Month: July 2025

【日本ハム】北山亘基「もう1回投げたい」打線信じ9回キャッチボール 悔し2度目“負け完投”

悔しい今季2度目の負け完投-。日本ハム北山亘基投手(26)がソフトバンク戦(東京ドーム)で8回6安打1失点と好投も、打線の援護がなく、3敗目を喫した。6月19日巨人戦でノーヒットノーランまであと2死まで迫った相性のいい舞台で、調子が悪いながらもきっちりと試合をつくったが、結果だけが伴わなかった。   ◇   ◇   ◇北山は1点を追う9回、打線を信じて三塁側ベンチ前でキャッチボールを始めた。「全然、打線を見て1発もある流れでしたし、気を抜くところではなかったんで。『チャンスをくれ』っていうか、もう1回投げたいって気持ちでキャッチボールをして待っていました」。その願いは届かず、9回裏のマウンドは巡ってこなかった。8回6安打1失点で3敗目だが、記録上は完投。北山にとっては今季4度目の完投だが、黒星が付く“負け完投”は2度目だ。内容は上々、ブルペン陣を休ませて大いに仕事は果たしても、充実感はない。「相手が交流戦ですごい勢いづいてきてるホークスでしたし、今日もカード頭で、相手ピッチャーも有原さん。最初の1点がすごい肝心な要素になると思って先制されないようにって考えだったんですけど」。6回に奪われた先制点が、悔やまれる結果となった。大記録に迫った巨人戦に比べると、調子は悪かった。「ちょっと自分の思い通りなボールが少なかった。真っすぐに関しては、押しが弱かった」。それでも最後までマウンドを守ったのは収穫。「でも、負けは負けなので」。チームを勝たせることが先発投手の第一義。自分に合格点は与えられなかった。ただ、再び規定投球回に達して、防御率1・15でトップに躍り出た。「まだ暫定」と一喜一憂はしないが、「取り組み自体の方向性は合ってると思う。もっともっと突き詰めてやって、シーズンが終わった時にうれしい思いをできたら」。次は、この日上がれなかった最終9回のマウンドに立って、チームを勝利に導く。【木下大輔】【関連記事】日本ハムニュース一覧>>

【巨人】阿部監督、逆転の機運を打ち消した“無謀な走塁”に苦言「攻撃的だけでは済まされない」

反撃ムードを消してしまう“無謀な走塁”が痛恨の結果となりました。巨人は首位の阪神との初戦を1点差で惜しくも敗北。6回には坂本選手の適時打で1点差まで追い上げました。しかし、7回に代打キャベッジ選手が阪神の桐敷投手から右前打を放ったものの、二塁を狙った走塁でタッチアウト。次の打者が1番の丸選手で、1点差の状況で無死一塁の状況は極めて有利でした。このような重要な局面でのチャンスが一瞬にして消えてしまいました。 ベンチでは阿部監督が失望に顔を伏せ、反省と改善を促しました。「ただ攻撃的であるだけでは済まされないということです。野球を理解していないということと、攻撃的であること…まあ紙一重かもしれませんが、それだけで済ませるわけにはいかない」と指摘。試合の流れが変わる重要なプレーだっただけに、「状況判断ができていないと見られる」とも続けました。 キャベッジ選手自身も深く反省。「点差をもっと考慮して走塁すべきだった」と述べ、「一塁を回った時点でライトの森下選手にまだボールが届いていなかったので行けるかと思ったが、もう少し考える必要があったと感じます」と語りました。 首位の阪神とのゲーム差は4.5に広がりました。才木投手には昨季の7月30日から6連敗を喫し、同年の8月31日から続く31イニング無得点となりましたが、5回までに5安打を放ち、あと一歩まで迫ったことは次への収穫です。阿部監督は「(あと1本は)永遠のテーマですが、タイガースに1勝でもすれば流れが来ると信じているので、明日も頑張ります」と意気込みを示しました。【為田聡史】

