Year: 2025

【阪神】藤川監督9連勝&9試合連続2失点以下「クリーンな気持ちで試合をするだけ」一問一答

勢いが止まらない! 阪神は今季最長となる9連勝を達成し、2位の広島とのゲーム差を今季最大の7.5に広げ、貯金を16に増加させました。9連勝を達成したのは、球団史上最速の優勝となった18年ぶりのリーグ制覇に繋がった2023年9月1日から14日までの11連勝以来です。さらに、セ・リーグ通算5000勝も達成しました。これで6月28日のヤクルト戦(神宮)から、9試合連続で投手陣が2失点以下に抑える快挙を達成し、球団62年ぶりの偉業となりました。初回1死二、三塁の場面で、4番の佐藤輝明内野手(26)が中前適時打を放ち、2点を先制しました。その後も4回、5回、7回と追加点を重ね、広島を大きく引き離しました。阪神の藤川球児監督との一問一答は以下の通りです。 -初回から阪神のペースで試合が進みましたね。「良い投手相手でしたが、こちらに有利な形で試合が進んだと思います。」-森下の初回の暴投で二塁まで進みました。「普段どおりといった感じです。」-こういう積み重ねが大切ですね。「基本的なところですからね。」-才木投手は5回まで投げ切りました。「今季7勝目です。次の試合も期待しています。」-球数が多かったですが、粘り強く投げましたね。「5回まで投げて勝ち投手になりました。前回と同じです。次の試合に向けて頑張って欲しいです。」-打線の調子が良く、隙のない走塁も光りましたね。「基本を徹底しています。」-チームはセ・リーグ5000勝を達成しました。「これは先人たちが築いてきたものです。私たちは今日の試合に勝ち、また明日に向かうだけです。それ以上でもそれ以下でもないです。また、明日ですね。」-投手陣も9試合連続2失点以下に抑えました。「毎日新しい試合です。皆がクリーンな気持ちで試合をしている、それだけです。明日も自分たちらしい試合をする、それが全てだと思います。」

【日本ハム】新庄監督が田宮裕涼の“神ブロッキング”と「代打の仏様」に感謝の意を表明

日本ハムの新庄剛志監督(53)は、試合後に自身のインスタグラムで田宮裕涼捕手(25)とアリエル・マルティネス捕手(29)への感謝の気持ちを伝えました。まず、延長11回2死一、三塁の場面で、山本拓のワンバウンド投球をしっかりと2度キャッチした田宮について、「ランナーが三塁にいる状況で、後ろにそらせてしまうと同点になってしまう場面で、本当によく止めてくれた。田宮君、本当にありがとう」と述べ、絶賛しました。また、田宮の“神ブロッキング”に先立ち、延長11回2死一、二塁での代打として決勝打を放ったマルティネスについても、「代打の仏様、グワチョ、グラシャス」と称賛。八木裕打撃コーチ(60)の阪神現役時代にちなんで、「代打の神様」ならぬ「代打の仏様」との異名を与え、彼の勝負強さをたたえました。

【西武】ベルーナドームの冷涼化対策を発表 巨大なミスト設備&滝!? 選手の熱中症対策も

西武ライオンズは、本拠地であるベルーナドームの冷涼化対策として、いくつかの新しい取り組みを紹介しました。21年のドーム大規模改修時には、選手の熱中症対策としてベンチに空調設備を導入しました。ベンチの背後には冷風機を2台設置し、シャーベット状のドリンクや水分補給用のドリンクも充実させています。新しい対策として、ベンチ裏には業務用冷蔵庫を設置し、選手が直接体を冷やせるようにネッククーラーや氷袋なども追加で用意しています。特に6月27日の日本ハム戦では、西武の今井達也投手(27歳)が熱中症により緊急降板したこともあり、球団では暑さ対策が重要課題となっています。観客向けの冷涼化対策としては、8日の楽天戦から大規模ミスト設備の運用を開始しました。メインコンコースの頭上の屋根や柱の足元からミストを噴射し、噴射中は周辺の温度を最大5度ほど下げる効果があります。さらに、新たな試みとして、球場の屋根から水が流れ落ちる「BIG WATERFALL(ビッグ ウオーターフォール)」冷涼化設備の運用を8月9日の楽天戦から開始することを発表しました。一塁側および三塁側のメインコンコース入り口付近の屋根には複数のノズルを設置し、水を噴出させて滝を作り出します。開場から7回終了までの間に、1回につき1分30秒間、複数回の放水を実施します。

