【FC東京】16歳でプロ契約を果たした北原槙「ただのスタートライン」、16位苦戦中のクラブに希望の光
J1リーグで16位と苦戦を強いられているFC東京は7日、都内にてクラブ史上最年少記録となる16歳0日でプロ契約を結んだMF北原槙の記者会見を行いました。この日、16歳の誕生日を迎えた北原選手は、日本代表である久保建英選手の16歳4カ月を超えるクラブ史上最年少でのプロ契約を達成しました。「小さい頃からの夢だったプロサッカー選手になることが、16の誕生日と同時に実現できてとても嬉しいです。まだ人としても選手としても未熟ですが、努力を惜しまずにFC東京の勝利のため全力を尽くしますので、応援をよろしくお願いします」とコメントしました。背番号はこれまでの53番から77番に変更されています。この最年少記録について彼は、「記録にはあまり固執していません。でも嬉しいことです。このプロ契約はただのスタートだと考え、誤解せずに向上心を持って進んでいきたい」と語りました。既にリーグ戦では7試合に出場し、237分プレーしましたが、5月10日のヴィセル神戸戦以来、出番はありません。北原選手は、今年3月の第4節鹿島アントラーズ戦でリーグデビューを果たし、15歳7カ月22日のJ1最年少出場記録を打ち立てました。2017年にJACPA東京FCでサッカーを始め、中学からはFC東京U-15むさしでプレー。中学3年の今年1月にはトップチームのキャンプに参加し、その能力が高く評価され、2月に第2種登録選手となっていました。3月のJ1デビュー後、リーグ戦で先発したり、ルヴァン杯や天皇杯にも出場するなど活躍。昨年にはU-15日本代表に選ばれ、今年もU-17日本代表に飛び級で選出されています。なお、チームは今季、松橋力蔵監督をアルビレックスから迎えて新たなスタイルを模索していますが、第23節を終えた時点で7勝5分け11敗と苦戦し、16位で残留争いの渦中にいます。