Day: July 5, 2025

【陸上】久保凛、日本新記録で2連覇「とても嬉しい」初の世界選手権へ一歩前進/日本選手権

日本記録保持者である久保凛選手(17歳、東大阪大学敬愛高)は1分59秒52の日本新記録で2連覇を達成しました。昨年7月に自身が樹立した日本記録を0秒41更新しました。9月に開催される世界選手権東京大会の参加標準記録(1分59秒00)にはわずかに届かず、今回は内定を得ることはできませんでしたが、代表入りに大きく近づきました。久保選手は「標準記録を切れなくて悔しい」としながらも、「1年ぶりに納得のいくレースができた。率直に言うと、とても嬉しい」と微笑みました。初の代表入りが有力な自国での世界選手権に「ワクワクしています。出場できれば入賞を目指したい」と意欲を見せました。久保選手は高校3年生となった今シーズンも好調を維持。5月の静岡国際では2分0秒28で9月の世界選手権東京大会の開催国枠エントリー設定記録を0秒71上回り、同月のアジア選手権では2分0秒42で銀メダルを獲得しています。6月13日の近畿高校総体では、専門外の1500メートルで高校歴代2位の4分11秒07を記録し2連覇。小林祐梨子選手が2006年に記録した従来の大会記録(4分14秒39)を19年ぶりに更新しました。◆久保凛(くぼ・りん)2008年(平成20年)1月20日生まれ、和歌山県有田川町出身。小学1年生でサッカーを始め、串本JFCでプレー。高学年の頃、地元の駅伝大会で区間新記録を樹立し、潮岬中で陸上を始める。中学3年時、全国中学校体育大会800メートルで優勝。2023年に東大阪大学敬愛高に進学し、同年から全国高校総体で2連覇を果たす。サッカー日本代表の久保建英選手はいとこ。憧れの選手は田中希実選手。身長167センチ。

【ラグビー】ウェールズに12年ぶり勝利を収めた日本、リーチ主将「後半の自信が勝利を引き寄せた」

世界ランキング13位の日本代表が12位のウェールズ代表を打ち負かしました。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(65)による第2期政権の2年目での最初の試合で、逆転勝利を収めました。これまで1勝13敗と苦戦を強いられてきた相手から、12年ぶりの勝利です。日本チームの主将でフランカーを務めるリーチ・マイケル(36=東芝ブレイブルーパス東京)は「後半に走れる自信がありました。日本代表らしいプレーをできて勝てて良かったです」と喜びを語りました。前半は苦しい状況が続きました。4分には先制点を許し、16分にFB松永拓朗(26=東芝ブレイブルーパス東京)がトライを挙げたものの、負傷で3分後に交代となりました。投入された中楠一期(25=リコーブラックラムズ東京)がその直後のプレーで、ゴールエリアでボールに手をかけたと判定され、認定トライで7-14の劣勢に。再びトライを許し、7-19で前半を終えました。しかし、後半は無得点の時間が続く中で59分に得点を重ね、13フェーズにわたる攻撃の末に中楠が左隅にトライを決めました。自らが犯した反則地点での飛び込みは反撃の合図でした。24分には李がペナルティゴールを決めて17-19と接近、30分にはモールからハラトア・ヴァイレア(26=クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)がトライし、24-19と逆転して勝利を収めました。ジョーンズ体制の昨季は4勝7敗と苦戦しました。今季は12月に予定される27年ワールドカップオーストラリア大会の組み分け抽選を控えており、良い結果が求められています。この試合に向けた会見でジョーンズHCは「結果が一番大事」と述べていましたが、見事にランク上位の相手との貴重な初戦を制しました。ウェールズからの勝利は、13年6月15日の第1次ジョーンズ政権(23-8、東京・秩父宮ラグビー場)以来の快挙です。今季の開幕会見で指揮官は「自信を持ってW杯に進んでいけた」試合としてこの勝利を振り返りました。先月28日にJAPAN XVとして臨んだマオリ・オールブラックス戦では20-53と大敗。防御に課題があるとされていましたが、改善の兆しが見えました。次の試合は12日に兵庫・ノエビアスタジアム神戸で再びウェールズと対戦します。2連戦の結果次第では、ジョーンズHCの進退問題に発展する可能性もあるため、結果を意識し戦いました。2連勝で不安を払拭したいところです。【飯岡大暉】

