Month: July 2025

【DeNA】希少がんと闘う友へ 東克樹が大阪まで会いにいった大学同期に届ける1勝** **

** DeNAの東克樹投手(29)は、リーグのハーラートップに並ぶ7勝目を挙げました。試合の2回には中日の細川選手に特大ソロを打たれるなど、3安打で2失点しましたが、3回以降は相手に一人のランナーも許しませんでした。結局、7回を3安打2失点7奪三振とし、安定感のある投球で先発の役割を果たし、約1カ月ぶりの勝利を手にしました。    ◇   ◇   ◇ リーグ戦が再開する前に、東選手にはどうしても会いたい人がいました。それは、立命館大学時代のチームメートであり、現在病と闘っている福森大翔さんです。 福森さんは、10万人に1人の割合で発症する悪性腫瘍(希少がん)と闘っています。6月15日に行われたオリックス vs 巨人戦(京セラドーム大阪)では、大阪桐蔭時代の同期であるオリックスの森選手が捕手を務めるなか、福森さんが始球式を行いました。この試合で勝利した森選手と共に感動的な記念写真を撮り、野球ファン全体から温かい拍手が送られました。 交流戦を終えた2連休中、東選手はその思いを抑えきれず、大阪に行って福森さんに会いました。 「どうしても会いたかったんです。試合の予定が合わず、なかなか行けなかったのですが…」笑顔を見せてくれた福森さんに、東選手の胸は熱くなりました。 「本当に心に響きました。僕ももう一層、頑張ろうと思えました」 7回で2失点、持ち前の粘り強い投球で、中日戦(横浜)でリーグトップに並ぶ7勝目を挙げました。試合後には改めて強い思いを語りました。 「僕にとって非常に大きな1日となりました。これからも頑張ろうと思えましたし、彼が苦しい状況の中で、少しでも力を与えられたらと思って今日は投げました」 その粘り強い姿勢でリードを守り抜いた背番号11。その思いは、共に青春時代を過ごした友人にもきっと届いていることでしょう。

21年ダービー馬シャフリヤールの種牡馬引退が決定

今年種牡馬入りした21年のダービー馬シャフリヤール(牡7)が種牡馬を引退することが分かった。昨年の有馬記念2着後に引退し、社台スタリオンステーションで種牡馬入りしたが、今年の受胎数がひとケタにとどまり、受胎率が低いことから引退が決まった。シャフリヤールは父ディープインパクト。皐月賞、大阪杯を勝ったアルアインの全弟。22年のドバイシーマCを勝ち、日本ダービー馬としては海外G1を初制覇した。

【空手】東京オリンピック代表の植草歩、ルッキズムに対する静かな怒り「太ったことで何か問題が?」

2021年の東京オリンピック代表選手であり、現在は日体大柏高校の空手道部監督を務める植草歩(32)が、インスタグラムを更新しました。彼女はルッキズムについて、静かに怒りを表しました。植草は目をアップにした画像と共に、長文のコメントを投稿しました。   ◇   ◇   ◇「選手だった頃の方が痩せていて可愛かったよね」「痩せたらもっと可愛いのに、もったいないよ」 今日はこんな言葉をかけられました。それはどんな立場から言っているのでしょうか?まず、太ったから何?あなたに何か迷惑をかけましたか?って話です。 選手を辞めたからといって体型が変わったからといってその人の価値は変わるものではありません。 こういった「外見いじり」や「美の押しつけ」は一体何のために言うのでしょう?優しさのつもりですか?アドバイスのつもりですか?それを言って喜ぶと思ったのですか?どちらにしても、あまりにも勝手すぎます。 私は現役の頃、女性アスリートとして見られることも仕事の一部でした。勝利することはもちろん、強さも美も、筋肉も、発言もすべて含めて「商品」でした。それも仕事の一部だと考えていましたし、知ってもらうきっかけのひとつであるとも思っていました。 今の時代、多様性や自分らしさが尊重される中いまだに「細い=可愛い」と公然と言って笑いを取ろうとしている人がいるなんて、本当に驚きです。 選手時代の私も、今の私も、どちらも自分。どちらの自分も、自分の足でしっかりと立って生きてきました。そんな人に媚びたくもないですし、そんなことを言って笑いを取ろうとする低俗な思考力と語彙力には、ただただ唖然とします。 フォロワーからは「固定観念というか思考が貧困ですね」「植松さんの過酷な訓練の日々を理解しない人が、勝手に言う無責任な言葉です」「そういう人は気にしなくて大丈夫」といった賛同の声が寄せられました。

【阪神】梅野隆太郎が石井大智に体を寄せて復活を祝福「おかえり、ナイスPって感じ」満面の笑み

阪神タイガースの梅野隆太郎捕手(34)は、石井大智選手の見事な復帰を喜びました。8回のピンチを乗り切ると、一目散に石井選手に近づき、満面の笑みを浮かべながら体を寄せベンチへ戻りました。「表情はいつものまま、非常に心強かった。自信を持って力強いボールを投げていました。『ナイスピッチング、お帰り』という感じです。ピンチに追いつかれず、粘り強い精神力は本当に重要ですね」。久々のマウンドで6投手を1点に抑えた指導力も見せました。

