【都市対抗野球】日産自動車が16年ぶりに復活、本選進出に王手 15日横浜スタジアムで東芝と決戦

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16年ぶりに復活した日産自動車が、都市対抗野球大会出場にむけて大きな一歩を踏み出しました。川崎クラブに3-2で勝利し、15日に横浜スタジアムで行われる代表決定戦で東芝と対戦します。試合では、2回2死三塁から石毛大地外野手(24)の適時内野安打で先制し、5回と8回にもそれぞれ1点を加えました。最終回には3-0から2点を返され、1点差に詰め寄られるものの、同点を許さずに勝利しました。

日産自動車野球部の公式X(旧ツイッター)を通じて、伊藤祐樹監督は「本日の勝利で、16年ぶりの都市対抗出場をかけた試合ができることになりました。私たちは挑戦者として、どのチームが相手でも全力で戦い抜き、皆様に良い報告ができるよう、再び気持ちを引き締めて東京ドームを目指します」とコメントを残しました。

日産野球部は59年に創部され、都市対抗での優勝2回、日本選手権優勝1回を誇ります。プロ野球選手も数多く輩出しており、特に元阪神の池田親興氏、元オリックスの川越英隆氏、元広島の梵英心氏(現オリックス・コーチ)がいます。リーマン・ショックの影響により2009年に活動を休止していましたが、16年ぶりに活動を再開しました。新入部員22名の大半は、大学から直接チームに参加した選手たちで、社会人野球の経験者は主将の石毛選手のみです。今年1月から「再翔(さいしょう)」のスローガンのもと、本格的に活動を再開しました。

本業の業績悪化が報じられる中でも野球部の活動は止まることなく、都市対抗予選の第1代表決定トーナメント準決勝では東芝と接戦を繰り広げました。5回には石飛智洋外野手(22)の同点に追いつくグランドスラムで応援席を沸かせましたが、惜しくも敗れてしまい、第2代表決定戦トーナメントに回りました。そこで順調に勝利を重ね、都市対抗本選出場の最後の枠をかけ、再び東芝と対決することになりました。このリベンジマッチで名門復活を証明できるかに注目が集まっています。

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