Month: July 2025

【巨人】大勢で痛恨の逆転負け 阿部監督「しょうがないね」マルティネスは「大事を取って…」

巨人が痛恨の逆転負けを喫した。9回から登板した大勢投手(26)が1死満塁から広島菊池に中前に2点適時打を浴びて逃げ切りに失敗した。阿部慎之助監督(46)は「まあもうね、しょうがないね」と言った。ベンチにはマルティネスも控えていたが「もう今日も大事とって、マルティネスは」と語った。先発赤星優志投手(26)は、力投するも一発に泣いた。1点リードの6回1死。カウント1-1から中村奨に146キロ直球を左翼席に運ばれた。8回途中2安打1失点と試合をつくったが、7勝目はならず「試合は作れたかなと思いますが、前回同様イニングの途中でマウンドを降りてしまったことと、先制してもらった直後のイニングで追いつかれた事はしっかり反省して、次の投球にいかしたいと思います」とコメントした。打線は5回2死二塁からオコエ瑠偉外野手(27)の中前適時打で先制に成功した。その後、同点に追いつかれたものの8回2死満塁から増田陸内野手(25)が執念のヘッドスライディングで一時勝ち越しとなる三塁内野安打を放ったが、届かなかった。阿部監督は「野球って、ピッチャーが抑えたらバッター打てないとかね、なんかいろんなことがあるんだけど。いい形もできて、みんな必死に食らいついて、タイムリーとか出たりしだしてるんでね。来週にまたつながるんじゃないかなと思います」と言った。【プロ野球スコア速報】はこちら>>

【陸上】誤表示で競技場騒然、女子100m障害で田中佑美が初優勝も電光掲示板では中島が一瞬V

富士通所属の田中佑美選手(26歳)が、向かい風0.4メートルの条件下で12秒86の記録を出し、見事に初優勝を果たしました。田中選手は、9月に東京で開催される世界選手権の日本代表への出場権も得ており、2大会連続の代表入りが期待されます。2位には、僅差で長谷川体育施設の中島ひとみ選手が入り、3位には福部真子選手が12秒93で続きました。 レース直後、会場では一時的な混乱が生じました。最初に電光掲示板に表示された1位は田中選手だったものの、その後すぐに順位が変わり、1位が中島選手、2位が田中選手、3位が寺田明日香選手と表示されました。しばらくして公式な順位が発表され、1位が田中選手、2位が中島選手、3位が福部選手と訂正されました。

【高校野球】猛暑に見舞われた墨田工科、6回に3人が熱中症の疑いで交代/東東京

墨田工科高校の選手たちは、厳しい暑さに直面しました。10点リードで迎えた6回裏に、守備についていた選手4人が次々と身体に異変をきたし、そのうち3人が熱中症の疑いで途中交代となりました。球審は選手の体調を最優先に考え、試合を中断しながら進めましたが、次々と倒れていく選手たちにより、会場は騒然となりました。倒れた選手に駆け寄り気遣う東洋高校の選手たちの行動には観客から拍手が送られ、東洋高校の応援団からも「頑張れ、墨工」との温かい声援がありました。試合は10-3で7回コールド勝ちとなりましたが、試合後のインタビューで森本遼監督(29)は「予想以上に暑さで選手の足がつってしまったことが想定外でした。夏の初戦独特の緊張感もあったのかもしれませんね」と振り返りました。また、相手チームから受けたサポートについて「高校野球の良さが表れた瞬間で、東洋高校の皆さん、そして保護者の方々の温かさに感謝しています」と語りました。

【高校野球】世田谷学園・巨人の川相昌弘氏の四男、俊輔選手、「輝けるところまで輝く」サポート役でも力を発揮/西東京

世田谷学園には、西東京での優勝を目指す若き期待の星がいます。 川相俊輔選手(高校2年生)は、かつて「バントの神様」と呼ばれた巨人の2軍野手コーチ、昌弘氏の四男です。大会前は主力選手争いをしていましたが、「守備固めで起用されたにもかかわらず(練習試合で)エラーをしてしまった」ため、ベンチ入りは果たせませんでした。 それでも、その日彼はサポートメンバーとして、シートノックのボール渡しや外野でのボールパーソンとしての役割を全うし、チームの5回コールド勝ちを後押ししました。 「甲子園を目指すチームなので、少しでも貢献できることがあれば。」この献身的な姿勢は、かつて泥臭いプレーを見せた父の現役時代と重なります。 6人兄弟の末っ子である俊輔選手が野球を始めたのは小学2年生の時でした。「もともとは幼稚園でサッカーをしていた」のですが、父や巨人でプレーした次男の拓也さんの影響もあって「自分から興味を持ち始め、野球をやりたい」と転向を決意しました。 ただ、俊輔選手には葛藤もあります。 「プロ野球選手の子供ということもあり、(父や兄と自分を)比べてしまって、どんな立ち位置でやればいいのかが少し曖昧になっています。」 彼は、恥ずかしさからか、帽子で涙を隠すことを始めました。 中学時代には右脚の成長痛にも苦しみ、思うようなプレーができなかったといいます。それでも、「守備だけでもしっかり磨ければ」と、俊輔選手は決意し、50メートル6秒4の俊足と父から教わったハンドリングを武器に、過去にセンバツ出場歴もある世田谷学園で技術を磨き続けています。 身長169センチ、体重57キロと体格面では劣るものの、40年指導してきた成瀬智監督(61)も「バントも走塁も1軍レベルでセンスがある」と彼に惚れ込んでいます。 秋以降は主力として定着を目指します。3日に17歳の誕生日を迎えたばかりの俊輔選手は「小技や守備で輝けるところまで輝きたい」と誓いました。夢の甲子園、そして偉大な父と兄の背中を追い続けます。【泉光太郎】

