Year: 2025

大栄翔と遠藤が休場、大栄翔の連続出場記録がついにストップ 遠藤は手術のため今場所全休

大相撲の名古屋場所が間もなく始まる中、関脇の大栄翔(31歳)と、西前頭7枚目の遠藤(34歳、共に追手風部屋所属)が初日から休場することが決まりました。11日に日本相撲協会が名古屋のIGアリーナで行った取組編成会議で、彼らの初日および2日目の出場がないことが発表されました。部屋の師匠である追手風親方(元前頭大翔山)は、報道陣の電話取材において、大栄翔が右ふくらはぎの痛みで休場すること、そして遠藤が10日に右膝の手術を行ったことを明らかにしました。 7場所連続で三役に名を連ねた大栄翔は、名古屋場所の結果次第で大関昇進の可能性がありました。追手風親方は大栄翔の途中出場について「出られるようになるといいが、今後の回復次第」と述べ、慎重な姿勢を見せました。大栄翔は埼玉県草加市の部屋での稽古中に痛めた部位が快方に向かっていましたが、名古屋場所のために三重県四日市市に移動し、宿舎を構えての稽古中に再び悪化させました。「日が経てば筋肉が治って相撲が取れるようになる。まずはケガを治すことが先決。焦っても仕方ない」と親方は説明し、場合によっては全休の可能性も示唆しました。 大栄翔が全休または途中からの出場後に勝ち越せなければ、目標である大関昇進は振り出しに戻ります。令和の時代になってからも前頭4枚目までの番付を維持し続けていましたが、今回は大きく番付を落とす可能性があります。また、感染症の影響で部屋に陽性者が出て休場したケースを除いて、初土俵以来続いていた連続出場記録は1070回で途切れました。 遠藤は手術後に追手風親方へ「無事に終わりました」と電話で連絡がありました。手術は内視鏡ではなく開腹手術で行われたとのことで、今回は右膝のみでしたが、今後の状況次第では左膝の手術も検討される可能性があります。 今場所の全休は確定し、次場所での十両転落が濃厚です。追手風親方は「復帰には1、2カ月かかるでしょう。とりあえず次の場所を目指して頑張ります」と、9月の秋場所での復帰を目指しています。 また、十両の生田目も初日から休場することが決まっています。

【高校野球】楽天田中雅彦コーチの長男が初登板、明大中野・俐希「球界代表する投手に」/東東京

明大中野のエースである田中俐希投手(3年)は、楽天の田中雅彦コーチ(43)の長男で、この試合で初めてマウンドに上がりました。試合は8点リードの8回から登板し、ヒット1本のみで、無失点に抑えてコールド勝ちを収めました。先頭打者の8番に対して、カウント1ボールからの2球目をセンター前に打たれましたが、田中投手は「石和田がこの状況を作ってくれたので、自分もエースとして応えなければならない。今日はストレートで勝負する」と、冷静に対応しました。最速145キロの速球を武器に、無死一塁の状況から三ゴロ、二ゴロで相手打線を封じ込めます。さらに2死二塁の場面では、力強い投球で三邪飛に打ち取ることに成功しました。彼の父、田中雅彦コーチはPL学園(大阪)で2年の夏に甲子園で、横浜(神奈川)と延長17回におよぶ歴史的な試合を経験した選手で、プロ野球ではロッテとヤクルトで捕手として活躍しました。俐希投手も父の背中を追って、小学1年生から野球を始め、「尊敬できるところがたくさんあるし、目指していきたい」と話しています。将来有望なこの右腕は、大学を経てプロ入りを目指しており、「球界を代表する大投手になって、大きな夢を追い求めていきたい」と力強く誓いました。この夏が俐希投手にとって最後の大会であり、チームの悲願である甲子園出場を置き土産にすることを目指しています。【泉光太郎】

