Month: July 2025

山本由伸が初のオールスター選出、カーショーも 大谷翔平とともにアトランタへ

ドジャース山本由伸投手(26)が、メジャー2年目で初のオールスター選手に選ばれた。15日(日本時間16日)に米ジョージア州アトランタで開催されるMLB球宴の登録メンバーが6日(日本時間7日)、スポーツ専門局ESPNで発表され、ドジャースから投手では山本とクレイトン・カーショー投手(37)が選出された。ファン投票で選出される野手は日本人ではドジャース大谷翔平投手(30)がナ・リーグのトップ得票で、DHとしてスタメン出場が決まっている。投手は選手間投票とコミッショナー事務局の推薦で決まり、今季8勝6敗、防御率2・51の山本がドジャースを代表して球宴メンバーに入った。勝ち星と防御率に加え、奪三振数やWHIP(1イニングあたりに与える走者数)でもチームトップを誇り、投手陣をけん引する。抜群の安定感を見せている山本について、ロバーツ監督は「強いチーム相手を圧倒する能力を見せてくれている。プレッシャーの中で、失点を最小限に抑える力もあるし、今は彼本来の姿に戻っている。驚きはないが、ここ(ドジャース)に来てから1年半ほどで、彼がやってきたことは、本当に素晴らしい」と高く評価した。山本は昨年、右肩の故障で長期離脱することもあったが、安定したパフォーマンスでワールドシリーズ制覇に貢献。今季は開幕投手を務め、先発ローテーションを崩すことなく投げ続けている。今季18試合目となる次回登板は7日(同8日)、敵地ミルウォーキーでブルワーズを相手に先発マウンドに上がる。

【JFL】鈴鹿FWカズ「それがなかったら、続けられたかわからない」/一問一答

58歳130日、まさに日本サッカー界のキング・カズがここに在る-。アトレチコ鈴鹿FW三浦知良は、プロキャリア40周年を記念したホームゲーム、ヴィアティン三重戦に先発出場しました。昨年10月26日のソニー仙台戦以来、約9カ月ぶりの試合で、言うまでもなくリーグ最年長記録です。前半45分で交代しましたが、試合序盤に絶妙なスルーパスでチームのゴールチャンスを演出しました。試合は前半に3点をリードされてしまいましたが、カズの持つ不屈の精神をチーム全体が発揮し、後半の追加タイムにPKで3-3の引き分けに持ち込みました。試合後のカズの一問一答は以下の通りです。 -プレーを振り返って「決して満足できる内容ではなかったと思います。(3失点した後に)失点を抑え、みんなでしっかり守って次に繋げること。そこも考えなければいけなかったのですが、その点では声かけも含めて部分的にはできたかなと。ただ、サッカーの本質的な楽しさは出せなかったかもしれませんね。」-クラブ史上最多の4917人が集ったことについて「この街にはそれだけのポテンシャルがあると思います。この(三重)ダービーや40周年記念試合ということで、皆が本当に頑張ってくれた結果だと思います。こういうムーブメントを起こせることは素晴らしい経験でした。」-プレーする喜びについて「良いプレーができた時は素直に嬉しいですし、自分はまだこういうプレーができるんだと感じる瞬間があります。それは試合だけでなく、普段の練習の中でもありますし、そういう場面ごとに充実した日々を過ごしています。逆に、情けなくなる時もありますが、良いプレーと悪いプレーを重ねていることが僕にとっての幸せなのではないかと感じています。自身の喜怒哀楽を感じることが、とても大切だと思います。」 -ブラジルでの経験について「2年前にポルトガルに行った時にも同様に、様々な環境に適応し、その地で友人を作りながらプレーすること。それはブラジルの経験が大きく影響しています。もしあの経験がなかったら、自分が今こうして続けていられるか分かりません。」◆カズの年長記録 J2横浜FC時代、2017年3月12日の群馬戦で得点を決め、50歳14日でJリーグの最年長得点記録を更新しました。「リーグ戦でゴールを決めた最年長のプロサッカー選手」としてギネス世界記録に認定されています。2021年3月10日の浦和戦ではJ1の最年長出場記録を54歳12日に更新。フランス紙レキップは「三浦は60歳まで最高レベルでプレーするつもりだ」と驚きをもって伝えました。ポルトガル2部のオリベイレンセで、56歳だった2023年4月22日のビゼウ戦で途中出場し、同国の最年長出場記録を更新しました。

