【なでしこジャパン】台湾に4-0で快勝!矢形、滝川、高橋が活躍し、オウンゴールも加わりE-1選手権3連覇に向けて白星スタート

東アジアE-1選手権で3連覇を目指す日本女子代表、なでしこジャパン(FIFAランキング7位)は台湾代表(ランキング42位)に4-0で勝利し、見事なスタートを切りました。
前半戦ではFWの矢形海優(マイナビ仙台)とMFの滝川結女(新潟)が得点し、後半にはDFの高橋はな(三菱重工浦和)がさらにゴールを決め、台湾のオウンゴールもありました。次の試合は13日にホスト国韓国と対戦します。
ニールセン監督はDF登録の高橋を1トップに配置し、FW登録の矢形を左サイドバックに起用するという攻撃的な4-3-3の布陣を採用しました。また、エバートン移籍が決定しているDFの石川璃音は右CBでディフェンスラインを統率しました。対する台湾の先発メンバーには、日本育ちのMF松永早姫(台湾・新北航源FC)が名を連ねました。
序盤から敵陣で試合を進めたなでしこジャパンですが、初戦ということで少し緊張が見受けられ、連携に乱れがありました。しかし、試合が進むにつれて落ち着きを取り戻し、組織的な崩しからチャンスを作りました。先制点は前半22分にMF成宮唯(INAC神戸)のパスを受けた右ウイングの愛川陽菜(INAC神戸)が折り返し、最後に矢形が押し込みました。
その勢いのまま、前半25分には愛川のスルーパスに反応した成宮が鋭い折り返しを送り、相手選手がクリアに失敗し、滝川が右足で蹴り込み2点目を奪いました。
後半3分には中盤でのボールカットからFW山本柚月(日テレ東京V)の浮き球パスを受けた高橋が、胸トラップから前に進み、右足アウトで流し込んでチームの3点目を決めました。
後半25分にはFW中嶋淑乃のパスを受けたMF吉田莉胡が左サイドからクロスを入れると、台湾選手がクリアミスしオウンゴール。4点目となりました。
後半29分、右DF遠藤優がベンチに下がり、高橋がそのポジションに入りました。ニールセン監督の柔軟な采配により、FWとDFの異なるポジションを巧みにこなしました。
4点リードのまま危なげなく試合を終了し、WEリーグ勢を主体とする国内組で臨んだ中、圧倒的な力の差を見せつけました。