そりゃ強いわ!2位と9・5差で独走阪神のリーグ1位の数字の数々 防御率、失点…【投手編】

阪神タイガースは11連勝を成し遂げ、2位の巨人や3位のDeNA、そして広島に対して今季最大となる9.5ゲームの差を付け、セ・リーグで独走状態に入った。 現在、阪神は貯金18を計上しており、一方で2位に位置している巨人や3位の広島、そしてDeNAはそれぞれ借金1となっている。結果として、阪神を除いた全てのチームが負債を抱える形となった。 交流戦が終了した時点では、2位のDeNAと広島には3.5ゲーム差、そして4位の巨人とは4.5ゲーム差があったが、一気に差を広げた形だ。 様々なデータが阪神の圧倒的な強さを物語っている。チーム防御率は驚異の1点台を記録し、リーグトップの1.92を叩き出している。175失点はリーグで最も少なく、被打率は.221で、被本塁打17もリーグ最少である。 これまでの試合数がリーグ最多タイの82試合であるにもかかわらず、与四球は186でリーグ最少、与死球は19、本塁打を除く被安打数602もリーグ最少タイという、投手陣の突出した安定感を示している。

菅野智之6回3失点で7勝目「両親の前で勝ちたかったですし、いい姿を見せたかった」/一問一答

オリオールズ先発の菅野智之投手(35)が、6回4安打3失点3四球(1敬遠)2奪三振と粘りの投球で、今季7勝目(5敗)を挙げた。クオリティースタートは6月3日以来、約1カ月ぶりだった。チームはダブルヘッダーをスイープした。試合後は、現地中継局MASNなどメディアの囲み取材で登板を振り返った。今日の登板に向けて何か修正したか「とにかくボールを低めに集めようということを意識して投げました」-両親が観戦に来ていたことがモチベーションに?「うーん、やっぱり両親の前で勝ちたかったですし、いい姿を見せたかったので、プラスアルファで力になったと思います」-投球フォームで調整した点は「体重移動の時間を長くしようっていうふうに、考えてやっていましたけど。とにかく低めに投げようっていうことで、メカニックの方にもいい作用があったと思います」-直球の球速もいつもより出ていたが体重移動の影響「それもあると思いますし、ここ数登板うまくいかなかったですけど、フレンチ(投手コーチ)だったり、いろんな人と相談しながらやってきた結果が、今日こういう形でつながったと思います」-今まででこの1カ月のような苦戦は経験しなかったと思うが、どう乗り越えた「うーん、まあ、ここまで打たれたことはなかったんですけど、どんな、つらい時期も乗り越えてきたので、とにかく自分を疑わないこと、自分自身をしっかり信じるということだけは、それだけは念頭に置いてやってきました」-ベーカー投手が今日トレードに出されたが、チームにまだ望みがあると思う「こういう強い相手でも勝ち越せるチーム力があると思いますし、この1カ月くらいですけど強いチームの戦い方ができているので、僕はまだ全然チャンスがあると思います」【動画】菅野智之が7勝目! 帽子を上げあいさつ 原辰徳氏がスタンド観戦

新横綱大の里、初日は小結欧勝馬と対戦 豊昇龍は苦手の高安 大栄翔、遠藤が休場/取組編成会議

日本相撲協会は11日、名古屋場所(13日初日)に向け、名古屋市のIGアリーナで取組編成会議を開き、初日の取り組みを決定しました。2場所連続優勝中の大の里は、新横綱として、まず新三役の小結欧勝馬と対戦することが決まりました。大の里は日体大時代、欧勝馬の先輩にあたり、過去の対戦成績は2戦2勝と有利です。初日の取り組みとともに、2日目の対戦相手もこの日のうちに発表されます。3場所目の横綱である豊昇龍は、苦手な高安との対戦が決まりました。高安との対戦成績は、相手の不戦勝と不戦敗を除き、過去1勝9敗と分が悪いです。横綱として初の優勝を目指す豊昇龍にとって、いきなりの難敵との対戦となります。大関の琴桜は、東前頭筆頭の安青錦と対戦することが決まりました。また、関脇の大栄翔と前頭の遠藤が、初日から休場することが発表されました。

