Month: July 2025

** 【競泳】三井愛梨、名門カリフォルニア大学バークレー校に留学「世界で通用する選手になりたい」 **

** 競泳女子200メートルバタフライで23年世界選手権5位入賞し、24年パリ五輪に出場した三井愛梨選手(21歳)が、名門米カリフォルニア大学バークレー校(UCバークレー)への合格を果たし、さらなる競技の強化を図ることが決まりました。3日、彼女のマネジメント会社が、2025年秋よりバークレー校に進学することを発表しました。現在通っている法政大学は休学となります。カリフォルニア大学バークレー校はアメリカ国内外での名門大学として知られ、水泳でも屈指の強豪チームを擁しています。三井選手は「パリオリンピックを経て、より一層世界で通用する選手になりたいという思いが強まりました。競泳と学業の両面で自分を向上させられる環境で新たな挑戦ができることに感謝しています。2028年のロサンゼルスオリンピックに向け、アメリカでの経験を一つ一つ大切に積み重ねていきたいです」と意気込みを述べました。神奈川県出身である三井選手は、桐蔭学園高等学校から法政大学に進学しました。パリ五輪終了後には、短期間ですがオーストラリアでの留学経験もあります。彼女は以前から「水泳技術の向上だけでなく、将来のことも考え、人間として成長したい。そのために、次のオリンピックに向けた様々な挑戦をしていきたい」と意欲を示しており、28年ロサンゼルス五輪を目指す大きな目標を持っています。新天地であるバークレー校のジョシュ・ヒューガー・アソシエイトヘッドコーチは「カリフォルニア大学バークレー校のベアーズファミリーに迎え入れることを非常に嬉しく思っています。彼女は日本国内だけでなく世界でもトップクラスの競泳選手の一人です。今秋、キャンパスで彼女を迎え、ベアーズを代表しての活躍を期待しています」と歓迎のコメントを出しました。◆三井愛梨(みつい・あいり)2004年6月12日生まれ、神奈川県出身。幼少期から新体操に取り組み、体力づくりのために始めた水泳で才能を発揮する。横浜サクラを活動拠点に、2023年日本選手権女子200メートルバタフライで初優勝。同年の世界選手権(福岡)で5位に入賞。24年パリ五輪では準決勝敗退。五輪後にオーストラリアで短期留学。桐蔭学園高等学校、法政大学に進学。身長163センチ。

大谷翔平と再会した恩師ネビン氏、伝説の二刀流回想「みんな彼に休ませろと言ったが…」

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手(30歳)は、かつてエンゼルスで監督を務めたフィル・ネビン氏(54歳)と再会しました。彼とは2022年シーズン途中から2023年にかけて共に過ごした恩師です。試合前、大谷はキャッチボールを終えた後、ネビン氏との懐かしい時間を楽しみました。 現在、シカゴ・ホワイトソックスで選手育成特別補佐の役職を務めるネビン氏は、メディアの取材に応じ、エンゼルス時代の大谷のパフォーマンスで特に印象に残っている出来事について語りました。「デトロイトでの完封勝利の日を覚えているかい?その日、彼はダブルヘッダーの2試合目で2本のホームランを打った。あの日は、関係者なら絶対に忘れないでしょう。」と述べ、23年7月27日のタイガース戦が大谷の二刀流としての伝説の日であったと即答しました。 さらに驚くべき出来事がありました。「その後カナダのトロントに移動して、みんなが彼を休ませるべきだと言いましたが、彼は初打席で本塁打を打ちました。その24時間は私がこれまで見てきた中で、最も素晴らしいプレーでした。」大谷はデトロイトでのダブルヘッダーで足にけいれんを起こし、一時交代しました。その後、ブルージェイズ戦のためにトロントへ向かい、「2番DH」として出場し、初球で本塁打を放ちました。 この伝説的な二刀流の活躍を目の当たりにしたネビン氏は、大谷の今後のワールドシリーズ制覇や前人未到の「50-50(50本塁打&50盗塁)」達成について「彼のフィールドでの活躍には驚かないが、当然のことだとは思わない。彼が野球界、さらに世界にとってどれほど大きな存在かを私は理解している。」と最大の賛辞を送りました。

