【ロッテ】逆転勝利ならず 吉井監督「益田の苦手なマルティネスが出てくるのわかってたが…」

ロッテは懸命に戦ったものの、延長戦の末、逆転勝利を果たせませんでした。
4-4で迎えた延長11回、7番手として益田投手がマウンドに上がりました。2アウト2塁の場面で申告敬遠策により万波を歩かせましたが、その直後に代打のマルティネスに右前打を許し、決勝点を取られてしまいました。吉井監督は試合後に、「益田の苦手な万波とマルティネスが来ることは想定内でしたが、どちらかで勝負する策を選びました。塁を埋めた方がアウトを取る確率が高まると判断したので、その戦術を取りました」と述べ、選手たちの努力を評価しつつ、自らの采配についても責任を感じている様子を示しました。
10回にはサヨナラのチャンスがあり、先頭の友杉選手がヒットで出塁しましたが、続く藤原選手が併殺打に終わりました。吉井監督は、「必ずしもバントを選ぶ必要があるわけではない。我々の打順で1番と2番はヒットを打てる可能性が高いと思って、迷わずヒッティングを選びました」と語りました。11回にも無死1、2塁のチャンスが到来しましたが、西川選手がフライに倒れました。代打の岡選手が犠牲フライでランナーを進めて2アウト1、3塁までいきましたが、角中選手がファーストゴロで抑えられました。指揮官は「11回の西川もランナーが2塁に行っているので、ヒットが出れば問題なし。バントしても必ず得点に結びつくわけではありません。時には逆の結果もあり得ます。それも含めてこちらの作戦でした。選手たちはよく頑張ってくれました」と振り返りました。
6回には3点差を追いつく執念を見せ、首位の日本ハムを追い詰めましたが、あと一歩のところで勝利を逃しました。