【DeNA】三浦監督が異例の円陣でゲキ、盛り塩も効果なく打線沈黙…3試合でわずか2得点、3連敗で首位と8.5ゲーム差

DeNAは打開策を模索するも、阪神の強さを見せつけられ同じカードで3連敗を喫しました。これで首位の阪神とは8.5ゲーム差に広がりました。ベンチには盛り塩を配置し、試合中には三浦大輔監督(51)が異例の円陣で声を出して選手に激励を送りましたが、勝利には至りませんでした。 試合序盤で出鼻をくじかれました。1回1死、先発のジャクソンが阪神の中野にヒットを打たれると、続く森下に2ランを浴び、さらに佐藤輝にもソロを許し、2者連発を食らいました。今季ここまで防御率1点台で、阪神戦では無敗だったジャクソンですが、早々に3点ビハインドの展開となりました。 しかし、じっとしているわけにはいきません。キャプテンの牧秀悟内野手(27)が特大ソロホームランで反撃の狼煙を上げました。2回先頭で伊藤将の内角スライダーを捉えた一撃は、打球速度180キロ、左翼フェンスの看板を直撃する推定飛距離135メートルの特大14号ソロで、2点差に迫りました。 しかしその後すぐの3回2死二塁、大山にタイムリー二塁打を浴び、再び3点差に広がりました。ジャクソンは5回5安打4失点で今季の阪神戦初黒星。「調子自体は悪くなかったのですが、何球か甘く入った変化球を持っていかれてしまいました」と振り返りました。 6回の攻撃前には監督がベンチ前で異例の円陣を組み、選手たちに強く声をかけました。先頭の石上がヒットを打つも、代打の筒香が三振。続く桑原のヒットで繋ぎましたが、佐野と宮崎が倒れて無得点に終わりました。 さらに3点を追う7回にも2死一、二塁のチャンスを作りましたが、石上が左飛に倒れ無得点。直後の8回、4番手の中川が森下にこの日2本目のソロホームランを浴び、4点差に広がりました。 そのまま点差を縮めることができず3連敗。3試合でわずか2得点と打線は相手投手陣に封じ込められました。借金は2となり、首位阪神と8.5ゲーム差の4位。厄払いのためにベンチ前に盛り塩を置くなど様々な策を講じましたが、白星には結びつきませんでした。

7月6日のサラダ記念日にサラダが出走!歌人の俵万智と馬主がXで交流/小倉7R** **

** 「サラダ記念日」に合わせ、競走馬のサラダが出走します! 7月6日、小倉で行われる7R(1勝クラス、芝1800メートル)にて、サラダ(牝3、武英厩舎)が登場。これにより馬主と著名な歌人がX(旧ツイッター)を通じて交流を深めました。 その著名な歌人は、「『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」という短歌で有名な俵万智さんです。俵さんはサラダの出走情報を知り、「応援したい」とXに投稿。それに呼応して、馬主のアカウント「イメルJRA馬主」が「俵さんにこの話題が届いてとても嬉しいです。7月6日のサラダ記念日がちょうど日曜日だったので、この日に出走させる計画を立てていました。サラダが勝利したら本当に最高ですね。応援よろしくお願いします」と返信。俵さんは「7月6日を意識してのことだったのですね!競馬ファンの友人からグリーンチャンネルを教えてもらって、見る準備は万端です」と返し、馬主も「そうです!本当にこの日にこだわりました。笑 馬番は4番。7レースで6番だったらもっと完璧でしたが、まずは無事に1着を目指して頑張りたいです」と投稿しました。 結果は3着でしたが、俵さんはこの日、「サラダ3着!これからも応援します(サラダを軸に3連複を買っていたので、少し戻ってきました)」と投稿。同じく馬主も「サラダちゃん3着!相手が強かったです!勝ちたかったけど、一生懸命頑張っていました。7月6日『サラダ記念日』は記憶に残る日となりました」と彼女の投稿を引用し、「これからもサラダを応援してくれるそうで嬉しいです」と絵文字付きで感激の気持ちを表しました。 競走馬サラダは、父がリアルスティール、母がエピファレーヌ(母の父はエピファネイア)。桑田牧場の生産馬です。昨年9月にデビューし、今年5月には京都の未勝利戦で初勝利を収めました。今回がデビューから10戦目となります。