【日本代表】ジャーメイン良の4ゴールデビュー!記録づくしの活躍、磐田時代の「恩師」との出会いが大きな転機に

【龍仁(韓国)8日=永田淳】FIFAランキング15位の日本代表が、東アジアE-1選手権の初戦で香港代表(同153位)を6-1で破り、華々しい勝利を収めました。 初めての招集で先発したFWジャーメイン良(30=広島)は、代表デビュー戦となる試合で4得点を記録し、大きな注目を集めました。日本代表は前半だけで5ゴール、さらに後半にも1点を加え、大会連覇に向けて力強いスタートを切りました。    ◇   ◇   ◇ FWジャーメインは、華やかな代表デビューを果たしました。 試合開始4分でMF相馬のクロスに反応し、胸でトラップしてからの左ボレーで鮮やかな先制点を決めました。続く10分には再び相馬のクロスからヘディングでゴール。同22分には素早いパス回しから左足でコースを突くシュートを決め、ハットトリックを達成。同26分には右足でも得点し、あらゆる形で得点できることを証明しました。試合後、ジャーメインは「1点取れるとリラックスでき、1点目をどのタイミングで取るかが重要だった。爆発力は出たかな」と話し、磐田時代以来の1試合4得点を振り返りました。 30歳以上でのデビュー戦ゴールは、記録上では史上初という快挙。この日ゴールを決めたMF稲垣の持つ29歳の記録を超え、歴史に名を刻みました。さらに、初陣でのハットトリックは4人目の快挙。前半22分での達成は、1930年の若林竹雄に並ぶ最速記録で、26分での4点目は単独最短記録となり、「名前が残ったかなと思うと嬉しい」と胸を張りました。 2023年に当時J2だった磐田で指導を受けた「恩師」との出会いが、急成長の転機となりました。代表コーチも務めた横内昭展監督(当時)から「プレーに強弱をつけること」を求められ、自らのフルパワースタイルを見直すことに。これにより、「パワーを使うところと、そうではないところ」を使い分ける冷静さを身に付けました。これがクロスから点を決めるポイントの発見につながりました。 昨季、J2に降格した磐田で力を発揮し、J1で日本人最多の19得点。以前はシーズン3点が最高だった彼が、磐田で覚醒。今シーズンから広島に移籍し、30歳で初めて代表に選出されました。 今後の代表定着への期待が集まる彼は、「僕は応援している側で、あまり意識していない」と謙虚に語りました。しかし、この日の決定力は、2026年の北中米W杯のメンバー入りに向けて確かなアピールとなりました。 ◆ジャーメイン良(りょう)1995年(平7)4月19日、神奈川県生まれ。流通経大柏高から流通経大に進学し、2017年にJ1仙台に加入。2021年に横浜FC、2022年に磐田へ移籍し、2024年にJ1で日本人最多19得点を記録。今季から広島で活躍中。代表1試合4得点。J1通算166試合34得点。父は米国人、母は日本人。身長182センチ、体重82キロ。左利き。

【動画】大谷翔平、怪力投手ミシオロウスキーから打球直撃の先頭打者ホームラン

MLB公式Xからのツイート 大谷翔平がジェイコブ・ミシオロウスキーからの一番乗りのホームランを決めました!pic.twitter.com/jX22CK4Xwq— MLB (@MLB) 2025年7月8日 --- This version maintains the original HTML tags and adapts terms like "right-hand monster" to...

