【巨人】桑田真澄2軍監督、6回3失点の田中将大の投球内容にコメント「マー君に伝えたいことは…」

巨人の田中将大投手(36)は、2軍調整後に8度目の登板に臨みました。6回で76球を投げ、5本のヒットを許し5奪三振、3失点でした。最速は147キロを記録しました。初回に1アウト三塁から、3番打者の仲三河に右前適時打を浴び、先制点を献上。さらに4番の村田には左翼スタンドへの2ランを許し、合計3失点となりました。しかし、2回以降はテンポの良い投球で無失点に抑え試合を作りました。
桑田真澄2軍監督(57)は、この日の田中将大の投球について、「現在取り組んでいることがそのまま出たというか、甘い球は打たれるし、しっかり構えたところに投げれば抑えられるということ」と述べました。そして続けて、「とは言っても、ピッチャーが常に完璧なコントロールで投げることは不可能なので、マー君に大切なのは大胆さと丁寧さ。例えば、打者が打ってこないと思えば大胆に甘めでストライクを狙い、打ってくると思えばストライクから外れるボール球で誘ったり、四隅を狙って空振りやファウルを狙う。そうした効果的な投球が重要だという話を常にしています」と説明しました。
さらに収穫面についても言及し、「今日は良いスプリットが見られました。前回は良いスプリットがほとんどなかったですが、今日は素晴らしいスプリットが何球か出ました。それを増やしていくことが重要です。カーブ、スライダー、カットも良かったと思いますし、ストレートも大城卓三の構えたところに投げられればアウトを取ることができていました」と評価しました。