【阪神】防御率1点台の歴史的投手陣「黄金ローテ」6人衆 2軍にも強力な布陣が待機

今季最長の8連勝を目指す阪神では、伊藤将司選手(29歳)が先発マウンドを務めます。今季の先発登板はまだ3試合ですが、1完封を含む素晴らしい投球を重ね、防御率0.39を誇ります。 チーム全体の防御率は驚異の1.94です。今月2日に新たに1点台に突入し、前日の5日にはジョン・デュプランティエ選手(30歳)が2度目の完封勝利を達成し、さらに数字が改善されました。75試合以上を消化してのチーム防御率1点台は、1962年の阪神以来、プロ野球では63年ぶりの快挙です。今季無失点勝利も19度に達しています。 現在の先発ローテーションに名を連ねる6投手の防御率はどれも高い水準にあります。 才木 1.56 大竹 2.06 伊原 1.26 村上 1.76 デュプランティエ 1.31 伊藤将 0.39 2軍では、4日にジェレミー・ビーズリー選手(29歳)が7回無失点投球、5日には西勇輝選手(34歳)が5回2失点と、頼れる成績を収めています。手術から完全復活を遂げた高橋遥人投手(29歳)も5回まで投球を伸ばし、1軍復帰の見通しが立っています。

大谷翔平「ちょっとしたズレが…」「捉えたと思ってるのがセカンドゴロ…」打撃の違和感に言及

ドジャース大谷翔平投手(31)が、低調気味な打撃を分析した。ここまでリーグ単独トップ、メジャー3位の30本塁打を放っているが、7月は18打数3安打1本塁打。また、二刀流で出場した際の第1打席では、4打数ノーヒット3三振と当たりが出ていない。かねて投球と打撃は別としてきた大谷は「単純に打席での、なんて言うんですかね。すごく悪いっていう感覚はないですけど。今日もそうですけどね、捉えたと思ってるのがセカンドゴロになったりとかっていうちょっとしたズレが(ある)」と話した。この日は第1打席から一ゴロ、二ゴロ、四球、二ゴロ、右前打だった。打撃での違和感を口にした一方で「そういう不調の時っていうのは、そういう感じじゃないかなと思うので。逆に言えば、少しの感覚の違いですぐに戻ってきたりはするので、そこは練習で養っていくしかないのかなとは思ってます」と語った。今季は打率2割8分1厘、リーグ単独トップ、メジャー3位の30本塁打、56打点、12盗塁。OPS(出塁率+長打率)は1.001とした。【ライブ詳細】――>>大谷翔平「1番投手」31歳バースデー登板 ドジャース―アストロズ

「打者にとって悪夢となる球を操る」 殿堂入りの右腕が大谷翔平の投球に驚嘆

米国野球殿堂入りを果たしたジョン・スモルツ氏(58)、現在FOXスポーツで解説を務める彼が、ロサンゼルス・ドジャースで活躍する大谷翔平投手(31)の驚異的な投球に感嘆の声を漏らしました。この日、大谷選手は今シーズン4回目の登板に立ちました。第1回目の初球でパレデスに安打を許したものの、続くスミスを1ボール1ストライクのカウントから、96.4マイル(約155キロ)の内角へえぐり込む直球でバットを折り、ダブルプレーで切り抜けました。続く第2回では、ウオーカーに対してスライダーを、カラティニとディアズにはスイーパーを使い、3者連続で三振に仕留めました。メジャー通算213勝と154セーブを成し遂げたスモルツ氏は「彼は適切なコースとタイミングで投げており、打者にとって悪夢のような球を正確に操っている」とその力に驚きを隠せない様子でした。スモルツ氏はかつてブレーブス、レッドソックス、カージナルスでプレー。1996年にはサイ・ヤング賞、1996年と2006年に最多勝利、さらに1992年と1996年には最多奪三振、2002年には最多セーブと最優秀救援投手のタイトルを獲得しています。

