【阪神】藤川監督「いい活躍だった」離脱前同様にセットアッパー起用した石井大智を称賛
阪神の石井大智投手(27歳)が、1点リードの局面で8回に復帰登板しました。6月6日に甲子園で行われたオリックス戦で頭部に打球を受けて以来の1軍復帰となります。この試合では、先頭打者の泉口をシンカーで左飛に打ち取りましたが、吉川と増田陸に連打を許し、1死一、二塁のピンチを迎えました。しかしその後、中山と門脇を打ち取り、観客から大きな声援を受けました。 藤川球児監督(44歳)は、復帰初戦でも離脱前と同様にセットアッパーを任せた理由について、「かなり前からこのジャイアンツ戦に向けてプランを練っていました。先週末は現在いるメンバーで頑張りながら、今日から石井が合流する予定でした。結果が伴って本当に良かったです。彼に任せる部分は大きいし、いい活躍だったと思います」とコメントしました。石井投手は甲子園でのオリックス戦で側頭部に打球を受け、救急搬送されていましたが、NPBの脳振とうリハビリプログラムに基づいて調整を進めていました。そして、6月29日のウエスタン・リーグ中日戦で3者連続3球三振を奪い、実戦復帰を果たし、その後1軍に復帰しました。 「オールスターブレイクまではブルペンの形を作り上げたかったです。交流戦が終わった段階で少し遅れていると言いましたが、石井が復帰して形が整ってきました」と藤川監督は述べました。チームの貯金も2桁10に戻り、藤川阪神にとって優勝奪回への重要なピースが戻ってきました。