来10度目。今回の東洋大は延長戦での勝利だったが、2点差以上でJ1に勝ったのは19年度大会3回戦でガンバ大阪に2-0の法大以来、6大会ぶり4度目となった。延長後半2分、主将のDF山之内佑成が左足で強烈なシュートを決めて先制。同アディショナルタイムにもFW依田悠希が体で押し込んで加点し、ジャイアントキリングを達成した。来季から柏入りが内定している山之内は試合後のインタビューで「うれしいしかない。最高です。最後にチャンスがくると思っていた。決められて良かった。チーム全員が勝利に矢印をもっていけた」と喜んだ。◆天皇杯で大学生チームがJ1に勝利09年度3回戦 明大 3-0山形11年度2回戦 福岡大 1-1(5PK3)大宮14年度2回戦 関学大 2-1神戸17年度2回戦 筑波大 3-2仙台18年度2回戦 関学大 2-1G大阪19年度2回戦 鹿屋体大 3-0名古屋19年度3回戦 法大 2-0G大阪21年度2回戦 順大 2-1東京24年度2回戦 筑波大 1-1(4PK2)町田25年度2回戦 東洋大 2-0 柏【天皇杯】東洋大がジャイキリ!柏を延長戦の末2-0撃破 ほか全26試合/2回戦スコア詳細

【巨人】“憧れを捨てた”西舘勇陽、先発本格転向初戦で結果を残す…偉大な先輩たちを追い続ける

巨人の先発ローテーションに新しい星が誕生しました。プロ2年目の23歳、西舘勇陽投手が今季初の先発登板で初勝利を挙げました。「日本生命セ・パ交流戦」のソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)で強力な打線を相手に粘りを見せ、7回を6安打3失点でまとめました。昨年は中継ぎを主に担当していましたが、先発転向初戦で白星を手にしました。花巻東高校(岩手県)出身で、エンゼルスの菊池雄星やドジャースの大谷翔平に続いて中大に進学し、23年ドラフト1位で入団。偉大な先輩たちを追い続けています。   ◇   ◇   ◇西舘が新たな挑戦に挑みました。7回のマウンドで、投球数は100球を超えました。ソフトバンクの柳町、近藤の主要打者に2連打され、内野ゴロで1失点。さらに栗原に二塁打を許しました。1死二、三塁で代打の山川に三塁ゴロを打たれてもう1点を失いましたが、2死まで持ちこたえました。最終的には秋広を空振り三振に抑えました。「最後はピンチでしたし、投球数的にもここが最後だと分かっていました。なんとか1点でも少なく終わらせたいと思っていました」と、プロ入り後最多の111球を投じ、7回を投げ切りました。プロ2年目の日々で、初々しさを残しつつも日に日にたくましさを増しています。ルーキーイヤーの昨季は中継ぎを主軸に28試合に登板。不安定な場面も多く、1軍と2軍を行き来しました。どこか遠慮がちで内向的なのを自覚しており、「プロの世界に入って、自分も対等と言えるわけではないですが、立場上、プロ野球選手として同じなので、憧れずに普通に攻めていけばいいのかなと思います」とマウンドでは憧れを捨て、相手打者と直接対峙しました。今季は1軍での救援登板が5試合あり、5月から2軍で先発に専念しました。2軍戦では8試合に先発して3勝0敗、防御率1.06と安定感を増しました。「1軍で結果が出ないということが続いているので、相手より自分の気持ち次第だと思います。自分が向かっていける姿勢を持っていければ」と、攻めるピッチングスタイルを目指しました。先発で掴んだ“初勝利”には、さらなる成長の余地があります。阿部監督は「僅差で勝てるピッチャーになってほしい。ストライク先行も全然できてなかったし、細かいところはまだまだだなと思って見ていました」と中大の後輩にさらなる成長を期待しました。西舘本人も「本当に野手の皆さんに勝たせてもらった勝利なので。まず次に向けて修正できるところは修正していきたい」と満足はありません。岩手県出身で、地元の花巻東高校で先輩の菊池、大谷と共に甲子園を目指していました。“憧れを捨てた”プロ2年目の右腕が、巨人の先発ローテーションに食い込んできました。【為田聡史】