「1点覚悟の大谷封じ」満塁で四球…不振のベッツ、フリーマンの完全復調が待たれる/Nobu’s Eye

【ミルウォーキー(米ウィスコンシン州)9日(日本時間10日)=斎藤庸裕】ドジャースの大谷翔平(31)の打撃力が最低限に抑えられ、チームは6年ぶりに6連敗を喫しました。ブルワーズ戦に「1番・指名打者」として出場した大谷は、3打数無安打でした。5回2死満塁から押し出し四球で1打点を挙げましたが、2番のムーキー・ベッツ(32)の不振が続いており、打線のつながりに欠けました。チームは延長10回にサヨナラ負けし、アストロズ戦に続いて2カード連続でスイープ(全敗)されました。MLBでの大谷の密着取材歴が8年目になる斎藤庸裕記者が、コラム「Nobu’s Eye」で詳しく解説します。   ◇   ◇   ◇大谷はバットを振ることがありませんでした。甘いボールは来なかったのです。0-0の5回2死満塁での第3打席、左腕キンタナと対戦し、4球連続でボールがきて押し出し四球を選びました。先制点を得て流れを掴みかけましたが、続く2番のベッツが初球を失敗し、右飛で凡退。チャンスを生かせず、打線が途切れました。試合後、ブルワーズのマーフィー監督が振り返りました。「(大谷の)後ろにいるベッツは毎年MVP候補の素晴らしい打者ですが、今は思うようなスイングができていない。ある意味、ギャンブルをするべき時もあります。キンタナはベテランの投手で、ダメージを最小限に抑える投球を心得ています。歩かせたくなかったと思いますが、より大きなダメージを避けるために1点だけを選んだのでしょう」大谷は一振りで流れを変える力があります。もし適時打を打たれたら2点、本塁打なら4点入り、ブルワーズにとっては最悪の展開となる可能性もありました。終盤まで僅差なら強力な救援陣が控えており、勝機はあると言えます。ただし、大谷のような強打者を相手に2死満塁で勝負を避けるのはセオリーに反します。結果的にですが、ブルワーズは1点に抑えるリスクヘッジで有利な展開を得ました。前日、大谷は新人の剛腕ミジオロウスキーから先頭打者本塁打を決めていました。まだ本調子ではないものの、一発が怖いのは確かです。一方で、後続のベッツ、フリーマンの不振が続けば、敬遠とはいかなくても勝負を避ける配球をされる可能性があります。マーフィー監督のコメントを参考にすると、ゾーンの角を狙って投げたキンタナは「1点覚悟の大谷封じ」で四球を出し、ベッツとの対決というギャンブルを選んだと考えられます。3連戦、ブルワーズは計28イニングでわずか4失点。マーフィー監督は投手陣の好投に「素晴らしかった。ドジャースはベストメンバーではなかったが、先発陣は見事だった」と語りました。一方6年ぶりの6連敗を喫したドジャース。ベッツの打率は2割4分6厘、フリーマンの打率は5月終了時点の3割7分4厘から2割9分9厘まで落ち込んでいます。大谷の力を最大限に生かすためにも、両者の完全復活が待たれます。

連覇狙う古江彩佳、西郷真央が首位と2打差7位 渋野日向子は113位と出遅れ/エビアン選手権

第1ラウンドが行われ、2連覇を狙う古江彩佳と今年のシェブロン選手権覇者の西郷真央が67をマークし、首位と2打差の7位につけた。全米女子オープン選手権2位の竹田麗央、岩井千怜、山下美夢有は69の23位。畑岡奈紗は70の33位、吉田優利と勝みなみは72の57位、岩井明愛、馬場咲希は73の76位だった。笹生優花は74の92位、渋野日向子は76の113位と出遅れた。65で回ったアンドレア・リー(米国)ら5人がトップで並んだ。古江彩佳の話 うまくリラックスをしながら、いい流れでいけた。自信を持ったショットが多くできている。第2日もしっかり集中してアンダーパーで回っていけたら。山下美夢有の話 ショットがまずまずだった。ボギーも少なく回れた。細かいところの修正をしていきたい。(2日目も)アンダーパーを目指したい。岩井千怜の話 (N・コルダらと同組で回り)すごく楽しかった。いい経験になった。ショットはあまり良くないが、曲がり幅が少なくてフェアウエーにたくさん置けた。(共同)

