ドジャースの山本由伸投手(26)は、4回途中で5失点し、今季5度目の敗北(6勝)を味わいました。 1回、1アウトからアダメスに直球を右翼席に運ばれ、その後は球審の厳しい判定もあり、走者を出す苦しいピッチングが続きました。2回には1死一、二塁のピンチを切り抜けたものの、1-1の3回には3四球で満塁にし、スプリットを左翼席に運ばれて痛恨のグランドスラムを浴びてしまいました。 山本は5回2死二塁から四球を出し、主将シュミットに満塁弾を許したところで降板。ジャスティン・ロブレスキ投手(24)にマウンドを譲りました。 打線はジャイアンツのエース右腕ローガン・ウェブ投手(28)に対し、7回2失点の好投を許し、救援陣からも反撃及ばず。山本は4回2/3で102球を投げ、6安打5失点で今季ワーストの5四球を記録しました。最高速は96.9マイル(約155キロ)で、4奪三振を挙げました。 試合前の防御率はリーグ3位の2.20だったものの、今回の投球で7位の2.64まで悪化しました。 【山本の一問一答】 -ロバーツ監督は慎重になりすぎたのではと 「思うように投げられず、ランナーを溜めてしまいました。その結果、1発を浴びてしまいましたが、それ以前に3つのフォアボールでランナーを溜めたのが反省点です」 -普段はマウンドで表情を出さないが、今日はフラストレーションが 「点の取られ方も悪く、1球1球の内容も納得できませんでした。調子を早く戻し、いいピッチングを心がけていこうとしていましたが、なかなか修正できませんでした」 -中5日で苦しんでいるか 「5日間の過ごし方には満足していますので、問題だとは思っていません」 -中6日なら1日多い分なにかできることはあるか 「あるとは思いますが、そこが問題だとは考えていません」 -球数を少なくすることは 「もちろん、球数を少なく、長く投げることは大切です。バッター一人一人としっかり対戦することが少ない球数で長いイニングを投げることに繋がると思います」 -今季序盤に比べて最近は苦しんでいるが 「確かに苦しい時もありますが、いいピッチングをしても反省点はありますし、悪い中にも良いところはあります。そういった試合も次に繋げ、なんとかプラスに持っていければと思っています」 -最後に球速が落ちたが修正できなかった 「いろいろと試している中で、スピードが最後に少し落ちていたかもしれませんが、試行錯誤しながら投げました」...