大栄翔と遠藤が休場、大栄翔の連続出場記録がついにストップ 遠藤は手術のため今場所全休

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大相撲の名古屋場所が間もなく始まる中、関脇の大栄翔(31歳)と、西前頭7枚目の遠藤(34歳、共に追手風部屋所属)が初日から休場することが決まりました。11日に日本相撲協会が名古屋のIGアリーナで行った取組編成会議で、彼らの初日および2日目の出場がないことが発表されました。部屋の師匠である追手風親方(元前頭大翔山)は、報道陣の電話取材において、大栄翔が右ふくらはぎの痛みで休場すること、そして遠藤が10日に右膝の手術を行ったことを明らかにしました。

7場所連続で三役に名を連ねた大栄翔は、名古屋場所の結果次第で大関昇進の可能性がありました。追手風親方は大栄翔の途中出場について「出られるようになるといいが、今後の回復次第」と述べ、慎重な姿勢を見せました。大栄翔は埼玉県草加市の部屋での稽古中に痛めた部位が快方に向かっていましたが、名古屋場所のために三重県四日市市に移動し、宿舎を構えての稽古中に再び悪化させました。「日が経てば筋肉が治って相撲が取れるようになる。まずはケガを治すことが先決。焦っても仕方ない」と親方は説明し、場合によっては全休の可能性も示唆しました。

大栄翔が全休または途中からの出場後に勝ち越せなければ、目標である大関昇進は振り出しに戻ります。令和の時代になってからも前頭4枚目までの番付を維持し続けていましたが、今回は大きく番付を落とす可能性があります。また、感染症の影響で部屋に陽性者が出て休場したケースを除いて、初土俵以来続いていた連続出場記録は1070回で途切れました。

遠藤は手術後に追手風親方へ「無事に終わりました」と電話で連絡がありました。手術は内視鏡ではなく開腹手術で行われたとのことで、今回は右膝のみでしたが、今後の状況次第では左膝の手術も検討される可能性があります。

今場所の全休は確定し、次場所での十両転落が濃厚です。追手風親方は「復帰には1、2カ月かかるでしょう。とりあえず次の場所を目指して頑張ります」と、9月の秋場所での復帰を目指しています。

また、十両の生田目も初日から休場することが決まっています。

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