【陸上】17歳の久保凛が日本新記録を樹立し、女子800mで2連覇達成 高校3年生が貫禄の日本一/日本選手権

日本記録保持者の久保凛さん(17歳、東大阪大敬愛高等学校)が1分59秒52という日本新記録を樹立し、2連覇を達成しました。この種目での連覇は、2017年・2018年の北村夢さん以来の快挙です。 久保さんは、高校2年生だった昨年6月の日本選手権で初優勝し、注目を集めました。同じ年の7月には日本女子で初めて2分を切る1分59秒93という記録をマークし、19年ぶりに日本記録を更新しました。 高校3年生になってからも好成績を次々と出しており、今年5月の静岡国際では2分0秒28のタイムで9月に開催される世界選手権東京大会の開催国枠エントリー基準タイムを0秒71上回り、同月のアジア選手権でも2分0秒42で銀メダルを獲得しました。 6月13日の近畿高校総体では専門外の1500メートルに出場し、高校歴代2位となる4分11秒07で2連覇を成し遂げました。これは、2006年に小林祐梨子さんが打ち立てた従来の大会記録(4分14秒39)を19年ぶりに更新する素晴らしい内容でした。 ◆久保凛(くぼ・りん)2008年(平成20年)1月20日生まれ、和歌山県有田川町出身。小学1年生でサッカーを始め、串本JFCでプレー。高学年の頃に地元の駅伝大会で区間新記録をマークし、その後潮岬中学校で陸上を開始。中学校3年生の時に全国中学校体育大会800メートルで優勝。2023年に東大阪大敬愛高等学校に進学し、同年から全国高校総体で2連覇を達成。サッカー日本代表の久保建英選手はいとこにあたり、憧れの選手は田中希実さん。身長167センチ。

ロバーツ監督「速やかに忘れ去りたい試合」ホームゲームで過去最悪の17点差敗北 大谷は連続無安打

ドジャースはホームで歴史的な敗北を経験しました。序盤から投手陣が崩れ、合計18失点を喫しました。17点差という大敗は、ホームゲームでの過去最悪の結果です。「1番DH」として出場した大谷翔平投手(30)は、3打数で安打を記録できず、2試合連続でヒットがありませんでした。先発した右腕のカスペリアス投手は3回までに9安打6失点し、3番手のデービス投手は6回に10失点を許し、アストロズ打線の勢いを止めることができませんでした。ドジャースが1イニングで10得点以上を許したのは、1999年4月23日のカージナルス戦以来のことです。ドジャースにとっては、恥ずべき記録が続きました。デーブ・ロバーツ監督(53)は試合後、「この試合は速やかに忘れ去りたい。ポジティブな結果は何もなかった。ただ、勝った試合で救援陣を休ませることができたことで、残り2試合を勝ち越すための良い状況を作ることができた」と冷静に振り返りました。

大谷翔平が打球をかかとに直撃、アストロズ先発「足が痺れて感覚がなかった」

「1番指名打者」で試合に出場したドジャースの大谷翔平選手(30)は、3打数無安打で2試合連続でヒットがありませんでした。チームは今シーズン最悪となる18失点を喫し、17点差での大敗という結果はホームでは球団史上で最悪となりました。 大谷選手は3回2アウトの第2打席で、アストロズ先発の右投手マクラーズのナックルカーブを捉え、鋭いライナー性の打球を放ちました。この打球がマクラーズ投手のかかと近くに当たり、跳ね返ったボールを遊撃手が直接キャッチするという珍しいプレーでアウトとなりました。 マクラーズ投手は試合後、「オオタニは素晴らしい打者です。2018年から彼と対戦してきましたが、正直、いつも彼との対戦は気が進まないです。いいボールを投げたと思ったのですが、彼はそれを見事に打ち返しました」と大谷選手を称賛しました。打球が当たった瞬間については、「少し足が痺れて感覚がなくなりました。おそらく神経に当たったのでしょうが、足首の骨に当たったわけではなく、かかとに当たってラッキーでした。少し痛みもありましたが、投球には支障ありませんでした」と少し安堵した様子で語りました。

【高校野球】二松学舎大付、5回13点でコールド勝ち センバツに続く開幕戦快勝/東東京

東東京の二松学舎大付が、5回コールドでスタートを切りました。春のセンバツに続いて開幕戦に登場し、両国に対して大勝を収めました。初回から打線が連携を見せ、永尾愛蓮捕手(3年)の先制3点適時三塁打を含む打者12人の猛攻で、一挙に8点を奪いました。さらに2回に3点、3回に2点を追加し、点差を広げました。先発の川島連十投手(1年)は、130キロ台後半のストレートを中心に打者を抑え、無失点で切り抜けました。ショートを守る納崎塁斗選手(1年)も活躍し、1年生が揃って初戦の勝利に貢献しました。センバツに続いて、開幕戦でも重要な役割を果たしました。