【阪神】森下翔太が活躍、1試合で2本塁打「タイガースらしい戦いが…」佐藤輝明との連続弾で8連勝

阪神タイガースが8連勝を飾り、今シーズン最多の貯金15を記録しました。外野手の森下翔太選手(24歳)は、試合の初回に1アウト1塁から左中間への先制2ランを放ちました。続いて内野手の佐藤輝明選手(26歳)が右中間にソロ本塁打を決め、見事2者連続本塁打を達成しました。さらに、森下選手は8回にもソロ本塁打を打ち、今季初の1試合2本塁打を達成しました。以下は森下選手のヒーローインタビューの内容です。-8連勝、おめでとうございます!「ありがとうございます。精一杯頑張りました。」-最初の本塁打では変化球を狙っていたのですか?「狙ってはいませんでしたが、とにかく後ろにつなげる気持ちで打ちました。打球の角度がよかったです。」-佐藤輝選手も続けて本塁打、大山選手もタイムリーが。心強いですね。「はい、輝さんや大山さんにつなげば、良い結果が出ると思っています。自分はそのつなぎ役になり、チームが一丸となって攻撃したいです。」-2本目のホームランは貴重な1点でしたね。「その前のフォークボールが大きく落ちたので、それが限界かなと考えていました。ポイントを近づけてうまく芯に当てられました。」-上位争いの中での連勝、チームの雰囲気はどうですか?「雰囲気はとても良く、投手がリズムを作り、野手が得点を取るというタイガースらしい戦いができていると思うので、この勢いを続けていきたいです。」-今季初の2本塁打、おめでとうございます!「まだまだ満足していませんので、これからもっとこういった試合を増やせるように頑張りたいです。」-ファンの皆さんへメッセージを。「暑い中、たくさんの応援ありがとうございます。これからも勝ち続けたいので、応援よろしくお願いします。」

【新日本】タイガーマスクが来年7月に引退「長い年月を経て自分の中で納得できなくなってきた」

第3試合で「棚橋弘至ファイナルロード~縁(えにし)&タイガーマスクデビュー30周年記念試合」が行われ、棚橋弘至が9分39秒、ハイフライフローでタイガーマスクから3カウントを奪って勝利。試合後、タイガーが来年7月の引退を表明した。タイガーは「意地見せたかったけど…見せられたかな? やっぱりね、棚橋弘至は太ったって、体重が増えてコンディションが悪いとか、ケガをしてるとか、やっぱり腐っても棚橋弘至ですよ」と棚橋戦を振り返り、続けて「今日こういうかたちで棚橋くんの引退ロードの中の1つで30周年という冠をつけてもらって。それはたいへん感謝してますし、今日来ているお客さん、もちろん全国のファンの方、そういう方がいたから、やっぱりこの30周年というのは自分の中でいろいろあったと思います。その30年という長い年月、僕はタイガーマスクというものをやってきましたけど…来年の7月、引退することにしました」と明かした。 タイガーは引退を決めた理由について「1つはやっぱり、自分がデビューした時から佐山(聡)先生と作り上げてきたタイガーマスクというものが、この30年間という長い年月を経て、やはり自分の中で納得できなくなってきたというかね。これではないなというのが、出てきましたかね。まあ、もちろんその中にケガもあるし。ただ、ケガっていうのはみんなしてるわけであって、それを言い訳にしたくないですけど」と説明。「残された1年間は自分の中でシッカリと今まで以上のタイガーマスクというものを見せて。そして会社にも言ってありますけど、やはり残りのシリーズ、1つ1つ大きな会場、小さな会場、大きな街、小さな街、自分を見たくてチケットを買ってくれたお客さんもいるわけですから。その方に最後にやはりタイガーマスクというものを見せたいなっていうのがありますので、全国残りのシリーズまわりたいなと思います」と希望した。現在のタイガーマスクは4代目で、“初代タイガー”佐山聡が設立したスーパータイガージムでトレーニングを積み、1995年7月15日、『95格闘技の祭典』後楽園ホール大会のザ・グレート・サスケ戦でデビューした。みちのくプロレス所属で2002年1月20日に新日本に初登場、同年12月に正式に入団した。IWGPジュニアヘビー級王座を6度、IWGPジュニアタッグ王座を2度戴冠。ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.で2度優勝するなど、ジュニアヘビー級の中心として活躍した。