【ヤクルト】引き分けで自力優勝の危機逃れ 高津監督「よく踏ん張った」

自力優勝消滅の危機に立たされたヤクルトですが、試合が引き分けに終わり、その危機を回避しました。延長12回に及ぶ4時間8分の熱戦は2ー2の同点で幕を下ろしました。高津臣吾監督(56)は試合後、「序盤の野手の奮闘と、週のスタートから活躍した6人のリリーフ陣、勝利には届きませんでしたが、負けることなくここまで来られたことは大きい。良いゲームだったと思います」と選手たちを称えました。試合の始まりから良い流れをつかみました。1回2死三塁の場面で、オスナが左前に先制のタイムリーヒットを放ちました。「初回からチャンスがすぐに来たことで、慌てずに打つことができました」と振り返りました。さらに、2試合連続の完封負けを打破し、チームとしては19イニングぶりの得点を記録しました。また、1回2死一塁の状況で、山田が1カ月ぶりに5番に起用され、右越えのタイムリーツーベースで続きました。先発の吉村は7回を投げ、7安打2失点と粘りのピッチングを見せました。4回と6回にソロホームランを浴びましたが、ランナーを出してからはしっかりと耐えました。8回以降は星、荘司、大西、矢崎、木沢、石山と継投し、広島に追加点を許しませんでした。今年23年以降、マツダスタジアムでは3勝23敗3分けと鬼門のこのスタジアムで、よく耐え抜きました。

【日本ハム】北山亘基「もう1回投げたい」打線信じ9回キャッチボール 悔し2度目“負け完投”

悔しい今季2度目の負け完投-。日本ハム北山亘基投手(26)がソフトバンク戦(東京ドーム)で8回6安打1失点と好投も、打線の援護がなく、3敗目を喫した。6月19日巨人戦でノーヒットノーランまであと2死まで迫った相性のいい舞台で、調子が悪いながらもきっちりと試合をつくったが、結果だけが伴わなかった。   ◇   ◇   ◇北山は1点を追う9回、打線を信じて三塁側ベンチ前でキャッチボールを始めた。「全然、打線を見て1発もある流れでしたし、気を抜くところではなかったんで。『チャンスをくれ』っていうか、もう1回投げたいって気持ちでキャッチボールをして待っていました」。その願いは届かず、9回裏のマウンドは巡ってこなかった。8回6安打1失点で3敗目だが、記録上は完投。北山にとっては今季4度目の完投だが、黒星が付く“負け完投”は2度目だ。内容は上々、ブルペン陣を休ませて大いに仕事は果たしても、充実感はない。「相手が交流戦ですごい勢いづいてきてるホークスでしたし、今日もカード頭で、相手ピッチャーも有原さん。最初の1点がすごい肝心な要素になると思って先制されないようにって考えだったんですけど」。6回に奪われた先制点が、悔やまれる結果となった。大記録に迫った巨人戦に比べると、調子は悪かった。「ちょっと自分の思い通りなボールが少なかった。真っすぐに関しては、押しが弱かった」。それでも最後までマウンドを守ったのは収穫。「でも、負けは負けなので」。チームを勝たせることが先発投手の第一義。自分に合格点は与えられなかった。ただ、再び規定投球回に達して、防御率1・15でトップに躍り出た。「まだ暫定」と一喜一憂はしないが、「取り組み自体の方向性は合ってると思う。もっともっと突き詰めてやって、シーズンが終わった時にうれしい思いをできたら」。次は、この日上がれなかった最終9回のマウンドに立って、チームを勝利に導く。【木下大輔】【関連記事】日本ハムニュース一覧>>

【巨人】阿部監督、逆転の機運を打ち消した“無謀な走塁”に苦言「攻撃的だけでは済まされない」

反撃ムードを消してしまう“無謀な走塁”が痛恨の結果となりました。巨人は首位の阪神との初戦を1点差で惜しくも敗北。6回には坂本選手の適時打で1点差まで追い上げました。しかし、7回に代打キャベッジ選手が阪神の桐敷投手から右前打を放ったものの、二塁を狙った走塁でタッチアウト。次の打者が1番の丸選手で、1点差の状況で無死一塁の状況は極めて有利でした。このような重要な局面でのチャンスが一瞬にして消えてしまいました。 ベンチでは阿部監督が失望に顔を伏せ、反省と改善を促しました。「ただ攻撃的であるだけでは済まされないということです。野球を理解していないということと、攻撃的であること…まあ紙一重かもしれませんが、それだけで済ませるわけにはいかない」と指摘。試合の流れが変わる重要なプレーだっただけに、「状況判断ができていないと見られる」とも続けました。 キャベッジ選手自身も深く反省。「点差をもっと考慮して走塁すべきだった」と述べ、「一塁を回った時点でライトの森下選手にまだボールが届いていなかったので行けるかと思ったが、もう少し考える必要があったと感じます」と語りました。 首位の阪神とのゲーム差は4.5に広がりました。才木投手には昨季の7月30日から6連敗を喫し、同年の8月31日から続く31イニング無得点となりましたが、5回までに5安打を放ち、あと一歩まで迫ったことは次への収穫です。阿部監督は「(あと1本は)永遠のテーマですが、タイガースに1勝でもすれば流れが来ると信じているので、明日も頑張ります」と意気込みを示しました。【為田聡史】