ロバーツ監督、大敗で極端な“割り切り”2番手サウワーを限界111球まで引っ張る「本当に感謝」

【サンディエゴ(米カリフォルニア州)10日(日本時間11日)=斎藤庸裕】ドジャースのエース、大谷翔平投手(30)がライブBP(実戦形式の打撃練習)に登板し、二刀流復帰に向けてさらに一歩前進しました。パドレスとの対戦前に、3イニングを想定して44球を投じ、11人の打者に対して6奪三振、1四球を記録。最速96マイル(約154.5キロ)を計測し、多様な球種を駆使しました。マイナーリーグの打者相手でも、13球の空振りを奪い、安打を許さない完全な投球を見せつけました。投手陣が苦しい状況下で、「大谷待望論」が一段と盛り上がっています。    ◇   ◇   ◇ ロバーツ監督は、極端な“割り切り采配”で試合を早々に諦める決断をしました。パドレスとのライバル対決3連戦の2試合目は、ブルペンゲームとして臨んだ試合で、ローテーションの谷間だったため、救援陣が先発しました。2回からは中継ぎ2番手の右腕サウワーが登板。3回から相手打線に捕まり、被安打13、9失点で、6回2死まで交代せず、球数は111球に達しました。メジャーに再昇格したばかりの26歳右腕を限界まで引っ張る形となりました。ロバーツ監督は、この3連戦で勝ち越すために、思い切った配置転換を行いました。試合後、「序盤でリードされ、救援陣の状況を考慮して無理な起用は賢明ではないと思った。マット(サウアー)には本当に感謝している。彼はこれまでで最も多くのイニングを投げ、シリーズを勝ち越すためのチャンスをつくってくれた」とコメントしました。登板過多の救援陣を休ませる一方で、6回2死、中盤で内野手のキケ・ヘルナンデスを登板させました。「気持ちのいいものではないが、ルール上も問題なく、シリーズを勝ち越すためにこの判断を下した」と説明しました。

【アクシデント】中日・高橋周平が楽天・太田と三塁付近で衝突し、立ち上がれないまま途中交代

中日ドラゴンズの内野手、高橋周平選手(31)が試合中に相手選手と接触し、途中交代する事態になりました。3回1アウトの場面で、楽天の太田選手が右越えの長打を放ちました。返球を受けようと三塁ベースで構えていた高橋選手は、左手を挙げながら捕球の準備をしていましたが、三塁を目指して突進する太田選手と衝突してしまいました。衝突の結果、高橋選手はその場から起き上がれずに地面に伏してしまいました。すぐに左翼手の大島洋平選手(39)やコーチらが駆けつけ、高橋選手は左手の痛みを訴える様子を見せました。トレーナーの助けを借りつつ、ベンチへと引き下がることになりました。その後、石川昂弥選手(23)が三塁の守備に就きました。

【阪神】佐藤輝明の18号ソロ、ベルーナドームで再び輝く!新人時代の伝説を思い起こさせる一撃

阪神タイガースの内野手、佐藤輝明選手(26)が、本塁打争いで圧倒的な存在感を見せ、18号本塁打を放ちました。交流戦でも5号と、リーダーの座を確保しています。1-0で迎えた9回の先頭打者として登場。追加点が必要な場面で、201センチの右腕、ウィンゲンター投手の初球153キロを見事に捉え、右翼席へと運びました。これでリーグトップの打点も46となり、一時は同点に追いつかれた森下翔太外野手(24)を再び引き離しました。佐藤選手はルーキー時代の2021年に、同ドーム(当時はメットライフドーム)の試合で3本塁打を記録しており、その伝説が再び蘇ります。

【天皇杯】JFL青森が驚異のジャイアントキリング!横浜を2-0で撃破 GK廣末陸がPKで先制点&2点目の起点に

J1から数えて4部に当たるJFLのラインメール青森が、横浜F・マリノスを下して見事なジャイアントキリングを成し遂げました。アジアチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)で8強を誇る横浜を2-0で破ったのです。試合の先制点を決めたのは、なんと守護神の廣末陸選手でした。前半34分、FWルイス・フェルナンド選手が倒されて得たPKを、同35分にGK廣末選手がゴール右隅に決めて先制しました。さらに前半アディショナルタイムの46分、廣末選手のロングフィードから右サイドのカウンター攻撃を開始し、クロスボールをFWルイス・フェルナンド選手が決めて2-0にしました。後半では、横浜が2点を追いながらも反撃してきましたが、冷静な試合運びで時間を進めました。最終的には、廣末選手の攻守にわたる活躍で2-0の完封勝利を収めました。試合後、廣末選手は「本当にホッとしました。自分たちがやってきたことに自信があり、それを発揮すれば勝てると思っていました。PKゴールも練習から積み重ねてきたことですし、チームが体を張って得たPKなので、絶対に決めたかった。攻守の切り替えが良かったことが、有利に働きました」と振り返りました。一方で、今季J1最下位と低迷する横浜は、直近2連勝で調子を上げていた矢先の予想外の敗北でした。それはチームにとって非常に悔しい結果となりました。