大谷翔平、怪物ルーキーのミジオロウスキーから31号先頭打者アーチ 131m弾で得意の怪物撃ち

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(31歳)は、「1番DH」として先発出場し、見事に怪物撃ちを成功させました。第1打席では、怪物ルーキーのジェーコブ・ミジオロウスキー投手(23歳)と対戦しました。2ストライクから内角低めへの88.2マイル(約142キロ)のカーブをとらえ、センター越えに31号先頭打者ホームランを放ちました。打球速度は108.4マイル(約174キロ)、飛距離は431フィート(約131メートル)、打球角度は27度でした。ミジオロウスキー投手は、身長6.7フィート(約2メートル1センチ)の長身を生かし、最速102.4マイル(約165キロ)の直球と超高速スライダーを投げます。メジャーデビュー戦となった6月12日(日本時間13日)のカージナルス戦では、5回ノーヒット(4四球)を記録し、20日(同21日)のツインズ戦では6回までパーフェクトピッチングを達成しました。先発投手がデビューから11イニング連続無安打を記録したのは史上初の快挙でした。大谷選手は今季までに打率2割8分、リーグで単独トップ、メジャーでは3位となる30本塁打、56打点、12盗塁を記録しており、OPS(出塁率+長打率)は0.991です。前日7日(日本時間8日)には9試合ぶりにマルチヒットを記録しましたが、7月は26打数5安打1本塁打と苦戦していました。昨シーズンも大谷選手は怪物撃ちを成功させています。6月5日(日本時間6日)のパイレーツ戦では、剛腕ポール・スキーンズ投手(23歳)と対戦し、第2打席で100.1マイル(約161キロ)の速球をセンター越えのホームランにしました。

【阪神】才木浩人、猛暑の中で熱投し7勝目を挙げる!5回1失点で球団62年ぶりの9試合連続2失点以下の快挙達成

阪神タイガースの才木浩人投手(26)が、広島打線の攻撃をしぶとく抑えて白星を手にしました。毎回ヒットを浴び、得点圏に走者を背負う苦しい展開でしたが、結果的に3回の押し出し四球による1失点のみ。合計6安打4四球と安定しないピッチングを強いられましたが、要所で踏ん張り、相手の決定打を防ぎました。 才木選手は「球が先行してしまい、思うように投げられなかった。自分らしくないピッチングが続いているが、打線の援護を受けながらもリズムに乗れなかった」と振り返ります。反省の声が聞こえる彼ですが、この日のマツダスタジアムは夜の試合でも気温30度を超える程の暑さ。5回の登板期間中に3回もユニフォームを着替えるほどの過酷な状況でした。 これで阪神は、6月28日のヤクルト戦から9連勝を果たし、そのすべての試合で2失点以下を記録しています。62年ぶりの快挙で、藤本定義監督時代の1963年以来の出来事です。また、藤川監督のもとでの9連勝以上は、このシーズンが彼にとって1年目であるという点でも素晴らしい成果です。 才木選手は「真っすぐでの勝負に自信を持ちきれない部分もあり、球数が増えてしまっている。もう一度、自分らしい攻めるピッチングを取り戻したい」と意気込みを見せています。大量の汗を流しつつ学びと反省を得た彼は、次回の登板に向けて強い決意を固めています。【伊東大介】   ▼阪神が6月28日ヤクルト戦から始まった9連勝は、9試合すべてで2失点以下の成績です。これは1963年の連続2失点以下記録以来の快挙です。また、藤川監督の初年度での9連勝以上は、1982年の安藤監督以来43年ぶりのことです。

