Year: 2025

セルティック、4季連続で55度目のリーグ優勝達成!前田大然が33ゴール10アシスト、旗手怜央が10ゴール10アシスト

日本代表の2人が活躍するセルティックが、アウェイでダンディー・ユナイテッドに5-0で圧勝し、残り4試合を残して4季連続で通算55度目のリーグ優勝を果たしました。このシーズンのトータル得点も102に達しました。 試合中、前半にスタンドからみかんのような物がピッチへ投げ込まれ、一時試合が中断しましたが、その中でもFW前田大然(27歳)がスピードを活かした活躍で前半に2つのアシストを記録しました。左サイドを突破し、精巧なクロスで得点を演出しました。クラブの統計によれば、絶好調の前田は今シーズンに公式戦47試合に出場し、33得点10アシストを達成。MF旗手怜央(27歳)も52試合で10ゴール10アシストと、二人とも二重得点をマークしました。 チームは昨年12月にスコットランド・リーグ杯で2年ぶり22度目の優勝を果たしましたが、得点源であったFW古橋亨梧が今年1月にフランス1部のレンヌへ移籍しました。前田と旗手がその穴を埋め、見事に国内2冠を達成しました。 スコットランドの古豪クラブにおける日本選手の成功の始まりは、元日本代表MF中村俊輔の存在と言えます。彼が2006-07年の欧州チャンピオンズリーグ(CL)のマンチェスター・ユナイテッド戦で決めた直接FKは、今もチームの伝説とされています。しかし、近年のセルティックは欧州CLで目立った成績を残せておらず、リーグのレベルに関する議論も続いています。 実際、UEFAが発表する各協会ランキングでもセルティックは14位に位置し、日本選手が多くプレーする8位のベルギーリーグを大きく下回っています。前田もそのことを意識し、「スコットランドは色々と言われるので、結果を出さないと意味がない」と語ったことがあります。しかし、今シーズンの前田は欧州CLで4ゴールという、日本選手の1大会最多記録を更新しました。 リーグ戦を制したことで、来季の欧州CLにはプレーオフラウンドから出場する見通しです。前田には、今後欧州5大リーグへのステップアップも期待されています。まずは5月24日のスコットランド杯決勝(アバーディーン戦)で2季ぶりの国内3冠を狙い、さらに欧州最高峰の舞台で結果を残すことを目指しています。

ブライトン三笘薫が途中出場2戦連発、頭で今季9点目 後半44分の同点弾からチームは3-2逆転

ブライトンのMF三笘薫(27)はホームのウェストハム戦で後半17分から出場し、1-2の後半44分に同点ゴールを決めた。2試合連続ゴールで、プレミアリーグでの自己最多を更新するシーズン9点目。このゴールで勢いに乗ったチームは3-2で逆転勝ちした。途中出場の三笘がチームを救った。5日の試合で右かかとを痛め、コンディションが万全でない中、1点ビハインドの後半44分に右からの折り返しをゴール前で待ち構え、頭で押し込んだ。前節19日のブレントフォード戦でも途中出場からゴールを決めており、今季リーグ戦4度目の2試合連続ゴール。逆転を目指し、すぐに自陣に戻って再開をうながした。このゴールで息を吹き返したチームは試合終了間際にMFバレバが左足でロングシュートを決めて逆転。6試合ぶりの白星を手にした。決勝点のバレバは「本当に興奮している。素晴らしい精神力を発揮できた」と劇的勝利を喜んだ。