ロバーツ監督、大谷翔平を忘れ「ウィルとフレディ、他に誰だっけ?」ドジャース球宴スタメン3人

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督(53)が、チームからオールスター戦スタメンに3人が選出されたことを喜んだ。試合前の会見で選出発表を聞いたか問われ「つい5分前、ブルペンで投球練習を見ているときに聞いたよ。ウィルとフレディでしょ。あと他に誰だっけ?」と、ファンによる1次投票でリーグ最多票を獲得し一足先にDHスタメンに決まった大谷翔平投手(30)を失念。記者から「ショウヘイだよ」と言われると「ああ、そうだった。ショウヘイだ」と答えてその場の笑いを誘った。自身はオールスター戦でナ・リーグを指揮するが「あと数人は選ばれてほしいね。選手たちは素晴らしい前半戦を送った。3選手がスタメンに選ばれたのは素晴らしい。あと2、3人は選ばれてくれれば」と話した。【関連記事】大谷翔平に加えてフリーマン、スミスも球宴スタメン選出 ドジャース最多3人/ナ・スタメン一覧>>

大谷翔平、連続本塁打になるか?第31号に挑む「1番DH」ホワイトソックス戦、カーショーが先発/最新情報

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手が「1番DH」として先発出場しています。 前日には、第3打席で30号のソロホームランを放っており、今日の試合でも活躍が期待されます。 ドジャースの先発は左腕のクレイトン・カーショーで、彼は通算3000奪三振まであと3つと迫っている注目のピッチャーです。 ホワイトソックスの先発は、左腕のブランドン・アイザートです。 チーム123456789計 ホワイトソックス0 ドジャース0 大谷翔平選手の第1打席 1回無死 ピッチャーはホワイトソックスのブランドン・アイザート ドジャース大谷翔平(2025年4月) ドジャース対ホワイトソックス 試合で提供されるドジャース山本由伸のボブルヘッド(撮影・垰建太) ドジャース対ホワイトソックス 試合で提供されるドジャース山本由伸のボブルヘッド(撮影・垰建太) ドジャース対ホワイトソックス 試合前投球練習を行うドジャース大谷(撮影・垰建太) ドジャース対ホワイトソックス 試合前練習を終えたドジャース大谷(右)はネビン氏を見つけて嬉しそうに歩み寄る(撮影・垰建太) ドジャース対ホワイトソックス 試合前練習を終えたドジャース大谷は見に来たネビン氏とハグを交わす(撮影・垰建太) ドジャース対ホワイトソックス 試合前練習を終えたドジャース大谷はネビン氏と笑顔で握手を交わす(撮影・垰建太)

【DeNA】井上絢登、独立リーグ時代は食事と温泉目的でホテルバイト―苦労を経ての大きな一打/特別なメモ

DeNAの井上絢登外野手(25歳)が、そのプロ初ホームランを壮大なグランドスラムで成し遂げました。この日、1軍に昇格し、即「6番レフト」でスタメン入りしました。そして1回表、2アウト満塁の絶好の場面で今季初の打席を迎えました。中日の高橋宏投手の3球目、低めのスプリットをすくい上げ、見事に右中間席に逆転の満塁ホームランを放ちました。   ◇   ◇   ◇数々の苦労を乗り越えた井上選手が成し遂げた大きな仕事です。福岡大学時代にドラフト指名を逃し、四国アイランドリーグの徳島を経て昨シーズンDeNAに入団しました。当時は経済的に厳しい状況で、節約しながら生活していました。生活費をやっとのことで工面し、自炊の際には1日の食費を1000円以内に抑えるよう心掛けていました。「大したことはないですが、照り焼きチキンを作ったり、同僚と鍋を囲んで安く済ませたりしていました」と語ります。洋服はほとんど買えず、水道代の節約のために洗濯物はまとめて洗濯していました。シーズンオフには同僚たちと一緒に「鳴門グランドホテル海月」のバイキング会場でアルバイトをしていました。選んだ理由は「賄いでお金がかからなかったことと、温泉にも入れたから」と、その環境をフルに活用していました。全てはプロの舞台で輝くための準備でした。プロ入り後には「やっと洋服を買えるようになりました。親や弟、妹にも良い洋服を買ってあげました」と家族への感謝の気持ちを表し、この日の記念すべき初ホームランのボールは「親に送ります」と明かしました。この苦労を間近で見てきた家族が一番喜んでいることでしょう。【DeNA担当=小早川宗一郎】