【バスケ】河村勇輝らがアジア杯日本代表候補42人入り…渡辺雄太、八村塁は選外/一覧

日本バスケットボール協会は11日に、8月5日からサウジアラビアで開催されるアジアカップの男子日本代表候補として、42名の選手を発表しました。日本にとって4人目のNBAプレーヤーとなった河村勇輝選手(24歳・メンフィス・グリズリーズ)や、Bリーグ1部に新たに加入することが発表された富永啓生選手(24歳・インディアナ・マッドアンツ)などがリストに名を連ねています。一方、渡辺雄太選手(30歳・千葉ジェッツ)や八村塁選手(27歳・ロサンゼルス・レイカーズ)は選考から外れました。以下が日本代表候補選手の一覧です。〈1〉比江島慎(宇都宮ブレックス)〈2〉ルーク・エヴァンス(島根スサノオマジック)〈3〉アレックス・カーク(琉球ゴールデンキングス)〈4〉富樫勇樹(千葉ジェッツ)〈5〉ジョシュ・ホーキンソン(サンロッカーズ渋谷)〈6〉馬場雄大(長崎ヴェルカ)〈7〉今村佳太(名古屋ダイヤモンドドルフィンズ)〈8〉中村太地(ライジングゼファー福岡)〈9〉前田怜緒(アルティーリ千葉)〈10〉細川一輝(群馬クレインサンダーズ)〈11〉大浦颯太(三遠ネオフェニックス)〈12〉吉井裕鷹(三遠ネオフェニックス)〈13〉津屋一球(三遠ネオフェニックス)〈14〉川真田紘也(長崎ヴェルカ)〈15〉赤穂雷太(秋田ノーザンハピネッツ)〈16〉テーブス海(アルバルク東京)〈17〉山口颯斗(長崎ヴェルカ)〈18〉西田優大(シーホース三河)〈19〉井上宗一郎(越谷アルファーズ)〈20〉佐土原遼(ファイティングイーグルス名古屋)〈21〉高島紳司(宇都宮ブレックス)〈22〉富永啓生(インディアナ・マッドアンツ)〈23〉中村拓人(広島ドラゴンフライズ)〈24〉河村勇輝(メンフィス・グリズリーズ)〈25〉三谷桂司朗(広島ドラゴンフライズ)〈26〉狩野富成(信州ブレイブウォリアーズ)〈27〉脇真大(琉球ゴールデンキングス)〈28〉小川敦也(宇都宮ブレックス)〈29〉ジャン・ローレンス・ハーパージュニア(サンロッカーズ渋谷)〈30〉金近廉(千葉ジェッツ)〈31〉山ノ内勇登(オーラル・ロバーツ大)〈32〉山崎一渉(ノーザン・コロラド大)〈33〉ジェイコブス晶(フォーダム大)〈34〉湧川颯斗(三遠ネオフェニックス)〈35〉テーブス流河(ボストン・カレッジ)〈36〉星川開聖(宇都宮ブレックス)〈37〉川島悠翔(シアトル大)〈38〉ニモ正義(NBAアカデミー)〈39〉ロロ・ルドルフ(カリフォルニアステイト大学フラトン校)〈40〉渡辺伶音(東海大)〈41〉瀬川琉久(千葉ジェッツ)〈42〉白谷柱誠(福岡大付大濠高)※所属は24-25年シーズン ---

【バレー】日本協会幹部が初めて説明、日本国籍取得が認められず「現在も選手と向き合っている」

日本バレーボール協会(JVA)は11日にオンライン会見を開きました。国分裕之専務理事と内藤拓也業務執行理事が出席し、「日本代表の可能性がある」とされた海外出身の女子選手について、国籍変更後に資格が得られなかった問題に初めて触れました。 この選手は2018年から日本でプレーし、以前は出生国の代表として国際大会に出場していました。2022年、当時の所属チームを通じて協会関係者から「国籍変更すれば代表になれる可能性がある」と伝えられ、国籍変更を決意。日本人男性と結婚し、手続きを進めていました。 日本協会は「現在も選手と連絡を取りながら対応している」と説明しています。 国際バレーボール連盟(FIVB)は、他国での代表経験があっても、所属協会の変更がFIVBによって認められてから2年が経過すると代表になれると定めています。しかし、2023年6月には、他国で代表歴のある選手は国籍変更しても協会の変更を認めないと規則が改定され、7月に発表されてから90日間の猶予期間が設けられました。 しかし、日本協会の幹部らは当時のこの発表を認識しておらず、女子選手の申請についても話し合われていませんでした。女子選手は2024年6月に日本国籍を取得しましたが、FIVBから協会の変更を認められない状況になっています。 この選手は協会に質問状を提出し、弁護士らによる第三者委員会が調査を行っています。

【天皇杯】再度ジャイアントキリングを狙う筑波大-長崎、鹿島-群馬ほか26試合/第2回戦スコア速報

天皇杯は、11日に26試合が行われます。 【イラスト】第105回天皇杯サッカー2回戦以降の組み合わせ 11日の試合 町田00-0 - 0京産大 ▼得点者 横浜00-0 - 0青森 ▼得点者 名古屋00-0 - 0都農 ▼得点者 広島11-0 - 0B佐賀 ▼得点者前半4分 【広】マルコス・ジュニオール 徳島11-0 - 0山口 ▼得点者前半18分 【徳】玄理吾 仙台  -  -  富山 ▼得点者 山形  -  -  鹿児島 ▼得点者 いわき  -  -  秋田 ▼得点者 鹿島  -  -  群馬...

【巨人】前夜、危険球退場の井上温大がソフトバンク周東に謝罪 捕手甲斐が付き添い和解

巨人井上温大投手(24)が頭部死球を与えてしまったソフトバンク周東に直接、謝罪した。11日の試合前練習中にグラウンドで甲斐に付き添われて、深々と頭を下げた。周東からはグータッチを求められて和解した。また、小久保監督にも謝罪した。井上は10日の同カードの2回1死一、二塁で周東に頭部死球を与えて危険球退場となっていた。【関連記事】巨人ニュース一覧