【日本ハム】今季10個目失策の「サードの子」がV弾「絶対に取り返そう」“清宮劇場”で首位死守

日本ハムが「清宮劇場」で単独首位を死守した。清宮幸太郎内野手(26)が楽天戦(エスコンフィールド)の7回に決勝の6号2ランを放った。2回は3失点につながる今季10個目の失策を犯したが、ようやく飛び出した値千金の今季本拠地1号で打ち合いを制して「オールOK」。チームも前カードでソフトバンクに喫した3連敗を取り返す、今季9度目の3連勝で貯金も今季最多タイの「14」に戻した。   ◇   ◇   ◇清宮幸はチームメートに感謝した。「あんだけ取られた後に6点も取ってくれてゲームを戻してくれた。みんなに『ありがとう』って感じっす」。ハッピーエンドの試合は、まさに「清宮劇場」だった。守備でのミスが乱戦の起点だった。2回の三塁守備で一塁へ暴投。「達に本当に申し訳ないプレーをしてしまって…」。5月31日ロッテ戦以来となる今季10度目の失策から、先発達が3失点。2回表で0-4となったが、その裏レイエスのグランドスラムなどで、一時逆転。ミスは仲間が帳消しにしてくれた。それでも、ずっと「絶対に取り返そうと思ってプレーしてました」。再び同点とされた後の7回2死一塁。強い気持ちが通じて、決勝の6号2ラン。「本当に、やっと出たなと」。本拠地で出場37試合、151打席目での今季初アーチで乱戦にけりをつけた。9回最後のアウトも自らつかみ、ドキドキハラハラの「清宮劇場」は大団円だ。新庄監督も「サードの子、(一塁手が)ゴールデングラブ賞を50回取っていても高い(送球の)ボールは捕れんでしょう。でも、エラーしたら、打ちよるからね、彼は」と久しぶりに“愛あるイジり”で、ヒーローをたたえた。決勝アーチが飛び出す直前には、四球で出塁したレイエスに代走五十幡を送って、相手バッテリーを揺さぶり「サードの子」をアシストした。「そこ、ポイントです」と語った指揮官だが、清宮幸も「勝負に出てるのを感じていた」。以心伝心の劇的な1発でチームも3連敗後に3連勝。「勝ったんでオールOKって感じです」と笑顔を見せた。7日の七夕を前に、先日都内の実家に帰省した清宮幸が短冊に書いた願いは「リーグ優勝、日本一」と「30本」。大きな願いがかなうまで「もっともっと打ちまくります」。「清宮劇場」は、ここからが本番だ。【木下大輔】【日本ハム】新庄監督「このチームで監督するの、しんどい」40三振後の27得点で3連勝に笑顔

【阪神】驚異の8連勝!平均失点は0.6、圧巻のチーム防御率1点台 伊藤将司が好投で3連勝

阪神の伊藤将司投手(29)が、見事な3試合連続の白星を飾りました。彼は7回1失点で無敗の3勝目を挙げています。初回に3点の援護を受け、2回には牧秀悟内野手(27)からソロホームランを許しましたが、その後はチームの堅実な守備もあって無失点で乗り切りました。6回の1死一、二塁や、7回の2死一、二塁のピンチも、冷静に抑えて切り抜けました。8回は石井大智投手(27)、9回には岩崎優投手(34)がそれぞれ苦しみながらも無失点で試合を締めくくりました。今月2日に、チームの防御率がついに1点台に突入した驚異の投手陣が、さらに防御率を改善しました。8連勝中の平均失点は驚きの「0.6」。この勢いなら、そう簡単に負けるはずはありません。