【阪神】2リーグ制後の球団最長タイ記録となる11連勝!最短で16日にマジック46が点灯し、2位と9.5ゲーム差に拡大

阪神タイガースが2リーグ制後の球団最長タイ記録となる11連勝を達成しました。この日試合のなかった読売ジャイアンツが勝率差で2位となり、広島東洋カープとともにゲーム差は9.5に広がりました。これにより、阪神が貯めた貯金は18に増加し、他の5チームは赤字状態となっています。最短で7月16日にはマジックナンバー46が点灯する見込みです。 この11連勝は、2023年9月1日から14日以来の快挙で、18年ぶりのリーグ優勝に向けて前進する形になりました。さらに、1リーグ時代に記録した球団最長の14連勝も視野に入っています。 試合は、2回に阪神が先制しました。佐藤輝明選手(26歳)がライトスタンドへ今季23号となるソロホームランを打ち、自己最多の24本塁打に王手をかけました。 先発の伊原陵人投手(24歳)は、5回を2安打無失点に抑える好投を見せましたが、6回に連続四球で2死満塁のピンチを迎え降板しました。交代した2番手の桐敷拓馬投手(26歳)が坂倉選手に押し出し死球を与え、続く秋山選手に2点タイムリーヒットを許し、この回3失点で逆転されました。 それでも直後の7回に阪神は反撃。豊田選手が四球で出塁、代打前川選手が内野安打を放ち、1死二、三塁のチャンスを作りました。代打で出場した糸原健斗選手(32歳)の犠牲フライで1点を返し、続く2死一、二塁の場面で中野拓夢選手(29歳)がレフト前タイムリーを打ち同点に追いつきました。さらに森下翔太選手(24歳)がセンターへ2点タイムリーツーベースを放ち逆転。続いて佐藤輝選手もエンタイトル二塁打を放ち、この回5得点で試合をひっくり返しました。 連続2失点以下の記録は10試合で途切れましたが、連続二桁安打は今季最長の6試合続行中。勢いはまだまだ止まりません。 ▼阪神は6月28日のヤクルト戦から11連勝を遂げています。この11連勝以上は、2023年9月以来9度目。藤川監督は就任1年目で、新人監督の11連勝は2021年の中嶋監督(オリックス)以来で、セ・リーグでは1982年の安藤監督(阪神)以来43年ぶり。阪神では1946年の藤村監督、前記の安藤監督に次いで3人目です。 ▼7回の森下選手の勝ち越し打が決勝点となりました。森下選手の勝利打点(V打)は両リーグ最多の15度目。シーズン前半までにV打を15度記録したのは、昨季の岡本和選手(巨人)以来5人目で、セ・リーグ最多タイ記録は1983年の原選手(巨人)と前記の岡本和選手に並びます。

原辰徳氏、権藤博氏、オリオールズ菅野智之の先発試合を観戦** **

** 読売ジャイアンツの前監督、原辰徳氏と横浜ベイスターズ(現DeNA)の元監督、権藤博氏が10日、オリオールズの菅野智之投手が先発した試合をボルティモアで見守りました。この試合はニューヨーク・メッツとの一戦でした。 原氏は前日に甥である菅野投手と再会し、「堂々とプレーする姿に安心しました。新鮮な気持ちで野球に取り組んでいるように見えました」と感想を述べました。 一方、権藤氏はダブルヘッダーの第1試合終了後にメッツの千賀滉大投手と談話しました。権藤氏は2017年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で投手コーチとして菅野投手と千賀投手を指導していたことから、「あの頃から彼らがメジャーを目指していたこと、そしてその夢を実現していることは素晴らしい」と彼らの成長を喜んでいました。(共同通信)

【巨人】頼むぞ!「4番サード坂本」継続へ 阿部監督「そうするしかない」4番打率.302と好成績

「4番サード坂本」に託す。巨人の阿部監督は、11日から始まるDeNAとの3連戦(横浜スタジアム)を前に、坂本選手を引き続き4番で起用する意向を示しました。「そうするしかない。(調子は)上がってきたと思います」と、信頼を寄せています。 9日の中日戦(福島)では約2年ぶりに4番に座りました。プロ入り19年目で初めて4番三塁を務め、23年8月31日の広島戦(岐阜)以来、678日ぶりの4番起用でした。2015年4月11日のヤクルト戦(東京ドーム)で巨人の第82代4番に指名されて以来、これまで4番として60試合で打率3割2厘、5本塁打、33打点と好成績を記録してきました。 福島での試合では2四球を選びましたがヒットは出ず、チームも9回にリードを奪われ逆転負けを喫しました。今シーズンは不調に悩まされ、2軍生活も経験してきた36歳。しかし、彼の不屈の精神はそのバットに乗せて、仲間を鼓舞します。