【西武】西口監督「もうちょっと考えてくれよって」7回1死満塁の好機に牧野に期待も空振り三振で逸機

西武ライオンズはオリックスの投手陣によるリレーで完封負けを喫しました。 試合の7回は大きなチャンスでした。エスピノーザ投手からヒットと2つの四球で1死満塁となり、打席には8番の牧野翔矢捕手(24歳)が立つ場面でした。 ここでは代打を送る選択肢も考えられましたが、先発の与座が8回も登板予定ということで、一般的には捕手を変えるのが難しい状況でもありました。 しかし、牧野はオリックスの2番手投手、山岡に惑わされ、空振り三振に終わって好機を逃しました。西口文也監督(52歳)は「打撃に関してはある程度結果は出ていたので、牧野でいこうと思った」とコメントしましたが、得点には至りませんでした。「もうちょっと考えてくれよって。本当に。頼むわ…」と苦笑いを浮かべた場面もありました。 また、1番打者として期待される西川愛也外野手(26歳)の打率や出塁率が低下してきている点について、西口監督は「タイミングの取り方とか、もう少し思い切りよくいってほしい。愛也の出塁率はチームに必要不可欠なので、早く調子を取り戻してほしい」と期待を寄せました。 現在、61試合連続で1番で起用し続けていますが、今後も同じ打順で続けるかについては「我慢するかどうかは分かりません。はい」とコメントし、含みを持たせました。

【阪神】藤川監督「いい活躍だった」離脱前同様にセットアッパー起用した石井大智を称賛

阪神の石井大智投手(27歳)が、1点リードの局面で8回に復帰登板しました。6月6日に甲子園で行われたオリックス戦で頭部に打球を受けて以来の1軍復帰となります。この試合では、先頭打者の泉口をシンカーで左飛に打ち取りましたが、吉川と増田陸に連打を許し、1死一、二塁のピンチを迎えました。しかしその後、中山と門脇を打ち取り、観客から大きな声援を受けました。 藤川球児監督(44歳)は、復帰初戦でも離脱前と同様にセットアッパーを任せた理由について、「かなり前からこのジャイアンツ戦に向けてプランを練っていました。先週末は現在いるメンバーで頑張りながら、今日から石井が合流する予定でした。結果が伴って本当に良かったです。彼に任せる部分は大きいし、いい活躍だったと思います」とコメントしました。石井投手は甲子園でのオリックス戦で側頭部に打球を受け、救急搬送されていましたが、NPBの脳振とうリハビリプログラムに基づいて調整を進めていました。そして、6月29日のウエスタン・リーグ中日戦で3者連続3球三振を奪い、実戦復帰を果たし、その後1軍に復帰しました。 「オールスターブレイクまではブルペンの形を作り上げたかったです。交流戦が終わった段階で少し遅れていると言いましたが、石井が復帰して形が整ってきました」と藤川監督は述べました。チームの貯金も2桁10に戻り、藤川阪神にとって優勝奪回への重要なピースが戻ってきました。

【阪神】岡田顧問、不振の大山悠輔に「肉がつきすぎ。ウエートするな、言うやんやけど」TV解説

阪神前監督の岡田彰布オーナー付顧問(67)が掛布雅之OB会長(70)とともに「サンテレビ ボックス席」のテレビ解説を行った。試合前には球団創設90周年レジェンズデーに85年のリーグ優勝、日本一時のクリーンアップ、ランディ・バース氏(71)とともに掛布会長、岡田顧問の3人が試合前のイベント、トークショーなどに出演した。3回までに阪神は佐藤輝、森下の適時打で2点のリードを奪った。しかし5番大山悠輔内野手(30)は得点圏に走者を置きながら2打席とも左飛で凡退。岡田顧問は「肉がつきすぎや。去年もウエート(トレ)をやるな、言うたんやけど。大きくなりすぎて、体が回っていない」と酷評した。大山は6月20日ソフトバンク戦(甲子園)で中前適時打を放って以来、この日の2打席目まで適時打がなく、6月までで打率2割4分6。森下、佐藤輝がともに50打点をクリアしているが、30打点と伸び悩んでいる。【関連記事】阪神ニュース一覧>>