キールの町野修斗が2ゴールで勝利へ導く!今季ブンデスリーガで日本人4人目の2桁得点達成

キールのフォワード、町野修斗(25歳)がホームで行われたボルシアMG戦で2ゴールを決め、チームを4-3の勝利に導きました。今季10点目のゴールを記録し、ブンデスリーガにおいて日本人選手として史上4人目(5度目)のシーズン2桁得点を達成しました。最下位から抜け出したチームは、この勝利で勝ち点を22に伸ばし、16位のハイデンハイムとの差を3点に縮めました。ボルシアMGの板倉滉(28歳)は90分間フル出場しました。 町野選手は得点後に「忍者ポーズ」を披露しました。前半15分に左からのコーナーキックを頭で合わせ、シーズン9ゴール目をマーク、頭での初得点となりました。会場には町野選手への声援が響き渡りました。日本人選手がブンデスリーガ1年目で9ゴールを達成するのは、2010−11シーズンにおける香川真司(ドルトムント)の8点を上回る新記録です。さらに前半42分にはロングスローでのチャンス演出など、存在感を示しました。 後半に入り、チームは15分と24分に失点し、一時同点に追いつかれましたが、31分にMFギゴビッチがペナルティーエリア手前から右足でミドルシュートを決め、再びリード。しかし、41分に守備が乱れ3対3とされると、後半追加タイムに町野選手が左足のボレーで決勝点を挙げ、試合を制しました。 残り3試合で、チームの1部残留は依然として厳しい状況ですが、町野選手はブンデスリーガの日本人選手としては高原直泰、香川真司、岡崎慎司に続く4人目(5度目)となるシーズン2桁得点を達成しました。 ◆ブンデスリーガでの日本人選手シーズン10得点以上 15得点 岡崎慎司(マインツ)2013-14年 33試合 13得点 香川真司(ドルトムント)2011-12年 31試合 12得点 岡崎慎司(マインツ)2014-15年 32試合 11得点 高原直泰(Eフランクフルト)2006-07年 30試合 10得点 町野修斗(キール)2024-25年 29試合

【データ】阪神、77年ぶりに巨人に開幕5戦5勝 大山、週間4度の決勝打は球団27年ぶり

猛虎が止まらない! 首位を守る阪神タイガースが、5番の大山悠輔内野手(30)の8回に放った決勝打のおかげで、今季最長の6連勝を達成しました。彼の決勝打はリーグトップであり、6連勝中に4度の勝負を決める打撃で存在感を示しました。チームは、球団史上77年ぶり、1950年の2リーグ制以降では初めて巨人戦で開幕5連勝を果たしました。これにより、今シーズン最多の貯金6となり、2位の広島とのゲーム差を1.5に広げました。   ◇   ◇   ◇▼阪神が巨人に対して開幕から5連勝を果たしました。阪神の巨人戦開幕5連勝は2003年以来、22年ぶりのことで5回目となります。巨人に引き分けなしで開幕5戦5勝以上の成績は、2006年のロッテ(6戦6勝)以来5回目で、球団としては1リーグ時代の1937年秋(7戦7勝)、1948年に次ぐ77年ぶり3回目となります。5回のうち3回の記録が阪神によるものです。また、新人監督が巨人に開幕5戦5勝したのは、1980年の土井監督(大洋)以来45年ぶりで2人目となります。▼前日同様に勝利打点(V打)を挙げたのは大山選手です。これで大山の今週のV打は、22日、23日のDeNA戦を含めて4回目となりました。阪神の選手が週間4回のV打を挙げるのは、1998年のハンセン以来27年ぶりです。ハンセンは7月29日、30日の広島戦と、31日、8月2日の巨人戦でV打を記録しました。

【バレー】西田有志が涙…大阪B終戦「最後の1点取り切れなかった」悔しさ胸に来季リベンジ誓う

レギュラーシーズン(RS)1位の大阪Bが準決勝で同4位の愛知に連敗し、決勝進出を逃した。大阪Bは第1セットを奪われた後、2セットを連取。激戦となった第4セットを落とすと、最終第5セットも一歩届かず敗戦。前日25日の第1戦も制した愛知が、決勝へ駒を進めた。     ◇     ◇     ◇RSを制した大阪Bが、悔しい敗戦で今季を終えた。1-1で迎えた第3セットでは、エース西田有志(25)がサービスエース3本を含む4連続得点を決めるなど爆発。しかし続く第4セットでは、2度のマッチポイントを迎えながらも試合を決める1本が出なかった。第1戦で封じられながらも、この日最多26得点をたたき出した西田は「最後の1点が取り切れなかった」と要所で決められなかったことを悔やんだ。RSでの対戦では、5勝1敗と上回った相手にまさかの連敗。ティリ監督は2戦先勝で勝ち抜けとなる短期決戦への調整に苦慮したことを明かした。「RSとプレーオフは全然別の世界。うまく準備を持っていけなかったところは後悔している」と肩を落とした。ウオーミングアップの際、今季でチームを離れるジェスキーに「今日で終わりじゃないから」と伝え、勝利を確信していた西田は、想定より早い終戦に涙した。「しっかり反省して次に勝ちたい」。悔しさを胸に刻みながら、来季のリベンジを誓った。【永田淳】【バレー】サントリーがストレート勝ちで第3戦へ 1位大阪Bは敗退/SVリーグCS準決勝第2戦

