【阪神】連勝11でストップ…2リーグ制後の球団新記録には届かず 雨で50分間の中断を含む4時間超試合

阪神タイガースの連勝記録が11で止まり、2リーグ制採用後の球団新記録となる12連勝にはあと一歩届かなかった。黒星を喫したのは、6月27日のヤクルト戦(神宮)以来となる。それでも首位を維持し、2位の巨人との差は8.5ゲームで、リーグの貯金を独占している状態に変わりはない。
先発した村上頌樹投手(27)は、自己最短の2回で降板し、自己ワーストとなる6失点を喫して今季3敗目を記録した。2回1死から7連打を浴び、この回だけで一挙に6点を失う。特に、2死満塁からヤクルトの内山選手に左翼スタンドへプロ初の満塁本塁打を許した。
試合は降雨の影響で、2回裏開始前に約50分間中断。その後、阪神は反撃に出た。
4回の反撃では、6点を追う状況で森下翔太外野手(24)と佐藤輝明内野手(26)が連続ヒットで無死一、三塁のチャンスを作り、大山悠輔内野手(30)がセンター前ヒットでさらに打線を繋げた。無死満塁の場面で小幡竜平内野手(24)が左前に適時打を放ち、1点を返す。
続く5回には、ヤクルト先発のランバート投手が3連続四球を出し、大山の犠牲フライで1点を加えたが、追い上げはここまでで終わった。
11連勝中の阪神にとっては一息つく形となったが、50分間の雨天中断があったため試合時間は4時間以上に及んだ。7月4日のDeNA戦(横浜)から続いていた2ケタ安打の記録も6試合でストップした。