Year: 2025

【巨人】荒巻悠がプロ1号「同じ学年。負けないように」と誓った高橋宏斗から雨中弾

巨人の荒巻悠内野手(22)が、同じ年齢のライバルである高橋宏斗投手から、プロ初のホームランを放ちました。試合は雨天で2度の中断を経て再開され、2回裏に中日の先発投手高橋宏の140キロカットボールを捉え、見事に右翼席へ運びました。「もう最高です。センター返しを意識してヘッドがうまく効いてくれました。次も打てるよう頑張ります」と喜びのコメントを述べています。昨年の秋にドラフト3位で指名を受け、11月19日の仮契約会見では、対戦したい投手を尋ねられたときに、迷いなく答えました。「中日ドラゴンズの高橋投手とは同じ学年ということもあります。彼は世界で戦っている投手なので、同じ学年として、負けないようにと心がけています」。先にプロの舞台で活躍していた中日のエースである高橋投手の名前を挙げました。それから8カ月後、荒巻選手は悪天候の中でも集中力を切らさず、雨を切り裂く大きなアーチを描いて見せました。

【楽天】60年長嶋茂雄に並んだ!2年目中島大輔がプロ野球記録タイの4試合連続三塁打

楽天の2年目外野手、中島大輔(24歳)が、1960年の長嶋茂雄選手に並ぶプロ野球記録の4試合連続三塁打を達成しました。0-0で迎えた6回、1アウトランナーなしの場面で、西武の菅井投手の4球目のストレートを左中間に打ち込み、俊足を生かして三塁へ到達しました。この歴史的な記録を成し遂げた後、4番のボイト選手のタイムリーツーベースで先制のホームを踏みました。青山学院大学から2023年のドラフト6位で入団した中島選手は、今シーズン途中からレギュラーに定着。8日時点で59試合に出場し、打率.285、2本塁打、15打点、10盗塁といった素晴らしい成績を残しています。◆中島大輔(なかしま・だいすけ):2001年(平成13年)6月4日生まれ、和歌山県出身。龍谷大平安高校では、3年春の甲子園でベスト8に進出。青山学院大学では4年次に主将を務め、リーグ戦春秋連覇、全日本大学選手権優勝、明治神宮大会準優勝を果たしました。2023年に楽天へ入団し、今シーズンの推定年俸は950万円。身長180cm、体重78kg。右投げ左打ち。▼中島選手は5日からの日本ハム戦より4試合連続で三塁打を記録。連続試合三塁打は、60年に長嶋選手(巨人)が5月8日から14日にかけて達成した4試合連続が最長であり、65年ぶりにそのプロ野球記録に肩を並べました。パ・リーグでは2018年の源田選手(西武)まで、過去8人が3試合での記録を達成していましたが、今回の中島選手が新記録を生み出しました。

【ロッテ】今季ワーストの13失点で大敗、借金16に増える 先発の石川柊が5回8失点

ロッテは今季最悪の13失点で大敗を喫しました。これにより、チームの借金は今シーズン最多の16に達しました。 先発した石川柊投手は合計100球を投じ、5回を投げ切るも9安打8失点と打ち込まれました。 試合の初回から無死満塁のピンチを迎え、レイエス選手に痛恨の満塁ホームランを打たれる厳しい立ち上がりでした。2回にはスクイズプレーで1点を失い、さらに4回には田宮選手に2ランホームランを許しました。5回にも再び無死満塁の危機を招き、清宮幸選手に右前への適時打を打たれ、自身ワーストの8自責点で降板となりました。2番手の東妻投手と中村稔投手も粘れず、次々に失点を重ねました。 打線は6回に岡選手がソロホームランを放ち、完封負けを回避したものの、試合を通じて流れを変えることはできませんでした。