【陸上】サニブラウン、ダイヤモンドリーグ開幕戦で10秒42の結果に 1位はシンビネ、記録は9秒99

世界大会で連続入賞を果たしている陸上選手、サニブラウン・ハキーム(26=東レ)がダイヤモンドリーグ開幕戦で、スタートで出遅れた後、追い風0.2メートルの中10秒42で全体の最下位10位となりました。優勝したのは南アフリカの選手シンビネで、記録は9秒99でした。サニブラウンは昨年夏、パリオリンピックの準決勝で9秒96の自己ベストを記録しましたが、決勝進出にはわずか0.03秒及びませんでした。今年9月に開催される世界選手権東京大会(国立競技場)でのリベンジが期待されます。彼はすでに参加標準記録の10秒00を突破しています。7月上旬に行われる日本選手権で3位以内に入れば代表が内定。また、世界ランキングによっても代表入りの可能性があります。

【バレー】大阪B退団のジェスキーがリーグに提言「利益ばかりに目を向けず選手の健康を大切に」

準決勝で敗退した大阪ブルテオンのトーマス・ジェスキー(31)は、SVリーグのさらなる発展を願い、率直な意見を伝えました。今季限りでチームを離れることとなったジェスキーは、5月に開催されるアジアクラブ選手権には出場せず、この日が大阪Bでの最後の試合となりました。23年にパナソニック(現在の大阪B)に加入し、今季はミゲル・ロペス、西田有志に次ぐ426得点を挙げ、レギュラーシーズン(RS)1位に大きく貢献しました。これまでの日本での活動を振り返り、ジェスキーは「パナソニックから声がかかった時は本当にうれしかったし、誇らしかった。毎日7時間ほど共に過ごしたチームメートと働けたことが何よりの喜びだった。特に印象に残っているのは、『スマッシュブラザーズ』でたくさん遊び、たくさん笑ったこと(笑)」と笑顔で語りました。日本への愛情があるからこそ、環境の改善につながる意見も湧き出ました。44試合に及ぶRSについて、彼は「リーグは選手たちの健康状態にもっと配慮するべきだ。今は正直、選手の健康より利益を優先していると感じる。プレーオフが2試合で終わるのも本当に理解できない。RSを短くし、プレーオフにもっと時間をかけることができれば、選手もファンもより楽しめる」と自身の考えを提案しました。対戦回数についても「チームによって4試合や6試合という差がある理由も納得できなかった」と、新しいシステムへの改善を求めました。リーグ運営に疑問を抱く一方で、大きな期待も寄せています。「日本の組織や環境は世界で最も素晴らしいと思う。だからこそ、必要な部分を変えれば、最高のリーグになれると信じている」。ラストマッチで涙を流したアメリカ代表は、最後に熱いメッセージを届けました。

【データ】中日松山晋也が71年ぶりの偉業!プロ初登板から通算100回以上登板で被弾ゼロ

中日ドラゴンズは連敗を3で食い止め、負け越しを2に縮めました。先発の松葉貴大投手(34歳)はプロ13年目にして初の完封を目指し9回のマウンドに上がりましたが、2失点を喫しました。続いて守護神の松山晋也投手(24歳)が残り2つのアウトを連続三振で締めくくりました。   ◇   ◇   ◇▼松山選手は、プロ初登板の2023年6月17日、日本ハム戦から通算100回1/3を投げ、本塁打を一度も許していません。プロ初登板から被本塁打ゼロのまま100回以上を投げ続けるのは、1954年の宅和投手(南海)以来、71年ぶりのことです。宅和選手は新人のとき、西鉄戦で中西選手に打たれるまで被本塁打ゼロを131回2/3続けました。松山選手は前回の登板で、69年から70年にかけての安木投手(ヤクルト)が持つ98回2/3を超え、2リーグ制導入後では宅和に次ぐ2人目となるこの偉業を達成しました。