【西武】西口監督「もうちょっと考えてくれよって」7回1死満塁の好機に牧野に期待も空振り三振で逸機

西武ライオンズはオリックスの投手陣によるリレーで完封負けを喫しました。 試合の7回は大きなチャンスでした。エスピノーザ投手からヒットと2つの四球で1死満塁となり、打席には8番の牧野翔矢捕手(24歳)が立つ場面でした。 ここでは代打を送る選択肢も考えられましたが、先発の与座が8回も登板予定ということで、一般的には捕手を変えるのが難しい状況でもありました。 しかし、牧野はオリックスの2番手投手、山岡に惑わされ、空振り三振に終わって好機を逃しました。西口文也監督(52歳)は「打撃に関してはある程度結果は出ていたので、牧野でいこうと思った」とコメントしましたが、得点には至りませんでした。「もうちょっと考えてくれよって。本当に。頼むわ…」と苦笑いを浮かべた場面もありました。 また、1番打者として期待される西川愛也外野手(26歳)の打率や出塁率が低下してきている点について、西口監督は「タイミングの取り方とか、もう少し思い切りよくいってほしい。愛也の出塁率はチームに必要不可欠なので、早く調子を取り戻してほしい」と期待を寄せました。 現在、61試合連続で1番で起用し続けていますが、今後も同じ打順で続けるかについては「我慢するかどうかは分かりません。はい」とコメントし、含みを持たせました。

【阪神】藤川監督「いい活躍だった」離脱前同様にセットアッパー起用した石井大智を称賛

阪神の石井大智投手(27歳)が、1点リードの局面で8回に復帰登板しました。6月6日に甲子園で行われたオリックス戦で頭部に打球を受けて以来の1軍復帰となります。この試合では、先頭打者の泉口をシンカーで左飛に打ち取りましたが、吉川と増田陸に連打を許し、1死一、二塁のピンチを迎えました。しかしその後、中山と門脇を打ち取り、観客から大きな声援を受けました。 藤川球児監督(44歳)は、復帰初戦でも離脱前と同様にセットアッパーを任せた理由について、「かなり前からこのジャイアンツ戦に向けてプランを練っていました。先週末は現在いるメンバーで頑張りながら、今日から石井が合流する予定でした。結果が伴って本当に良かったです。彼に任せる部分は大きいし、いい活躍だったと思います」とコメントしました。石井投手は甲子園でのオリックス戦で側頭部に打球を受け、救急搬送されていましたが、NPBの脳振とうリハビリプログラムに基づいて調整を進めていました。そして、6月29日のウエスタン・リーグ中日戦で3者連続3球三振を奪い、実戦復帰を果たし、その後1軍に復帰しました。 「オールスターブレイクまではブルペンの形を作り上げたかったです。交流戦が終わった段階で少し遅れていると言いましたが、石井が復帰して形が整ってきました」と藤川監督は述べました。チームの貯金も2桁10に戻り、藤川阪神にとって優勝奪回への重要なピースが戻ってきました。

【阪神】岡田顧問、不振の大山悠輔に「肉がつきすぎ。ウエートするな、言うやんやけど」TV解説

阪神前監督の岡田彰布オーナー付顧問(67)が掛布雅之OB会長(70)とともに「サンテレビ ボックス席」のテレビ解説を行った。試合前には球団創設90周年レジェンズデーに85年のリーグ優勝、日本一時のクリーンアップ、ランディ・バース氏(71)とともに掛布会長、岡田顧問の3人が試合前のイベント、トークショーなどに出演した。3回までに阪神は佐藤輝、森下の適時打で2点のリードを奪った。しかし5番大山悠輔内野手(30)は得点圏に走者を置きながら2打席とも左飛で凡退。岡田顧問は「肉がつきすぎや。去年もウエート(トレ)をやるな、言うたんやけど。大きくなりすぎて、体が回っていない」と酷評した。大山は6月20日ソフトバンク戦(甲子園)で中前適時打を放って以来、この日の2打席目まで適時打がなく、6月までで打率2割4分6。森下、佐藤輝がともに50打点をクリアしているが、30打点と伸び悩んでいる。【関連記事】阪神ニュース一覧>>