【巨人】阿部監督が監督就任後初の退場「やってはいけないことを…」選手時代は2014年7月に1度

巨人の阿部慎之助監督(46歳)は、リクエストの判定に対する抗議をしたため、監督就任後初めて退場処分を受けました。阿部監督は投手を交代させる際に、球審に対してリクエストの結果について説明を求め抗議を行い、これが退場を招きました。二岡智宏ヘッド兼打撃チーフコーチ(49歳)が代行監督を務めました。阿部監督が退場処分を受けたのは、選手時代の2014年7月11日の阪神戦以来2度目です。当時は、試合中に二ゴロを放った際、際どいタイミングでアウトと判定され、一塁塁審を押して暴力行為により退場処分を受けました。その時、試合後に「人は間違いを犯すものです。しかし、退場とみなされる行為をしてしまったのは反省しています」と謝罪していました。監督就任後、初めての退場となったこの日には、「抗議するべきではなかったですが、やってはいけないことをしてしまい申し訳ありません。退場処分となり最後まで指揮を執れなかったことは監督として良くないことで、選手たちに申し訳ないと思います」と謝罪の意を表しました。

【広島】中村奨成が自己最多3号の逆転ホームランを達成 スタメン減少にも「もう一度奪い取るぞ」と奮起、1番中堅で結果を出す

2試合ぶりにスターティングメンバーとして復帰した広島東洋カープの中村奨成外野手(26)が、逆転の3号2ランホームランを放ち、チームを勝利へと導きました。3回、1点ビハインドの場面で1アウト2塁のチャンス。初球を狙い打ちました。「『ストレートが来るか、スライダーが来るか、覚悟を決めて挑め』と言われて、色々考えた結果、スライダーで行こうと決めました」。浮いたスライダー球を迷うことなく打ち切り、左翼スタンドに運びました。今シーズン3本目となるホームランで、試合だけでなく球場の雰囲気までも逆転させました。5月には13試合でスタメン出場していましたが、6月は6試合に減少。前日もベンチスタートでした。「スタメンで出場するかどうかに関係なく、いつでも準備を整えています。右投手だからといって大盛選手が出場すると決めつけているわけではありません。最近スタメンが減って少し悔しいですが、『もう一度自分の場所を奪い取る』という強い気持ちで臨んでいます」。2試合ぶりに与えられた「1番中堅」の場面で結果を出しました。このような姿勢に、新井監督は目を細めています。「“中村砲”が炸裂しましたね。今年は、目の色が違うというか、キャンプの時から本当に変わりました。練習への取り組み方も変わって、良い意味で大人になったと思います」。この日決めた1本で、試合数や打点、盗塁などに続き、ホームラン数も自身のキャリアハイを更新しました。「自己最多とはいえ、まだまだ足りないです。今日はうまく捉えられたので結果が出ましたが、チャンスでしっかりと打てるように努力していきたいです」。好結果にも謙虚であることが、彼の成長の証です。【前原淳】