【阪神】大山悠輔「魚雷バット」で2戦連続V打 今季最長6連勝で自ら通算1000試合出場に花

猛虎が止まらん! 首位阪神が5番大山悠輔内野手(30)の8回決勝打に導かれ、今季最長の連勝を6に伸ばした。前日25日から「トルピード(魚雷)バット」を使い始めた主砲は2戦連続の決勝打を放ち、通算1000試合出場を自ら祝福。5度のV打はリーグトップで、6連勝中は4度のV打と勝負強さが際立つ。チームは球団77年ぶり、1950年(昭25)の2リーグ分立後では初の巨人戦開幕5戦5勝をマーク。今季最多の貯金6で、2位広島とのゲーム差を1・5に広げた。   ◇   ◇   ◇数メートル先の佐藤輝が一塁へ歩き始める。申告敬遠がコールされると、甲子園の四方八方から怒号にも似た大歓声が沸き起こった。今季甲子園最多の観客4万2631人も我を失いかけそうな空気感。渦中の大山だけは感情を揺れ動かすことなく、黙々と丁寧に素振りを繰り返していた。「いや、もう冷静に打席に向かいました。そういう場面もあるだろうと想定して準備していました」同点で迎えた8回裏1死二塁、4番が歩かされた。一、二塁でマウンド上には右腕の田中瑛。スライダーを見逃した直後の2球目、内角149キロシュートを振り抜いた。鋭いゴロで三塁線を破る決勝二塁打。二塁ベースに到達すると、5番はパンと手をたたいた。「何回か対戦もあったので、ボールの軌道であったり、どういう投手なのかは頭に入っていました」前日25日から使用する「魚雷バット」は芯が手元寄りにあり、内角球にも対応しやすい。新バットの利点も生かした“読み勝ち打”を決め、77年ぶりの巨人戦開幕5戦5勝に導いた。クリーンアップのトリを任される今季。打点へのこだわりを隠さない。2月の沖縄・宜野座キャンプ中はフリー打撃から得点圏に走者を置いた場面を想定。安打、犠飛どころか、内野ゴロを転がすためのバットの出し方まで確認していた。「場面場面で嫌らしい仕事ができるようになりたいので。あとは……何を考えているのか相手に悟らせないことですかね」虎の背番号3は数年前と比べて明らかに“不気味度”が増した。狙い球が分かりづらくなった。「捕手は打者のしぐさの1つ1つを『演技なのか演技じゃないのか』も含めて見ている。そこであえて『うわー見逃してしまった』みたいな雰囲気を出してみたり。ここ数年は対捕手の部分も増えてきました」この日も勝負どころでバッテリーとの駆け引きに勝利。今季5度目のV打はリーグ最多の数字だ。これで通算1000試合出場も達成。「僕1人の力では無理でした」と周囲への感謝を忘れない姿勢も、リーダー格として頼もしい。チームは8回表1死満塁のピンチを遊撃小幡の大ファインプレーから切り抜け、8回裏に4得点。主役は“一丸力”に胸を張った。「その前のイニングの守備ですごく勢いがついた。本当に全員の勝利。お立ち台も僕だけでなくチーム全員で上がりたいぐらい」今季最長の6連勝、今季最多の貯金6。藤川阪神が、強い。【佐井陽介】▼前日に続いて勝利打点(V打)を挙げたのは大山。これで大山の今週のV打は22、23日のDeNA戦も含めて4度目。阪神で週間4度のV打は、98年ハンセン以来27年ぶり。ハンセンは7月29、30日広島戦と31日、8月2日巨人戦でV打をマークした。【関連記事】阪神ニュース一覧

【バレー】井上博明さんが67歳で逝去、九州文化学園高を数多く日本一に導いた名監督

女子バレーボールにおいて長崎県の九州文化学園高等学校を数多く日本一に導いた名指導者、井上博明(いのうえ・ひろあき)さんが、26日午前2時11分に下咽頭がんのため長崎県佐世保市の病院で他界されました。享年67歳。井上さんは長崎県の出身です。葬儀・告別式は、29日午前11時より佐世保市元町1-15のさせぼ元町メモリードホールで執り行われます。喪主は妻の由美子(ゆみこ)さんです。井上さんは日本体育大学を卒業後、九州文化学園高等学校を全国屈指のバレーボール強豪校に育て上げました。定年退職後は2023年から新たに長崎県で西彼杵高等学校を指導し、今年1月の全日本高校選手権で同校を初出場に導きました。