【阪神】虎党の前で驚きの出来事…村上頌樹が2アウト無走者から7連打、6失点

0
202507110002133-w500_0

首位を独走する阪神が思わぬ落とし穴にはまり、2リーグ制以降の球団記録となる12連勝を逃しました。27歳の村上頌樹投手が甲子園で最下位のヤクルトを相手に、2回表で7連続ヒットを浴び、1イニングで6失点。その最後には、内山選手にプロ5年目で初の満塁ホームランを許しました。先発として2回での降板と6失点は自己ワースト記録。エースの予想外のKOにより、チームは50分の雨天中断を挟んだ長い試合で敗北しました。

   ◇   ◇   ◇

甲子園が一瞬で静寂に包まれました。12連勝を信じていた阪神ファンの目の前に、想像もしなかった光景が広がりました。2回表、ヤクルトの猛攻。阪神のエース、村上選手に7連打が浴びせられました。衝撃の1イニング6失点です。

「取るべきアウトを確保できず、相手の勢いを止めることができませんでした。序盤で大量失点を許してしまい、申し訳ないです」。降板後のコメントからも彼の無念さが伝わってきます。

1死一塁から、盗塁を試みた一塁走者の伊藤選手を捕手坂本選手が刺しました。走者はいなくなりました。しかし, 2アウト無走者から7番古賀選手、8番武岡選手に連続ヒットを許しました。2アウト一三塁。ここで9番投手ランバート選手の打球を村上選手がグラブで止められず、先制のタイムリー内野安打となったことが痛手でした。

1番岩田選手、2番太田選手も連続ヒット。2アウト満塁となり、3番内山選手にはカウント2-2からの147キロストレートを左翼席に運ばれました。プロ初の満塁被弾でした。

ヤクルトには6月27日の神宮で悔しい思いを味わわされました。3-0のまま迎えた7回裏、並木、オスナにホームランを打たれ、試合を振り出しにされました。7回3失点で勝ち星が遠のき、チームもサヨナラ負けを喫していました。

「(前回は)終盤粘れませんでした。でも甲子園は広いので、しっかり攻めるべきところは攻めていこうと思っています」。登板前のコメント通り、雪辱の場でしたが、結果は2回6失点で今季3敗目。再び唇をかむことになりました。

雨が強くなり、2回裏開始直前から50分間の中断、試合時間が4時間を超えました。6月28日のヤクルト戦から続いていた連勝もここで一旦小休止です。藤川監督は11連勝が止まったことについて、「今は次にやるべきことがあります。投手が2イニングとか複数投げているので、勝ち負けよりも考えるべきことがあります」と、次を見据えていました。首位独走は変わりません。冷静に仕切り直すだけです。【堀まどか】

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *