【巨人】元DeNA乙坂智「チャンスがあれば」練習に参加した阿部慎之助監督らにアピール

元DeNAの乙坂智外野手(31歳)は11日、川崎市にあるジャイアンツ球場で巨人の2軍練習に参加しました。外でのノックや室内練習場での打撃練習などを行い、入団に向けたテストの一環として、阿部慎之助監督(46歳)や吉村禎章編成本部長(62歳)らが彼の練習を見守りました。
練習を終えた乙坂選手は、「日本に帰国してからは自分でグラウンドをお借りして練習を続けていたので、ある程度の動きができる状態です」とコメントしました。
彼は6月28日にマリナーズ傘下の3Aチーム・タコマを自由契約となり、約1週間前に帰国。「本気でメジャーリーグ昇格を目指していましたが、日本に帰るということは、その夢を一旦諦めることを意味します。それでも、野球選手として必要としてくれる球団からチャンスをいただけるなら、最初に声をかけてもらったので、自分の全ての力を発揮したいと思い帰国しました」と心境を語りました。
巨人については「伝統と歴史があり、選手も指導者も非常に洗練されています」との印象を語り、「海外では毎日全力で取り組まなければならない環境でした。もし契約していただけるなら、その姿勢を日本でも続けていきたい」と意気込みを見せました。
阿部監督は「想像以上にしっかり動けていました。彼がいろんな国で頑張っているのは知っていたので、戦力になってくれるかもしれないと思っています」と評価しました。
乙坂選手は強打の左打ち外野手で、2022年にDeNAを退団後、海外での出場機会を求めて活動。今年5月にマリナーズとマイナー契約を締結しましたが、6月28日に自由契約となりました。