Day: July 11, 2025

【阪神】高橋遥人、甲子園に帰還 左手首の手術リハビリを完了し復帰

阪神タイガースの高橋遥人投手(29)が、今シーズン初めて1軍に合流しました。広島から甲子園に戻るチームに加わり、試合前の練習に参加しました。高橋投手は昨年11月、「左尺骨短縮術後に対する骨内異物(プレート)除去術」を受けました。6月に実戦復帰を果たし、3試合で合計9回を無失点で抑えました。今回の1軍登板は、昨年10月13日のCSファーストステージで行われたDeNA戦(甲子園)以来のことです。レギュラーシーズンの最終登板は、昨年9月23日の巨人戦(甲子園)でした。

【バドミントン】桃田賢斗が腰椎椎間板ヘルニア手術へ「皆様に早く元気な姿を」元世界ラ

バドミントン男子で元世界ランキング1位の桃田賢斗(30=NTT東日本)が自身の手術について報告しました。11日、彼のマネジメント会社が発表しました。桃田選手は腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けることになり、今後は競技に復帰するためにリハビリに専念する予定です。彼は次のようにコメントしています。「ここ数年、腰の不安を抱えながらプレーしてきました。しかし、NTT東日本のチームに貢献するだけでなく、日本全体でバドミントンの普及活動にもさらに貢献したいと思い、このタイミングで手術を決断しました。ファンの皆様に、1日でも早く元気な姿をお見せできるように全力を尽くします。」桃田選手は、4月にコーチの役割も担いながら現役を続ける意志を表明しました。彼は2018年に日本男子選手として初めて世界選手権を制覇し、世界ランキング1位に輝きました。そして翌年には世界2連覇を達成しました。

【巨人】元DeNA乙坂智「チャンスがあれば」練習に参加した阿部慎之助監督らにアピール

元DeNAの乙坂智外野手(31歳)は11日、川崎市にあるジャイアンツ球場で巨人の2軍練習に参加しました。外でのノックや室内練習場での打撃練習などを行い、入団に向けたテストの一環として、阿部慎之助監督(46歳)や吉村禎章編成本部長(62歳)らが彼の練習を見守りました。練習を終えた乙坂選手は、「日本に帰国してからは自分でグラウンドをお借りして練習を続けていたので、ある程度の動きができる状態です」とコメントしました。彼は6月28日にマリナーズ傘下の3Aチーム・タコマを自由契約となり、約1週間前に帰国。「本気でメジャーリーグ昇格を目指していましたが、日本に帰るということは、その夢を一旦諦めることを意味します。それでも、野球選手として必要としてくれる球団からチャンスをいただけるなら、最初に声をかけてもらったので、自分の全ての力を発揮したいと思い帰国しました」と心境を語りました。巨人については「伝統と歴史があり、選手も指導者も非常に洗練されています」との印象を語り、「海外では毎日全力で取り組まなければならない環境でした。もし契約していただけるなら、その姿勢を日本でも続けていきたい」と意気込みを見せました。阿部監督は「想像以上にしっかり動けていました。彼がいろんな国で頑張っているのは知っていたので、戦力になってくれるかもしれないと思っています」と評価しました。乙坂選手は強打の左打ち外野手で、2022年にDeNAを退団後、海外での出場機会を求めて活動。今年5月にマリナーズとマイナー契約を締結しましたが、6月28日に自由契約となりました。