【なでしこジャパン】台湾に4-0で快勝!矢形、滝川、高橋が活躍し、オウンゴールも加わりE-1選手権3連覇に向けて白星スタート

東アジアE-1選手権で3連覇を目指す日本女子代表、なでしこジャパン(FIFAランキング7位)は台湾代表(ランキング42位)に4-0で勝利し、見事なスタートを切りました。前半戦ではFWの矢形海優(マイナビ仙台)とMFの滝川結女(新潟)が得点し、後半にはDFの高橋はな(三菱重工浦和)がさらにゴールを決め、台湾のオウンゴールもありました。次の試合は13日にホスト国韓国と対戦します。ニールセン監督はDF登録の高橋を1トップに配置し、FW登録の矢形を左サイドバックに起用するという攻撃的な4-3-3の布陣を採用しました。また、エバートン移籍が決定しているDFの石川璃音は右CBでディフェンスラインを統率しました。対する台湾の先発メンバーには、日本育ちのMF松永早姫(台湾・新北航源FC)が名を連ねました。序盤から敵陣で試合を進めたなでしこジャパンですが、初戦ということで少し緊張が見受けられ、連携に乱れがありました。しかし、試合が進むにつれて落ち着きを取り戻し、組織的な崩しからチャンスを作りました。先制点は前半22分にMF成宮唯(INAC神戸)のパスを受けた右ウイングの愛川陽菜(INAC神戸)が折り返し、最後に矢形が押し込みました。その勢いのまま、前半25分には愛川のスルーパスに反応した成宮が鋭い折り返しを送り、相手選手がクリアに失敗し、滝川が右足で蹴り込み2点目を奪いました。後半3分には中盤でのボールカットからFW山本柚月(日テレ東京V)の浮き球パスを受けた高橋が、胸トラップから前に進み、右足アウトで流し込んでチームの3点目を決めました。後半25分にはFW中嶋淑乃のパスを受けたMF吉田莉胡が左サイドからクロスを入れると、台湾選手がクリアミスしオウンゴール。4点目となりました。後半29分、右DF遠藤優がベンチに下がり、高橋がそのポジションに入りました。ニールセン監督の柔軟な采配により、FWとDFの異なるポジションを巧みにこなしました。4点リードのまま危なげなく試合を終了し、WEリーグ勢を主体とする国内組で臨んだ中、圧倒的な力の差を見せつけました。

【バスケットボール】滋賀の長谷川比源、NBA下部リーグの国際ドラフトで10位に指名。Bリーグから初の選出

米国プロバスケットボールのNBA下部リーグであるGリーグは、8日に行われた国際ドラフトで、ニューヨーク・ニックスの関連チームであるウェストチェスター・ニックスが、Bリーグ1部(B1)の滋賀レイクスターズに所属する20歳の長谷川比源選手を10位で指名したと発表しました。横浜市出身で、身長202センチのフォワードである長谷川選手ですが、トレードにより彼の交渉権はデトロイト・ピストンズ系列のモーターシティ・クルーズに移ることになりました。この国際ドラフトは、世界中の有望な選手を対象にした新たな制度で、2023年にスタートしました。今回の指名はBリーグから初めてです。滋賀レイクスターズは、9日に声明を発表し、長谷川選手とは昨年12月の入団時に2025~2026年シーズンを含む複数年契約を結んでいるが、NBA挑戦の機会が来た際には支援することを約束していたと説明しています。「交渉の結果を待ちながら、今季の活動に関しても引き続き協議を続けます」とのことです。昨シーズン、長谷川選手は滋賀で34試合に出場し、1試合平均5.7得点の成績を残しました。

【阪神】日本とアメリカで「雨男コンビ」が活躍…試合開始30分遅れ「これはさすがに面白すぎ」

急な雨の影響で、試合の開始が30分遅れると発表されました。阪神の先発投手であり、「雨男」として自己も他者も認める大竹耕太郎投手(30)がマウンドに立ちます。彼は登板時に雨が多く、「大雨降太郎」のグッズが作られたほどです。今年の5月の登板前には、天気予報で雨と聞いて「雨の日は『自分の日』だと思って、雨をプラスに考えて投げられれば」と前向きに語っていました。また、昨年まで阪神にいた“雨男の先輩”であるフィリーズ2Aの青柳晃洋投手(31)も、登板試合の30分前に雷雨で試合中止になったことをSNSで報告していました。このように日米両国で活動する「雨男コンビ」が雨に見舞われ、SNSでは「どちらも調子が良い」「さすが面白すぎる」といったファンの投稿が続いています。

【巨人】2回表開始前に雨による中断→再開→再び中断 坂本勇人が約2年ぶりに4番起用 あづま球場での試合

約9年ぶりにあづま球場で開催された巨人主催試合は、2度目の中断となりました。スコアが0-0の状態で迎えた2回表開始前に雨のため中断。この中断は19分後に一度は試合が再開されましたが、続く2回表二死の場面で雷が鳴り響き、雷雨による再中断になりました。試合では巨人の坂本勇人内野手(36)が約2年ぶりに4番として出場、プロ初となる「4番サード」でスタメンに名を連ねました。1回裏、坂本が打席に立った際から雨が降り出し、本格的になりました。中日の先発高橋投手は雨の中で2つの四球を出しながらも、2死一、二塁のピンチを切り抜けて初回を終えました。巨人は前日の山形での中日戦で9回に逆転サヨナラ勝ちを収め、その勢いを維持して東北遠征を2連勝で終えようとしていました。 

【日米大学野球】日本2連勝なるか 先発は青学大・中西/第2戦速報中

第45回日米大学野球第2戦。日本は2連勝で一気に3連覇に王手をかけるか。日本先発は中西聖輝(青学大4年=智弁和歌山)。 米国対日本 日本先発の中西(撮影・黒川智章) チーム123456789計 日本002 2 米国000 0 【米】レンフロウ 【日】中西 試合経過 日本1回 米国先発は右腕レンフロウ 1番松下 151キロ直球見逃し三振 2番榊原 遊ゴロ 3番小田 直球捉え中前安打 4番立石 変化球打って三ゴロ 米国対日本 1回表日本2死、中前打を放つ小田(撮影・黒川智章) 米国対日本 米国先発のレンフロウ(撮影・黒川智章) 米国1回 日本先発は中西...

【阪神】デュプランティエが月間MVP受賞 英語でのコミュニケーションで坂本に感謝 外国人選手受賞はウィルカーソン以来

阪神タイガースのジョン・デュプランティエ投手(30)が9日に6月の「大樹生命月間MVP賞」を受賞しました。これが彼にとって初めての受賞となります。6月中に4試合に登板し、防御率1.01でリーグトップの3勝1敗を記録しました。とくに6月19日のロッテ戦では、来日初の完封勝利を挙げました。外国人選手がこの賞を受賞するのは、22年5月度のウィルカーソン投手以来のことです。デュプランティエ選手は「このような名誉ある賞をいただき、本当に嬉しく思います。今までの努力が報われたと感じています」と喜びを表明しました。キャッチャーの坂本誠志郎選手(31)については、「彼と共にゲームを築き上げることができたおかげで、自信を持ってボールを投げることができました」と感謝の言葉を述べました。さらに、「彼は英語を話せるので、試合中のコミュニケーションがスムーズに行えました。次に何を投げるかや戦術に関して指示をくれるので、『イエッサー』と返答するだけで済んだ」と話しました。

【ヤクルト】村上宗隆が実戦復帰2戦目 2三振も「しっかり振ることができたのでよかった」

上半身の調子を崩してファームで調整中のヤクルトの村上宗隆内野手(25)が、「4番・三塁手」としてスタメンに名を連ねました。結果は2打数無安打で2三振でしたが、力強いフルスイングを見せました。また、三塁での守備でも2度のチャンスを安定して処理しました。彼は予定通り2打席を経験し、試合の4回目で退きました。前日の8日に行われたイースタン・リーグの楽天戦に続き、これが彼の実戦復帰2戦目となります。村上選手は「しっかり振ることができたのでよかったです。今は相手にどうこうよりも、まずしっかりしたスイングができることと、体の状態を確認しながらやっています。打席ごとに相手の球の見え方も向上してくると思いますので、まずは患部に注意を払いながらやっています」とコメントしています。