【最終日見どころ】田中希実、福部真子らが登場 鵜澤飛羽は日本記録挑む/陸上日本選手権

陸上日本選手権の第2日は5日、東京・国立競技場で行われる。9月の世界選手権東京大会(13~21日)の選考を兼ねており、この日は男女13種目が行われる。女子1500メートル決勝では、5連覇中の田中希実(ニューバランス)が2種目目の世界選手権内定を狙う。今大会で3位以内となれば、代表入りが決定。5000メートルと2種目での出場権獲得なるか。男子走り幅跳び決勝では、泉谷駿介(住友電工)が登場。男子110メートル障害は内定しており、2種目目の代表入りを狙う。3位以内となった上で参加標準記録(8メートル27)を突破すれば、その時点で出場権獲得となる。五輪2大会連続出場の橋岡優輝(富士通)、世界選手権へ向けた世界ランキングで日本人トップの津波響樹(大塚製薬)、同2位の山浦渓斗(勝浦ゴルフ倶楽部)らも力がある。男子200メートル決勝では、鵜澤飛羽(とわ、JAL)が勢いがある。5月のアジア選手権は日本歴代4位の20秒12で連覇。参加標準記録(20秒16)を2度切っており、末續慎吾の日本記録(20秒03)にも迫っており、今大会で3位以内となれば即時内定となる。トラック種目のフィナーレとなる女子100メートル障害(ハードル)決勝は、激戦種目の1つ。日本記録保持者の福部真子(日本建設工業)を筆頭に、田中佑美(富士通)、中島ひとみ(長谷川体育施設)らが争う。35歳の寺田明日香(ジャパンクリエイト)は今季限りで競技の第一線から退くと表明しており、今大会が最後の日本選手権となる。◆世界選手権一般種目の代表選考 各種目の出場枠は最大3(女子やり投げは4)。パリ五輪入賞者で日本人最上位者は、1月1日から日本選手権までに参加標準記録を突破すれば内定。日本選手権で3位以内となった上で8月24日までに参加標準を突破すれば、代表に大きく近づく。開催国枠もあり、参加標準や世界ランキングなどの選考条件を満たした選手が1人もいない種目に適用される。

大谷翔平「グラウンドと家庭を分ける」30代での生活の変化「良い時間を過ごせています」

ロサンゼルス・ドジャースの投手である大谷翔平(31)は、30代に入ってからのメンタルの変化について語りました。この日は今季4回目の登板となり、2回を投げて1安打無失点、3奪三振を記録。彼は日米で初めての誕生日登板となり、最速100.9マイル(約162キロ)をマークしました。昨年30歳を迎えた大谷は、今年4月には長女が誕生したこともあり、「グラウンドの外でも、グラウンドでも、人生観を変える出来事は必ずしもプラスだけではないですが、それでも自分を成長させてくれるのかなと思います。何事も経験だと思っています」と述べました。そして、長女が誕生したことでプレーにどのように影響するかについて、「できるだけ、グラウンドと家庭を分けたいです。家に戻った時に野球のことを持ち込みたくはないです。もちろん、一人でいると反省をすることもありますが、基本的にはグラウンドはグラウンド、家庭は家庭と考えたいと思います。それも含めて、良い時間を過ごせていると思います」と語りました。

大谷翔平との再戦で感心したアストロズのアルテューベ「彼は打ち崩すのが難しい。まさに驚異的だ」

ヒューストン・アストロズの内野手、ホセ・アルテューベ(35歳)が、ロサンゼルス・ドジャースのエース、大谷翔平(31歳)との久しぶりの対戦について語った。この試合は大谷にとって投手に復帰してから4試合目となるもので、アストロズ戦に先発。2回までに31球を投げ、そのうち21球がストライクという安定したピッチングを見せた。被安打1、無失点、無四球の内容で、3つの三振を奪い、特に2回には3連続三振で観客を魅了した。「3番・二塁手」として試合に出たアルテューベは、大谷に対して1回の最初の打席で遊撃ゴロに終わり、1打数無安打となった。かつて大谷がエンゼルスに所属していた頃、同地区対決で何度も対戦し、過去の通算対戦成績は27打数7安打、打率.259、0本塁打、1打点、11奪三振と抑えられた結果に終わっている。地元のFOXスポーツのインタビューで、アルテューベは「私から見れば、大谷はほとんど打てない。彼の100マイル(約161キロ)の速球や切れのあるスライダー、スプリットに対抗するのは至難の技だ。彼は本当に驚異的だ。今日の試合には勝てて嬉しいが、できれば彼とは対戦したくないね」と率直な感想を述べた。8回にはリードオフの三塁打を放ち、チームの6点目を叩き出したが、一部ドジャースファンからブーイングを受けた。このことについて聞かれると、アルテューベは「どこでプレーしようとも、毎日全力を尽くし、チームの勝利に貢献したい」と答えた。