ドジャース、予想外の延長タイブレークで辛勝 山本由伸の奮闘も守護神がセーブ失敗で9勝目逃す

ドジャースは山本由伸投手(26)の素晴らしいピッチングで、延長タイブレークの末にジャイアンツを下しました。
山本は試合の序盤から2イニング連続で3者凡退を記録し、ゲームの流れを築きました。3回にはフレディ・フリーマン内野手(35)が適時二塁打を放ち、ドジャースが先制。さらに5回にはミゲル・ロハス内野手(35)のソロホームランで追加点を奪いました。
山本は5回まで相手を二塁にすら進ませない圧巻の投球。6回と7回にはランナーを二塁に進められましたが、いずれも2死二塁の場面でスプリットを使い空振り三振を奪いました。7回までを3安打2四球無失点7奪三振と最高の内容で投げ切りました。
8回はアレックス・ベシア投手(29)が無失点で抑えました。しかし、2-0で迎えた9回、守護神タナー・スコット投手(30)が登板するも、1死一塁から代打マトスに同点2ランを打たれ、山本の9勝目が消えました。
その後、予想外の形で延長タイブレークに突入しましたが、ドジャース打線が3点を奪い、そのリードを守り勝利を手にしました。
山本は今季最多タイとなる7回を91球投げ、3安打2四球無失点7奪三振と好投しました。最速は96.2マイル(約155キロ)を記録しました。
一方、大谷翔平投手(31)は、第1打席から左飛、四球、右前打、中飛の成績でした。
ドジャースは12日(同13日)の同戦で大谷が先発し、3回を1安打1四球無失点4奪三振と好投。8年ぶりとなる7連敗を9月17日以来ストップし、オールスター戦前の最後の試合を勝利で飾りました。