【日本ハム】新庄監督「あれ?何が何だか分からないゲーム」スリリングな戦いを制し首位の座をキープ

日本ハムが緊迫した戦いを制し、首位から陥落するのを回避しました。延長11回の2アウト一、二塁の場面で、代打のアリエル・マルティネス捕手(29)が決勝の右前打を放ち、今シーズン3度目の4連勝を達成しました。この結果、チームは今季最多となる貯金15を記録し、敗北すればゲーム差ゼロで2位に陥落するところを死守しました。新庄剛志監督(53)は試合後、「ちょっとあれ?何が何だかよく分からないゲームだった」とコメントしました。勝ち越した直後の延長11回には、7番手の宮西投手が1アウト一、二塁のピンチを招き、そこで山本拓投手にスイッチ。指揮官はこう述べました:「通常の僕なら1点も与えたくない場面。でも今日は同点でもいいかなという感じでした。岡くんでしたし、同点になってもまた点を取ってくれそうな雰囲気を感じたので、外野を深めに守らせました。最後は『よかったぁ』と思いました(笑い)」。選手たちを信じて出した指示が功を奏し、結果的に山本拓投手が代打の岡選手を中飛に打ち取り、勝利に繋げました。6回には外野守備のミスが重なり、3点差を追いつかれる嫌な流れを断ち切っての4連勝。「こうやって追いつかれた場面で延長に1点を取り、その後守り切ることは成長に繋がる。全員で勝ち取った1勝だと思います」と、新庄監督は振り返りました。勝てそうで負けそうだった試合をしっかり勝利で終えました。【永野高輔】

【なでしこジャパン】国内組11名が初招集、3連覇へ挑む ニールセン監督「新たな才能の導入に絶好の機会」

【韓国・龍仁 8日=永田淳】FIFAランキング7位の女子日本代表チーム、なでしこジャパンが、韓国で開催される東アジアE-1選手権に参加することが発表されました。大会初戦を迎える前日の8日、龍仁ミルスタジアムにて公式記者会見が開かれ、参加国の監督や選手が集まりました。3連覇を目指すなでしこジャパンを率いるニルス・ニールセン監督(53)は、「我がチームに新たな才能が加わる良い機会です。非常にエキサイティングな大会になるでしょう」と語り、初招集11名の新鮮なメンバーと共に挑む今大会に期待を寄せました。2018年にはU-20中国女子代表のアシスタントコーチを務めていたニールセンは、「中国の試合を観ることが特に楽しみ」とコメント。「チームの約半数の選手を若い頃から知っているので、彼女たちがどのくらい成長したかを見るのが楽しみです」と述べ、16日の対戦を熱望している様子を見せました。「もちろん我々が勝利を狙います」と、勝利を目指す姿勢を鮮明にしました。今大会でキャプテンを務めるDF高橋はな(25=三菱重工浦和)は、「優勝は過去のこと。いつ戦ってもアジアの難しさがあるので、簡単にはいかないでしょう」とチームを引き締めながらも、「チームとしても個人としても、優勝を目指してこの大会に臨みます。1試合1試合、全力でプレーしたい」と力強く優勝を誓いました。なでしこジャパンの試合は、9日に台湾(同42位)、13日に韓国(同21位)、16日に中国(同17位)との対戦が予定されています。

【日本代表】95年前のデビュー戦で4得点を叩き出した若林竹雄とは?現役東大生で代表に選出された天才

東アジアE-1選手権で日本代表(FIFAランキング15位)のFWジャーメイン良(30=広島)が、香港代表(同153位)戦で代表デビュー戦ながら4得点の大活躍を見せました。デビュー戦での4得点という記録は、1930年の若林竹雄氏以来、実に95年ぶりの快挙となりました。その若林氏とはどのような人物だったのでしょうか。若林氏は1907年(明治40年)8月29日に兵庫県で生まれました。神戸一中を卒業後、旧制松山高等学校に進学し、そこで天皇杯の前身とも言える「ア式蹴球全國優勝競技會」で優勝しました。東京帝国大学(現東京大学)では主将として輝かしい活躍を見せ、大学在学中に日本代表に選出。1930年(昭和5年)5月25日のフィリピン戦でのデビュー戦で4得点を達成しました。若林氏はその天才的な才能ゆえに周囲から称賛されていましたが、それから7年後の1937年(昭和12年)8月、29歳という若さで病によりこの世を去りました。