【楽天】新加入のボイト、デビュー戦で初安打&初本塁打「嬉しかったよ」初打席は三振も修正

楽天の新外国人選手ルーク・ボイト内野手(34)は、インパクトのあるデビューを果たしました。この日、1軍に昇格し「6番DH」でスタメン入り。第1打席はロッテの木村投手のフォークに空振り三振しましたが、その後しっかりと修正しました。1点リードの5回、先頭打者として7球目のフォークを巧みに左翼方向へ運びました。ボールはワンバウンドでフェンスに直撃し、果敢に二塁を狙いましたが、相手の好返球により惜しくもアウト。それでも、来日初のヒットランプが灯りました。5点を追いかける7回1死一塁の場面では、低めのフォークを完璧に左翼席へ打ち込み、1号2ランホームランを決めて盛大な歓声を浴びました。ボイト選手は、「初めての試合でホームで打つことができたので嬉しい」と笑顔を見せました。◆ルーク・ボイト選手について:1991年2月13日、米ミズーリ州で生まれました。ミズーリ州立大学出身で、2013年のドラフト22巡目でカージナルスに入団。その後、2017年にメジャーデビューし、2018年7月にトレードでヤンキースに移籍。2020年のコロナ禍で短縮されたシーズンでは、56試合で22本塁打を記録し、ア・リーグ本塁打王に輝きました。2022年にはパドレスとナショナルズ、そして2023年にはブルワーズでプレーし、メジャー通算95本塁打を達成。2024年からメキシカンリーグに所属し、2025年6月10日に楽天と契約。身長188センチ、体重117キロ、右投げ右打ちの選手です。

【オリックス】岸田監督「頭の中で勝手に」才木海翔がマウンドに上がるも球審にマチャドと告げる

オリックスの岸田護監督(44)はエキサイティングな試合の最終回について謝罪しました。4点リード後の延長10回、スコアボードにはアンドレス・マチャド投手(32)の名前が表示されたものの、実際には才木海翔投手(25)がマウンドに立っていました。球審の白井氏が三塁側のベンチに行き、岸田監督とやり取りをしました。結果、投球練習をしていた才木はマチャドにチェンジしました。 「最後に間違いを犯しました。頭の中で勝手にマチャドだと思い込んでいました。私のミスであり、マチャドには申し訳なく思っています。彼は気持ちを切り替えて再び投げてくれました」と、指揮官は済まなさそうでした。 前日からアクシデントが続いています。沖縄出身の大城滉二内野手(32)が、左内転筋の強い張りにより交代。また、西川龍馬外野手(30)も左足首を痛め、翌日には登録を抹消されました。さらにこの日は、ルイス・ペルドモ投手(32)が右手指先を負傷し、一球も投げられずに山岡泰輔投手(29)と交代しました。山岡は前日のピンチも乗り越え、今回も無失点で1イニングをしのぎました。 延長戦を制しましたが、監督は「沖縄で多くの選手がケガをしているところです。難しい状況ですが、仕方ありません」と話していました。しかし、チームは首位の日本ハムとの差を0.5ゲーム差まで詰めています。「選手たちがカバーしてくれることが大きい」と、ナインをたたえました。【村松万里子】

巨人の阿部監督退場がSNSで話題に 議論を呼ぶ「退場には驚かされた」

巨人の阿部慎之助監督(46歳)は、リクエストに対する抗議が原因で、監督就任後初の退場を宣告されました。阿部監督は投手交代を告げる際に球審に異議を申し立て、結果的に退場を言い渡されました。その後、二岡智宏ヘッド兼打撃チーフコーチ(49歳)が監督代行を務めました。X(旧ツイッター)では、「セーフの確証」、「審判の判定」、「阿部退場」、「甲斐拓也」など、阿部監督の退場劇に関連するワードが次々とトレンド入りしました。SNS上ではファンの間で議論が巻き起こり、この日のプロ野球で最も注目を集める話題となりました。阿部監督は「見た限りではアウトに見えましたし、森下君も諦めている様子だったので、抗議してはいけなかったですが、思わずしてしまったことを反省しています。退場処分となり、最後までチームを指揮できなかったのは監督として良くないことで、選手たちにも申し訳なく思います」とコメントしました。また、審判との会話については「(セーフの)根拠を教えてもらえないのかと尋ねたところ、抗議はできないと言われ、それは理解していました。その上で抗議すると退場になりますと確認して、自分も熱くなってしまい、選手やアンパイアにも申し訳ありません」と謝罪しました。阿部監督の退場は、選手時代の2014年7月11日の阪神戦以来2度目。監督の退場は2022年5月14日の井口監督(ロッテ)以来で、巨人の監督としては1974年7月9日の川上監督以来、51年ぶりのことでした。