【陸上】中島ひとみ「結婚しました」相手もハードラー…ハプニングV逸後突然公表/日本選手権

ハプニングの末に2位の中島ひとみ(29=長谷川体育施設)が、結婚を突然発表した。レース後に「いつも支えてくれている方に、いい姿を見せたかったのが大きかった」と冷静に振り返っていたが、突然「私、結婚しました」と宣言。23年に男子400メートル障害の豊田将樹(27=富士通)と結婚していたと明かした。今年4月には、同種目の田中佑美(富士通)が、男子110メートル障害の石川周平との昨年結婚していたことを公表。田中に続いて“ハードラー婚”を発表した形になるが「佑美ちゃんの次みたいになってますけど、実はけっこう前に結婚してます」と笑顔を見せた。このタイミングでの発表になったことには「ドーピングの件があって、公にできなかった」と説明。夫は禁止物質の摂取があったとして22年に資格停止処分を受けたが、意図的ではなかったとの主張が認められ、原則4年の停止期間が2年に短縮されるなどしていた。そのため、結婚に関して「隠してたわけじゃないけど、なかなか言えなかった」と明かした。自身は今大会に向けても「毎日センチメンタルになって泣いたり、情緒不安定で『行きたくないな』とか弱音を吐いていた」という。しかし「彼はポジティブに言葉を返してくれて、救われた部分が大きい」と夫の存在に感謝した。この日のレースでは、電光掲示板での順位誤表示問題が発生。一度は1着田中と表示されたが、中島に変更となり、最終的には田中が優勝を飾った。初優勝を逃し、「(夫と)二人三脚でやってきた。金メダルをかけてあげたかった」と悔しがっていた。【写真特集&まとめ】田中希実、福部真子、寺田明日香ら決勝に登場/陸上日本選手権第3日

【陸上競技】田中希実が女子1500mで史上初の6連覇達成、「おぉー」にはまだ満足せず、世界陸上では2種目で代表内定

25歳の田中希実(所属:ニューバランス)は女子1500メートルで4分04秒16のタイムを記録し、見事に初の6連覇を達成しました。彼女は9月に行われる世界選手権東京大会の代表に内定しています。さらに、4日には5000メートルでも内定を確保し、2種目での出場権を手にしました。これにより、4年連続で1500メートルと5000メートルの「2冠」に輝いたことになります。従来の連覇記録は、田中選手と吉川美香選手の5連覇でしたが、今回の優勝で史上最長となりました。 田中選手は「1500mが動き出せば5000mも動くと思っていましたが、そうはなりませんでした。今回のレースはシーズンベストでしたが、目指すべきは日本記録です。日本記録を追求することで、初めて世界で堂々と戦えるし、誇れる記録を作ることができます。」とコメント。 また、「今シーズンもまだ昨年のパリ五輪の影響を引きずっているため、少し怖い部分もありますが、払拭したいです。世界選手権では、日本選手権のように自分に優位な雰囲気の中で、活き活きとした走りをしたい。6連覇を達成しても、まだ皆さんを『おぉー』とは驚かせられないように感じます。目を見張るような走りを目指したい。」と、意識の高さを示しました。 4日には5000メートルでも参加標準記録(14分50秒00)を突破し、大会新記録の14分59秒04で4連覇を達成。5日の1500メートル予選では全体トップタイムで決勝進出を決めました。酷暑の中での3日連続レースに関しては、「暑さは走っている最中には気になりません。かなりきついですが、それを乗り越えることで日本選手権を勝ち取ることができます。」と語っています。 昨年のパリオリンピックでは、1500メートルと5000メートルのどちらも決勝に進むことができませんでした。海外勢と競うための力をつけるために、今シーズンは1月から海外の競技に参加し、21レースに出場しました。また、新設されたグランドスラム・トラックにも日本から唯一参戦し、3大会5レースに出場しています。5月のセイコーゴールデンGPでは、1500メートル出場前に3000メートルのペースメーカーも務めました。4大会連続の出場となる世界選手権で、彼女はこの1年の成長を証明する決意です。 ◆世界選手権代表選考について 各種目の出場枠は最大3名(女子やり投げは4名)。パリ五輪入賞者のうち日本人最上位者で、1月1日から日本選手権までに参加標準記録を突破すれば内定します。日本選手権で3位以内に入ったうえで8月24日までに参加標準を突破すれば、代表の可能性が高まります。開催国枠も存在し、参加標準や世界ランキングなどの選考条件を満たした選手がいない種目に適用されます。すでに男女マラソンや競歩の代表は決定しています。