日本選手権男子400m“1着” 佐藤風雅の失格めぐり所属ミズノが日本陸連に質問状を送付

陸上日本選手権最終日の6日に行われた男子400メートル決勝で失格になった佐藤風雅(29)の所属先であるミズノが、日本陸連に対して「お伺い」として質問を送付していることが11日、分かった。世界選手権東京大会の代表選考を兼ねた同レースで、佐藤は45秒28の1着でフィニッシュ。しかし左足が内側のラインを踏み越えたとして、失格となった。0秒01差で2着だった今泉堅貴が繰り上がって優勝となった。ミズノは失格の判定と、その経緯について、確認を求めて、日本陸連に書面で問い合わせをした形だ。日本陸連の平野了事業部長は、ミズノから問い合わせがあったことを認めた上で「当日の審判というか、担当とのやりとりについて、確認がきています。問い合わせをいただいているので、それぞれを確認した上で、きちんとお答えすべきと考えています」とした。佐藤はパリ五輪にも出場した実力者。3大会連続の世界選手権代表がかかった日本選手権において、1着と失格では、天と地ほどの差がある。平野事業部長は、ミズノが最終結果に納得しているのか、という質問について「そこも含めて、すべてを納得してくれるか、どうかはわからないです。正直。まずはいただいている質問に対して、丁寧に答える、ということがファーストステップと思います」とした。

大栄翔と遠藤が休場、大栄翔の連続出場記録がついにストップ 遠藤は手術のため今場所全休

大相撲の名古屋場所が間もなく始まる中、関脇の大栄翔(31歳)と、西前頭7枚目の遠藤(34歳、共に追手風部屋所属)が初日から休場することが決まりました。11日に日本相撲協会が名古屋のIGアリーナで行った取組編成会議で、彼らの初日および2日目の出場がないことが発表されました。部屋の師匠である追手風親方(元前頭大翔山)は、報道陣の電話取材において、大栄翔が右ふくらはぎの痛みで休場すること、そして遠藤が10日に右膝の手術を行ったことを明らかにしました。 7場所連続で三役に名を連ねた大栄翔は、名古屋場所の結果次第で大関昇進の可能性がありました。追手風親方は大栄翔の途中出場について「出られるようになるといいが、今後の回復次第」と述べ、慎重な姿勢を見せました。大栄翔は埼玉県草加市の部屋での稽古中に痛めた部位が快方に向かっていましたが、名古屋場所のために三重県四日市市に移動し、宿舎を構えての稽古中に再び悪化させました。「日が経てば筋肉が治って相撲が取れるようになる。まずはケガを治すことが先決。焦っても仕方ない」と親方は説明し、場合によっては全休の可能性も示唆しました。 大栄翔が全休または途中からの出場後に勝ち越せなければ、目標である大関昇進は振り出しに戻ります。令和の時代になってからも前頭4枚目までの番付を維持し続けていましたが、今回は大きく番付を落とす可能性があります。また、感染症の影響で部屋に陽性者が出て休場したケースを除いて、初土俵以来続いていた連続出場記録は1070回で途切れました。 遠藤は手術後に追手風親方へ「無事に終わりました」と電話で連絡がありました。手術は内視鏡ではなく開腹手術で行われたとのことで、今回は右膝のみでしたが、今後の状況次第では左膝の手術も検討される可能性があります。 今場所の全休は確定し、次場所での十両転落が濃厚です。追手風親方は「復帰には1、2カ月かかるでしょう。とりあえず次の場所を目指して頑張ります」と、9月の秋場所での復帰を目指しています。 また、十両の生田目も初日から休場することが決まっています。

【高校野球】楽天田中雅彦コーチの長男が初登板、明大中野・俐希「球界代表する投手に」/東東京

明大中野のエースである田中俐希投手(3年)は、楽天の田中雅彦コーチ(43)の長男で、この試合で初めてマウンドに上がりました。試合は8点リードの8回から登板し、ヒット1本のみで、無失点に抑えてコールド勝ちを収めました。先頭打者の8番に対して、カウント1ボールからの2球目をセンター前に打たれましたが、田中投手は「石和田がこの状況を作ってくれたので、自分もエースとして応えなければならない。今日はストレートで勝負する」と、冷静に対応しました。最速145キロの速球を武器に、無死一塁の状況から三ゴロ、二ゴロで相手打線を封じ込めます。さらに2死二塁の場面では、力強い投球で三邪飛に打ち取ることに成功しました。彼の父、田中雅彦コーチはPL学園(大阪)で2年の夏に甲子園で、横浜(神奈川)と延長17回におよぶ歴史的な試合を経験した選手で、プロ野球ではロッテとヤクルトで捕手として活躍しました。俐希投手も父の背中を追って、小学1年生から野球を始め、「尊敬できるところがたくさんあるし、目指していきたい」と話しています。将来有望なこの右腕は、大学を経てプロ入りを目指しており、「球界を代表する大投手になって、大きな夢を追い求めていきたい」と力強く誓いました。この夏が俐希投手にとって最後の大会であり、チームの悲願である甲子園出場を置き土産にすることを目指しています。【泉光太郎】