【ラグビー】ウェールズ戦のハーフタイムを5分延長、午後2時開始&30度超の暑さに備えた熱中症対策

日本ラグビー協会は4日、5日に予定されている午後2時キックオフのウェールズ戦についての試合規則を発表しました。ワールドラグビー(WR)が提示する暑熱対策のガイドラインに従い、両チームで協議の結果、熱中症のリスクを考慮して下記の変更点を設けました。 <1> ウォーターブレイク 前半20分および後半60分で、3分間のウォーターブレイクを実施します。 <2> ハーフタイムの延長 当初15分間とされていたハーフタイムを5分延長し、20分間とします。 試合の開始時刻である午後2時には、北九州市の気温が30度を超えると予想されています。エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(65)は試合の2日前の会見で、「厳しい暑さの中での試合となり、どちらのチームにとっても困難なものになると思う。適応できた方が勝利するだろう」と予測しています。 なお、12日に神戸で行われる第2戦も午後2時50分キックオフが予定されていますが、現時点では同様の措置をとるかどうかは未定です。

メジャーが熱い!1位マリナーズ・ローリーが2発、2位ヤンキース・ジャッジも負けじと32号

ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(33)が、今季32号ソロを放ち、メジャートップの35本塁打をマークするマリナーズのカル・ローリー捕手(28)を追いかける。1回無死、先頭打者本塁打を放ったドミンゲスに続き、2者連続本塁打となる32号ソロを左中間席に運んだ。この日、メジャートップのマリナーズ・ローリーが衝撃の1試合2発をマーク。メジャー2位のジャッジも負けじと、32号アーチを放った。メジャートップは、35本塁打のマリナーズのカル・ローリー捕手(28)で、その差は3本。ナ・リーグの本塁打争いでは、ドジャース大谷翔平投手(30)が30本塁打でトップをキープした。両リーグの本塁打争いのトップ3は以下の通り。◆ア・リーグ本塁打争い(トップ3)1位 ローリー(マリナーズ) 35本2位 ジャッジ(ヤンキース) 32本3位 カミネロ(レイズ) 21本3位 グリーン(タイガース) 21本◆ナ・リーグ本塁打争い(トップ3)1位 大谷翔平(ドジャース) 30本2位 スアレス(ダイヤモンドバックス) 28本3位 シュワバー(フィリーズ) 26本

【クラブW杯】チェルシー、OGで4強進出!パルメイラス18歳のエステバンからの手痛い一撃も

イングランドのチェルシーはブラジルのパルメイラスを2-1で下し、4強進出を果たしました。試合開始からチェルシーが主導権を握り、早々に先制点を挙げました。前半16分には、イングランド代表のMFパーマーがDF間でボールを受けてから、自らボールを運びました。FWデラップの動きをおとりにし、左足でシュートを決める見事な個人技を披露しました。その後も試合を優位に進める中、後半8分に今夏チェルシーに加わった18歳のブラジル代表FWエステバンからの攻撃で失点を許してしまいました。右サイドのポケットでエステバンがパスを受けると、DFコロウィルが素早く対応しましたが、エステバンは縦に抜け出し、ニアサイドから精度の高いシュートを決めて同点に追いつかれました。試合は拮抗し、延長戦がちらつく中、後半38分にラッキーにも勝ち越し点を得ました。左のショートコーナーを起点に短くパスをつなぎ、左からDFギュストがゴール前へ低いクロスを送ると、相手選手の足に当たって軌道が変わり、GKウェヴェルトンが反応できずそのままゴールに。記録上はオウンゴールとなりました。この1点を守り抜き、チェルシーはベスト4に進出しました。日本時間9日午前4時に開催される準決勝では、フルミネンセ(ブラジル)との対戦が待ち構えています。

吉田正尚、傘下マイナーリーグの3試合目でリハビリ出場、4打数1安打。試合前には一塁で守備練習

レッドソックスの外野手、吉田正尚選手(31)は、傘下2Aポートランドでのニューハンプシャー戦に出場し、リハビリ中の3試合目を迎えました。4打数1安打となり、これで2試合連続でヒットを放ちました。この日は「2番DH」として出場し、試合の5回、2アウト1塁で迎えた第3打席で右前へのヒットを記録しました。初回の1アウト1塁の第1打席はピッチャーゴロ、4回の先頭打者として迎えた第2打席はセカンドゴロ、7回の先頭打者での第4打席はレフトフライで、8回には代打を送られ交代となりました。結果は4打数1安打、1得点でした。昨年10月に右肩の手術を受けた吉田選手は、シーズン開幕から負傷者リストに入っていました。外野手として投球に不安が解消されるまで時間が必要だったため、今月2日から傘下3Aウースターでリハビリ出場を開始しました。今回が3試合目で、2Aでの試合はこれが初めてです。現地メディアの記者、ジョシュ・ベル氏によると、この日も試合前に一塁でノックを受ける練習を行っていたとのことです。