【DeNA】ハマスタで試合前に停電アクシデント発生、スタメン紹介中断 試合開始が15分遅延

横浜スタジアムでの試合開始直前に停電が発生しました。試合開始13分前にスタジアムDJがスタメン発表をしている最中に発生し、メインビジョンの電源が落ち、記者席の電気も消えました。場内は静まり返り、ファンたちは困惑し、異様な雰囲気が漂いました。約1分後、音声が復活しスタメン紹介は再開されましたが、メインビジョンは暗いままでした。試合開始7分前に場内アナウンスで「先ほどスタジアムの電源が落ちましたため、原因を確認中です。試合開始までしばらくお待ちください」と説明がありました。すぐにナイター照明が復活し、試合開始5分前には記者席の電気も戻りました。試合開始予定の午後6時直前に「スタジアム全体の停電の影響で試合開始を遅らせます。ビジョンの復旧を待ってから試合開始とします」と案内されました。その後、午後6時4分にビジョンが点灯し、「ビジョン復旧の目途が立ちましたので、この後試合開始となります」とアナウンス、午後6時7分ごろに国歌斉唱、午後6時8分にメンバー表の交換が行われました。最終的に、試合は15分遅れて午後6時15分に開始されました。 【一連の停電アクシデントの流れ】◆午後5時47分 スタジアム全体で停電が発生し、スタメン紹介が中断、場内困惑◆午後5時48分 音声復活し、スタメン紹介が再開◆午後5時53分 原因確認中と場内でアナウンス◆午後5時55分 ナイター照明や記者席の電気が復旧◆午後5時59分 試合開始遅延のアナウンス◆午後6時4分 メインビジョンが復旧◆午後6時7分 国歌斉唱◆午後6時8分 メンバー表交換◆午後6時12分 始球式◆午後6時15分 試合開始

【バスケ】馬瓜エブリンがENEOSに入団 デンソーを退団し「この2年間は…」と新たな所属を発表

女子バスケットボールのWリーグで活躍するENEOSサンフラワーズは、21年の東京オリンピックで銀メダルを獲得した馬瓜エブリン(30)の加入を1日に発表しました。彼女の背番号は0番となります。彼女はチームを通じて「Wリーグと皇后杯での優勝を目指し、全力で戦います。応援をよろしくお願いいたします」とコメントしました。馬瓜はこの日、自身のSNSでデンソーアイリスを退団することを報告し、「25-26シーズンのデンソーからの更新がなく、退団することになりました。率直な感想として、かなり困惑しています。この2年間はいったい何だったのか、と考えざるを得ません」と心境を語っていました。

前日の会見中に倒れた名古屋市長、「千秋楽でトロフィーを渡せたら」と意欲を示す – 新横綱大の里と出羽海親方の表敬訪問

大相撲で2場所連続優勝中の新横綱・大の里(25=二所ノ関)が1日、名古屋市の広沢一郎市長(61)を表敬訪問しました。今回の訪問は、名古屋場所(13日初日、IGアリーナ)担当部長の出羽海親方(元前頭小城ノ花)と共に、名古屋市役所を訪れたものです。 広沢市長は6月30日の定例記者会見中に、体調を崩し、病院へ救急搬送されました。1日午前に無事に退院し、午後から公務に復帰したところです。名古屋市の発表によれば、市長は体調を見ながらできる範囲で業務を行っているとのことです。会見中に倒れた件について自身も触れ、「ちょっと昨日はフラッときてしまって、大したことないです」と語り、病状を説明しました。名古屋場所に対しては、「千秋楽でトロフィーを渡せたら」と元気よく意気込みを見せました。 出羽海親方や大の里たちを見送った後、報道陣から「体調は大丈夫ですか」と尋ねられると、広沢市長は「バッチリ元気です!」と笑顔を見せて答えました。 また、広沢市長は表敬訪問前に公式Xを更新し、状況を報告。「皆様にご心配をおかけしました。昨日の記者会見中に倒れ、緊急搬送されましたが、検査の結果、頭部も心臓も異常なしと判明しましたので間も無く退院します」と説明しました。「ただ、ヘモグロビンの値が低下しており、それが貧血の原因かもしれないとのことで、今後精密検査を受ける予定です。多くの方々にご心配いただきありがとうございました。今後は体調管理も仕事の一部と心得て、適宜静養を取りながら業務にあたりたいと思います」と記載しています。