そりゃ強いわ!2位と9・5差で独走阪神のリーグ1位の数字の数々 防御率、失点…【投手編】

阪神タイガースは11連勝を成し遂げ、2位の巨人や3位のDeNA、そして広島に対して今季最大となる9.5ゲームの差を付け、セ・リーグで独走状態に入った。 現在、阪神は貯金18を計上しており、一方で2位に位置している巨人や3位の広島、そしてDeNAはそれぞれ借金1となっている。結果として、阪神を除いた全てのチームが負債を抱える形となった。 交流戦が終了した時点では、2位のDeNAと広島には3.5ゲーム差、そして4位の巨人とは4.5ゲーム差があったが、一気に差を広げた形だ。 様々なデータが阪神の圧倒的な強さを物語っている。チーム防御率は驚異の1点台を記録し、リーグトップの1.92を叩き出している。175失点はリーグで最も少なく、被打率は.221で、被本塁打17もリーグ最少である。 これまでの試合数がリーグ最多タイの82試合であるにもかかわらず、与四球は186でリーグ最少、与死球は19、本塁打を除く被安打数602もリーグ最少タイという、投手陣の突出した安定感を示している。

菅野智之6回3失点で7勝目「両親の前で勝ちたかったですし、いい姿を見せたかった」/一問一答

オリオールズ先発の菅野智之投手(35)が、6回4安打3失点3四球(1敬遠)2奪三振と粘りの投球で、今季7勝目(5敗)を挙げた。クオリティースタートは6月3日以来、約1カ月ぶりだった。チームはダブルヘッダーをスイープした。試合後は、現地中継局MASNなどメディアの囲み取材で登板を振り返った。今日の登板に向けて何か修正したか「とにかくボールを低めに集めようということを意識して投げました」-両親が観戦に来ていたことがモチベーションに?「うーん、やっぱり両親の前で勝ちたかったですし、いい姿を見せたかったので、プラスアルファで力になったと思います」-投球フォームで調整した点は「体重移動の時間を長くしようっていうふうに、考えてやっていましたけど。とにかく低めに投げようっていうことで、メカニックの方にもいい作用があったと思います」-直球の球速もいつもより出ていたが体重移動の影響「それもあると思いますし、ここ数登板うまくいかなかったですけど、フレンチ(投手コーチ)だったり、いろんな人と相談しながらやってきた結果が、今日こういう形でつながったと思います」-今まででこの1カ月のような苦戦は経験しなかったと思うが、どう乗り越えた「うーん、まあ、ここまで打たれたことはなかったんですけど、どんな、つらい時期も乗り越えてきたので、とにかく自分を疑わないこと、自分自身をしっかり信じるということだけは、それだけは念頭に置いてやってきました」-ベーカー投手が今日トレードに出されたが、チームにまだ望みがあると思う「こういう強い相手でも勝ち越せるチーム力があると思いますし、この1カ月くらいですけど強いチームの戦い方ができているので、僕はまだ全然チャンスがあると思います」【動画】菅野智之が7勝目! 帽子を上げあいさつ 原辰徳氏がスタンド観戦

新横綱大の里、初日は小結欧勝馬と対戦 豊昇龍は苦手の高安 大栄翔、遠藤が休場/取組編成会議

日本相撲協会は11日、名古屋場所(13日初日)に向け、名古屋市のIGアリーナで取組編成会議を開き、初日の取り組みを決定しました。2場所連続優勝中の大の里は、新横綱として、まず新三役の小結欧勝馬と対戦することが決まりました。大の里は日体大時代、欧勝馬の先輩にあたり、過去の対戦成績は2戦2勝と有利です。初日の取り組みとともに、2日目の対戦相手もこの日のうちに発表されます。3場所目の横綱である豊昇龍は、苦手な高安との対戦が決まりました。高安との対戦成績は、相手の不戦勝と不戦敗を除き、過去1勝9敗と分が悪いです。横綱として初の優勝を目指す豊昇龍にとって、いきなりの難敵との対戦となります。大関の琴桜は、東前頭筆頭の安青錦と対戦することが決まりました。また、関脇の大栄翔と前頭の遠藤が、初日から休場することが発表されました。

「1点覚悟の大谷封じ」満塁で四球…不振のベッツ、フリーマンの完全復調が待たれる/Nobu’s Eye

【ミルウォーキー(米ウィスコンシン州)9日(日本時間10日)=斎藤庸裕】ドジャースの大谷翔平(31)の打撃力が最低限に抑えられ、チームは6年ぶりに6連敗を喫しました。ブルワーズ戦に「1番・指名打者」として出場した大谷は、3打数無安打でした。5回2死満塁から押し出し四球で1打点を挙げましたが、2番のムーキー・ベッツ(32)の不振が続いており、打線のつながりに欠けました。チームは延長10回にサヨナラ負けし、アストロズ戦に続いて2カード連続でスイープ(全敗)されました。MLBでの大谷の密着取材歴が8年目になる斎藤庸裕記者が、コラム「Nobu’s Eye」で詳しく解説します。   ◇   ◇   ◇大谷はバットを振ることがありませんでした。甘いボールは来なかったのです。0-0の5回2死満塁での第3打席、左腕キンタナと対戦し、4球連続でボールがきて押し出し四球を選びました。先制点を得て流れを掴みかけましたが、続く2番のベッツが初球を失敗し、右飛で凡退。チャンスを生かせず、打線が途切れました。試合後、ブルワーズのマーフィー監督が振り返りました。「(大谷の)後ろにいるベッツは毎年MVP候補の素晴らしい打者ですが、今は思うようなスイングができていない。ある意味、ギャンブルをするべき時もあります。キンタナはベテランの投手で、ダメージを最小限に抑える投球を心得ています。歩かせたくなかったと思いますが、より大きなダメージを避けるために1点だけを選んだのでしょう」大谷は一振りで流れを変える力があります。もし適時打を打たれたら2点、本塁打なら4点入り、ブルワーズにとっては最悪の展開となる可能性もありました。終盤まで僅差なら強力な救援陣が控えており、勝機はあると言えます。ただし、大谷のような強打者を相手に2死満塁で勝負を避けるのはセオリーに反します。結果的にですが、ブルワーズは1点に抑えるリスクヘッジで有利な展開を得ました。前日、大谷は新人の剛腕ミジオロウスキーから先頭打者本塁打を決めていました。まだ本調子ではないものの、一発が怖いのは確かです。一方で、後続のベッツ、フリーマンの不振が続けば、敬遠とはいかなくても勝負を避ける配球をされる可能性があります。マーフィー監督のコメントを参考にすると、ゾーンの角を狙って投げたキンタナは「1点覚悟の大谷封じ」で四球を出し、ベッツとの対決というギャンブルを選んだと考えられます。3連戦、ブルワーズは計28イニングでわずか4失点。マーフィー監督は投手陣の好投に「素晴らしかった。ドジャースはベストメンバーではなかったが、先発陣は見事だった」と語りました。一方6年ぶりの6連敗を喫したドジャース。ベッツの打率は2割4分6厘、フリーマンの打率は5月終了時点の3割7分4厘から2割9分9厘まで落ち込んでいます。大谷の力を最大限に生かすためにも、両者の完全復活が待たれます。