【ソフトバンク】昨年のパ・リーグ優勝チームがオールスターゲームのファン投票で選出ゼロ ダイエー時代の1993年以来32年ぶりの屈辱

ソフトバンクが32年ぶりの屈辱を味わいました。7月23日に京セラドーム大阪、そして24日に横浜スタジアムで行われる予定の「マイナビオールスターゲーム2025」のファン投票の最終発表が1日に行われ、ソフトバンクの選手はファン投票で選出されませんでした。これはダイエー時代の1993年以来の出来事です。昨年リーグ優勝を果たした人気球団として、この結果は非常に寂しいものでした。一時は中継ぎ部門で松本裕樹投手(29)がトップに立っていましたが、西武の甲斐野選手に順位を譲ることとなりました。昨シーズンでは、近藤健介外野手(31)と出場を辞退した柳田悠岐外野手(36)の2選手がファン投票で選出されていました。

【オールスターゲーム】オリックス、6人が両リーグ最多の選出 新人の西武・渡部聖弥も選出 3球団は選出なし/パ・ファン投票結果一覧

日本野球機構(NPB)は、2025年に開催されるマイナビオールスターゲーム(7月23日=京セラドーム大阪、24日=横浜)のファン投票最終結果を発表しました。第1戦の舞台となる京セラドーム大阪を本拠地とするオリックスからは、両リーグ最多となる6人が選ばれました。先発投手部門では宮城大弥選手(23歳)、捕手部門では若月健矢選手(29歳)、一塁手部門では頓宮裕真選手(28歳)、二塁手部門では太田椋選手(24歳)、遊撃手部門では紅林弘太郎選手(23歳)、外野手部門では2位に西川龍馬選手(30歳)が選出されました。ルーキー選手の中では、西武の渡部聖弥外野手(22歳)が唯一ランクインし、外野手部門で3位となりました。パ・リーグの最多得票数は、外野手部門で1位を獲得した日本ハムの万波中正選手(25歳)、75万8826票です。昨年度、両リーグ最多の9人が選出された日本ハムは、今年もオリックスに次ぐ4人が選出されました。初めてファン投票で選ばれたのは、西武の渡部選手、オリックスの太田選手、日本ハムのレイエス選手、日本ハムの清宮幸太郎選手、オリックスの紅林選手、オリックスの若月選手、西武の甲斐野選手、オリックスの西川選手です。一方で、ソフトバンク、楽天、ロッテの3球団からは選出者がいませんでした。ファン投票によって選ばれた選手は以下の通りです。名前の後の数字は、ファン投票による選抜回数を表します。()内の数字は全体での選抜回数です。【先発部門】宮城大弥(オリックス)2(2)【中継ぎ部門】甲斐野央(西武)1(1)【抑え部門】田中正義(日本ハム)2(3)【捕手部門】若月健矢(オリックス)1(2)【一塁手部門】頓宮裕真(オリックス)2(2)【二塁手部門】太田椋(オリックス)1(2)【三塁手部門】清宮幸太郎(日本ハム)1(2)【遊撃手部門】紅林弘太郎(オリックス)1(3)【外野手部門】万波中正(日本ハム)2(3)西川龍馬(オリックス)1(2)渡部聖弥(西武)1(1)【DH部門】レイエス(日本ハム)1(1)